公開日 2023/08/23
ブログをアップするのを忘れていました。
生徒が話していたので記事を書きます。
また入試制度が変わります。
長崎県立高校の入試が2025年度入試、つまり2023年8月時点の中学2年生から変わります。
どう変わるかはこちら→令和7年度長崎県公立高等学校入学者選抜制度の改善方針
変化を一言で表せば、
「学力重視になった」
現在の制度では、この資料→学校・学科・コース別募集定員、実施内容等一覧
を見ていただければ分かるとおり、前期選抜、いわゆる推薦入試で入学する生徒が多いです。
諫早高校ならば募集160人に対して40人(25%)、諫早商業商業科だとの募集160人に対して96人(60%)が前期選抜定員です。
2025年からは、推薦入試(特別選抜という名前になります)の定員割合が15%以下になります。
それに対して一般選抜は85%。
一般選抜の方は5教科の試験が課されます。
ここからは私の感想と妄想の世界です。
もうひしひしと伝わってきますよ。
推薦に期待せずに5教科全部勉強してね!!
っていう教育委員会からのメッセージが。
リンク先の改善方針には、
変化の激しい社会で活躍できる人材の育成が重要と書いてありますが、
それは表向きの表現であり、
本当のところは、
ちょっと高校生学力低すぎだから中学生のうちからちゃんと勉強してね。
ということではないでしょうか。
高校の先生たちが嘆いてるんだと思います。
そもそも、
変化の激しい社会に最も対応できていないのが学校制度であり公機関なんですけどね。
(教育委員会が悪いと言っているわけではありません。構造上変化が苦手なのが当然だからです。)
説得力はありません。
変化の激しさに適応するには、芯を持つことが重要ではないでしょうか。
それはともかく、
中学生の皆さんにしっかり5教科の勉強を頑張らせたいということです。
学力の2極化を嫌うのでしょうか。
ならば公立の中高一貫をなくせば良いと思うのですが。
勉強が得意な子どもを一か所に集めてしまうと、その他の中学のレベルは当たり前ですが下がります。
いや、想像以上に下がります。
出来の良い子がいてクラスを引っ張るとか、おれもあいつみたいになりてぇ!とかいう憧れなど、そういうものがなくなるからです。
逆にメリットとして、成長の早い子らは自分と同じ、もしくはレベルの高い仲間に囲まれて刺激を受けながら育ちます。優秀な子がさらに優秀になります。
これはつまり、格差を理解する必要があります。
優秀な子をさらに優秀にするブーストをかけるならば、格差は広がります。
アメリカみたいになります。
逆に皆同じ条件で教育すると、格差は縮まります。
しかし、飛び抜けた人材は出にくくなります。
どちらを取るべきかは分かりませんね。
良いとこどりのできる仕組みがあれば良いのですが。