勉強したくないなら働けば良い

公開日 2023/04/26

現在日本国内には国公立私立合わせて約800の大学があります。
ネットと情報機器の普及、特にYoutubeによって、それらの大学の内部事情や存在価値が議論される機会が増えました。私立大学の約半数は定員割れであることはニュースにもなっていましたね。一部の大学では中学レベルの講義をしているところもあるようです。詳しく知りたい方は動画検索してみてください。
文部科学省調査によると18歳人口は減少する一方、大学入学者数は微増しています。
大学進学率が上昇しているということです。

え、大学行くの?

世の中いろいろな人がいますが、学校の勉強がいやでどうしてもしたくない、と言う人もいます。
したくないというわけではないがどうしても苦手と言う人もいます。
これを読んでるかは知りませんが、そのような人へ。

働けばいいじゃん

と私は思います。
なぜそんなに辛いのに高校まで行って、人によってはわざわざ大学まで行って、
人生で最も貴重な10代を過ごしてしまうんですか。モッタイナイ。
特に将来何もしたいことがない人も一緒です。
何もないなら何でもいいから働いてお金稼げば良いのではないでしょうか。
わざわざお金を払って学校へ行かなくても良いのではないでしょうか。

大学へ行かないと将来が不安?

大学へ行ったからと言って将来安泰かと言うと、
全くそんなことはありません。
高卒よりも大卒の方が給料が良いという理由で進学する人もいますが、
ではなぜ大卒の方が良いのでしょうか?
一つはその会社の給与体系が学歴を基準としていること。
もう一つは大卒がその専門知識を活かして仕事をしていること。
さらに、大卒の方が期待が大きいこと。

一つ目は規模の大きな企業ほどしっかりしたものがあるので必然的に高卒よりも給料は高くなります。
仕事の中身など問わず、とにかく大企業が良いというのならば大学へ進学すべきです。
公務員も同様です。
二つ目は特に理系ですね。開発職や研究職など。代えのききにくい人材なので高給です。
ただ専門職は、勉強したくない人がなるものではないので論外。
三つ目は人の主観です。大卒の方が優れているだろうと。
これは皆が持っている偏見です。しかし世間では、大学へ通うことの意義に関して疑問を呈する人々が以前よりも増加しています。この先果たして、大卒だからと言って高卒よりも優遇してもらえるでしょうか。
時代はどんどん変わっています。

こうして見てみて、
大卒なら無条件で収入が上がるかと言うと、別にそのようなことはありません。
そして、あなたはそんなに収入が必要ですか?

選択肢

私は大学へ行くなと言っているわけではありません。
思考停止で大学進学を選ぶなと言っています。
目的がないのに、皆が行っているからという理由で行っても良いことはありません。
(特に、前述したような定員割れの大学。全部ではないです)
とりあえず、と行っても大学の勉強がわからない、またはそもそも大学でレベルの低いことしかしないとつまらないです。
ただなんとなく通うだけ、なんとなく遊んでバイトして終わる生活になります。
中には中退してしまう学生もいます。
若い時にそんな無駄な時間を過ごさず、有り余った体力で働いた方が本人のためですし国のためにもなります。
(労働力の搾取には気をつけるべきですが)
学校で勉強するよりも活躍できるかもしれませんよ。
私は中卒でも悪いと思いません。

働きたくない?
それはおそらくあなたがまだ働くということを理解していないだけです。


答え合わせはすぐにやれ

公開日 2023/04/19

新学期が始まり2週間が過ぎましたが生徒の皆さんは新しい環境に慣れてきたでしょうか。
今日は宿題への取り組みかたについてです。

中学生編

各教科、問題集(ワーク)が配られていると思います。
定期テストではこれから問題を出題する先生も多いので何度も解きたいものです。
しかし、ワークに直接書き込んでしまうことが多いですよね。
理由は知りませんがもったいないです。
テスト前など、提出までに時間がある場合は
1回目はノートに解いたり、テスト範囲の分をコピーして使いましょう。
勉強の基本は反復です。

自習という謎の宿題

何年前からとは正確にはわかりませんが、最近は
なんでも良いからノート1ページ分勉強してくる、という宿題のある中学校が多いようです。
全体の学力を底上げするのが学校の役目だと思う私には丸投げにしか見えません。
何でも良いと言われても困る生徒は多いでしょうから、いくつか提案します。

・英単語の練習
・計算練習
・漢字練習

このような「技術」を身につけるための訓練をおすすめします。
英単語や漢字がわからない人が文章を読めるわけありませんし、計算で苦労するような人が高度な問題について思考するなんてできっこないからです。
これらはすべて教科書があればできます。

高校生編

まず大事なことを書きます。
答えの分からない宿題、例えば解答を渡されていない問題集やプリントに時間をかけないでください。
考えるのに時間をかけるべきなのは、学校で勉強するようなすでに答えの用意された問題ではなく、答えのない問題の方です。
答え、解答例のないまま勉強するのは時間の無駄です。
問題を解いたら、または分からなかったらすぐに解答を読むべきだからです。

想像してください。
22時です。
あなたは宿題として数学の問題を解いています。
10問ほど解いて、いくつか分からないものもありましたが正しい解答はわからないのでそのままです。
翌日、登校。
10時です。
数学の授業が始まりました。
宿題の答え合わせです。
さて、あなたは前日問題を解いた時に
どのようなことを考えながらその問題を解いたか、すべて覚えているでしょうか?

