2025年国公立大入試の志願倍率

公開日 2025/02/13

国公立大、一般選抜の中間集計が出ていますので並べてみます。
すべて前期日程です。
現高2は、来年の入試への参考にしてください。予想ができます。

九州大

今年分は、2/5時点の数値です。(未確定数値)

学部学科志願倍率2024年倍率2023年倍率
共創2.93.22.9
2.52.52.4
教育2.73.22.6
3.12.62.7
経済経済・経営3.12.52.7
経済工2.42.62.6
2.72.52.6
2.42.52.6
生命2.24.23.2
保健2.42.62.6
3.13.63.8
創薬2.62.42.5
臨床薬2.33.33.8
2.22.22.2
芸術工3.43.93.6
2.62.62.2
合計2.62.62.6

傾向として、東大を筆頭に難関であるほど倍率の変化は少ないです。(医学部医学科や定員の少ない学科を除く)
医学部生命科学科や薬学部臨床薬学科の下落は目立ちますが、概ね安定して推移しています。
北大、東北大、東大、東京科学大、一橋大、名大、京大、阪大、神戸大、九大を目指す生徒は倍率を気にする必要はほとんどありません。

長崎大

今年の分は、2/6 17時での数値です。(未確定数値)

学部学科志願倍率2024年倍率2023年倍率
多文化社会多文化社会2.52.21.3
教育小学校2.42.31.8
中学校1.81.92.1
幼児1.63.03.4
特別支援3.01.92.4
経済総合経済1.81.91.8
医学医学5.97.73.8
保健2.33.22.4
歯学歯学4.06.03.8
薬学薬学4.06.55.4
薬科学3.54.23.4
情報データ情報データ2.12.51.6
工学a1.72.21.5
b5.33.46.3
環境科学環境科学2.12.72.2
水産水産2.42.72.8
合計2.63.02.4

コロナの影響で急落していた国際系学部の人気が戻りつつある中、多文化社会学部が志願者を伸ばしています。
医学部や歯学部はきれいな隔年現象が起きています。
工学部はa方式が共通テスト重視型、b方式が個別試験重視型なのですが、相変わらずbが人気です。

来年は、共通テストが今年よりやや難化するという予想を加味すると、
多文化社会学部は今年よりやや下回り、医学部医学科は今年並み、工学部a方式は今年並みかやや増、b方式は4倍台になると予想します。
工学部志望者は、共通テスト対策を重視しa方式に出願するのが有利です。

長崎県立大

2/7 16時時点の情報です。
こちらのリンク先からどうぞ(いつか消えます)→令和7年度長崎県立大学一般選抜志願状況

経営学部はこちらの記事で指摘したように、特に経営学科は2.4→4.6と志願者が激増です。
一方、地域創造学部公共政策学科の英語選択の方は3.1→1.8と減少しています。
1倍台のインパクトは大きいので、来年はここが増えることが予想されます。(また共通テストやや難化→長大志望者が流れてくる、という構図ができそうです)

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