覚えてませんよね。
だからダメなんです。
その時考えていたことが合っているかどうか確かめたり、間違っていたら修正しないといけないのに、答え合わせの時にはもう忘れているのですから、また思い出したり考え直したりしなければなりません。
どのような問題だったかも思い出さないといけないこともあるでしょう。
時間の無駄。

勉強の基本として、
答え合わせは解いてすぐ、です。

〇〇高校の生徒から聞いた話ですが、
宿題の解答例はすぐにはもらえないそうです。
別の高校でも、問題集の解答は授業後にもらうとかいうのはよく聞きます。
おそらく、解答を初めに渡すとそれを写して宿題を提出する生徒がいる、というのが理由なのではと思いますが、中学生ならまだしも相手は高校生です。義務教育でもありません。
自分に得のないことをわざわざするような年齢ではないと思うのですが。
勉強を進めていきたい生徒が割りを食うのでやめた方が良い、と提言します。


自分のことはわからない

公開日 2023/04/12

久しぶりにやってしまいました。
ここ数年はコロナワクチン接種の時以外、体調不良で仕事を休んだことはなかったのですが。
オーバーワークです。
まだまだ、休むのが下手ですね。

こんなときに思うのが、
やっぱり自分のことを客観的にみるのは難しい、ということです。

今回の私も動きすぎ働きすぎだとはほとんど考えていませんでした。しかし振り返ってみると、思い当たることがちょこちょこ出てくるわけです。ああ、あそこで頑張りすぎたなと。
そこそこの年数生きてきて、どういうタイミングで風邪をひくとか、どうすれば早く体調が回復するかとか、ある程度は自分の身体のことがわかってきていたつもりでしたが、ダメでした。
おそらく今後もこのようなことはあるでしょう。

だから、ヒトには自分のことを見てくれるヒトが必要です。
家族、恋人、知人友人、誰でも良いと思います。
自分のことを自分で見るのが難しいのならば、他の人に見てもらえば良いのです。
それは例えば、
部活ではコーチや監督、勉強では先生、日常生活では家族、などというわけです。
読者の方にも経験があると思います。
自分では全く考えもしてなかったように、他人から自分がどのように見えていたかを聞かされたり。
私のことはそんなふうに見えていたんだ、と。
そんな経験は少なくないと思います。それだけ難しいことなんですね。
身近な人の指摘は的を射ていることが多いです。

中学生高校生にこれを当てはめます。
自分がどれだけある分野を習得しているかを自分で正確に測るのは難しいです。
そのためにテストがあるのです。
テストは点数が出ます。
点数、つまり数字は客観的なものです。
自分で出来具合を評価するより断然正確な実力を反映します。
(いつも言っているように点数の盲信は禁物ですが)
確実に、自分の主観よりも正確です。
だから点数は受け入れた方が良いということです。

また、指導者の助言は受け入れた方が良いということでもあります。
アドバイスをもらっていながらそれを疑って行動しない人は全く伸びません。
私の経験上でも、そのやり方だと成績は上がらないと言っても頑固に変えなかった生徒はやっぱり低迷しましたし、逆に素直に聞き入れて実行する生徒はどんどん伸びます。
現生徒でも、英文の音読がものすごく上手くなった生徒がいます。おそらく今年度も伸びます。
ただ単に指示に従う、ということではありません。
一旦受け入れる、ということが大事です。

勉強の仕方がわからない?

公開日 2023/04/05

4月になりました。
先週お花見に行ってきましたが、桜はほぼ満開で天気も良く、とても穏やかな気分になりました。
やはり自然の中に溶け込むのは気持ちが良いですね。
新年度でみなさんお忙しいとは思いますが、そういう時こそ気持ちを落ち着かせるためにお出かけされてはいかがでしょうか。
花見もよし、ハイキングもよし、ドライブもよし。
近所の散歩でも良いと思います。

さて、
タナカ塾も新しい生徒を受け入れ、指導がスタートするところです。
今回は入塾者の相談で多い、
「勉強の仕方がわからないから教えて欲しい」
についてお答えします。

結論

教科書の問題を自力で解けるようになれ

以上です。
お疲れ様でした。


というのはあんまりなのでもう少し説明します。
多くの生徒が望んでいる答えではないかもしれませんが、
勉強の仕方がわからないという人の十中八九は
そもそも勉強していないと思います。
(やったと言っても30分とかですよね)
してないからずっと分からないのであり、
してないことの言い訳を作っているだけです。
勉強してないとは言いにくいから、分からないということにしておこうとする人もいると思います。
建前を壊してしまいますが、そのままでは一生成績は上がらないので厳しく言います。

シンプルに

やり方が分からないというのならば、とにかく
問題が自力で解けることを目指してください
それができたら、
他人に説明できるようになってください

これが基本方針です。
自力でできるか試す

できなかったら、何ができないのか答えを読んで突き止める

それを覚える

自力でできるか試す

これの繰り返しです。
答えを読んでも分からないところは人に質問したり解説動画を見たりする。
最初から100%理解する必要はありません。
完璧主義は鈍足です。


今は知識ばかり先行して頭でっかちになりやすい時代です。
考える=止まっている
くらいの認識でも良いのではと思います。
まず行動、まず実践です。