自称進学校だって?!

公開日 2024/01/31

「自称進学校」「自称進」

知らない方のために説明しておきます。
一般的には大学進学を目指す人のための高校を進学校と呼びますが、一部ネット上で、
「卒業生が大した大学へは進学していない高校」
「上記のようであるのに『すごい進学校』っぽさを出している高校」
というような意味で使われています。
その高校の生徒である人も、そうでない人も使っています。

「一部ネット上で」とは書きましたが、なんということでしょう。
現実世界でも使われていました。
これについて言いたいことがあります。

今すぐやめてほしい

このような言葉を使っているのなら、即刻やめましょう。
YouTubeやTiktokで自称進学校をネタにする人がいるのでその影響かなとも思いますが、
はっきり言うと恥ずかしいです。
特に自分で自分が通っている学校(または卒業した学校)のことをそう呼ぶのが恥ずかしいです。
そういう人の心理は99%、
「自分の実力のなさを学校のせいにしようとしている」
ですよね。

もちろん高校に全く非がない、ということはないと思います。
生徒の理解度を無視する授業スピードであったり、
課題が異常に多かったり、
拘束時間が長かったり。
それがなければもう少しランクの高い大学へ入れる(入れた)かもしれない。
そう思う気持ちもわかります。

しかし、そんなことばかり考える人にそもそも成長の余地はない。
高校へ入学する前に、いくらでも実態を調べられたはず。
課題が多かろうと、対処の仕方はいくらでもあるはず。
やろうと思えば、高校はやめることもできる。
通信制高校に入ることもできる。
法律で縛られているわけでもないので、環境は変えようと思えばいくらでも変えられる。

そんな行動力もなしに、「自称進」と口だけとは。

問題提起

上述したように、高校側にも問題点はあります。
少なくともネットでそのような意見が出るということは、それを解決する余地があります。
(もっと言うと、制度にも問題があるでしょう)
生徒側はほとんどが自分のための主張でしょうが、これを問題提起として捉えるとどう変えていくべきかが見えてくるのではないでしょうか。

他人から学ぶことの難しさ

公開日 2024/01/24

「まさか自分がそうなるとは思わなかった。」

一度は苦い思いをしたことがあるでしょう。
「まさか自分が騙されるとは思わなかった。」
「まさか自分がこんな災害に遭うとは思わなかった。」
「まさか自分が試験に落ちるとは思わなかった。」

人間誰しも、他人から見聞きしただけのことは「他人事」(ひとごと)です。
自分のこととは考えもしない。
自分の身に降りかかって初めて理解します。
嗚呼、こういうことだったのだな、と。
後悔するのです。

変えられるのは未来だけ。
過去を悔いても変わりません。
「他人事」だったことが起きてしまったら、今後同じようなことが起きたときにどのように対処するかを考えたら良いのです。
また不利益を被りたくはないですよね。
ならばまずは少なくとも、

「他人に起こったことは自分にも起こりうる。」

と胸に刻んでください。
それだけで解決するわけではありません。
解決するならば我々が習う歴史は全く違うものであるはずです。
また「まさか」を繰り返すことはほぼほぼ間違いありません。
しかし、少し「自分のことであると思う」だけでも回避できる失敗はいくらでもあるはず。

「自分も詐欺に遭うかもしれない。」
「いつ地震が来てもおかしくはない。」
「共通テストで数学Ⅰを解いてしまうかもしれない。」

悲観的になれと言うのではなく、
他人事だと考えるのをやめよ、ということです。
自分が経験できるのは一人分の人生だけなので、そこから学べるのは一人分だけ。
他人というのは70億とは言わずとも、周りの100人が経験したことから学べば、100倍の知見が得られるのです。
これが歴史を学ぶ意義の一つです。

中学生でも解ける(?)共通テスト

公開日 2024/01/17

共通テストお疲れ様でした。
1/16時点の各予備校の予想平均点は、全体としては昨年よりやや上昇しています。
主な要因として、国語が昨年比+10〜+12となる見込みです。
点数は上昇していますが、近年推薦入試が増えていること、下位層の受験者数が減っていることもあり、試験が易化したとは言い切れません。
特に国公立大志望の生徒は、共通テストが対策の時間がかかる試験だということを認識し、早めに手を打ちましょう。

早く対策しないと

どうなるか。
今回の数学ⅠAの問題の一部を解説します。
解答の仕方は画像にすべて書いています。

手順としては、
①開始時刻からの経過時間をtとおく。
②OP、PA、OQなどの長さをtで表し、△PBQの面積をtの関数と見る。
③グラフを描き、最大値と最小値、および面積が10以下となるtを算出する。
となります。

こう書くと簡単そうに見えるかもしれませんが、
この問題を解き切らなかった、または多くの時間を使ってしまった受験生は多いようです。
高校受験をした生徒は覚えているかもしれません。
この問題、非常によくある動点の問題で、ほんの少し高校生で習うことが入っているだけです。
上位の中学生なら完答が可能。

ではなぜ解けないか?
カンタンです。

図やグラフを書かないからです。

書かないことはないけれど、書くのが遅かったり情報量が少ない生徒も同様です。
上の解答では3つのグラフを書いていますが、三角形の図を計算を除いてそれぞれ10秒以内で書けますか?
そもそもすぐに書かない人が多いはず。
最も差がつくのはここです。
放物線のグラフも丁寧に描かない人が多いです。
ちょろっと曲線と軸を書いて終わり、みたいなのはダメ。

普段の勉強から、図やグラフを面倒くさがらずに書く練習を積み重ねているかどうかが勝負を分けます。
図やグラフを省略して描けるのは、そもそも丁寧なグラフも難なく描ける実力のある人です。
図やグラフを使うのは数学だけではありません。
広い意味で言えば、図やグラフというのは表現力の一部です。

早く対策しよう、というのは、
普段から練習を積み重ねておかないと、太刀打ちできない問題が多いですよ、ということです。
私が口を酸っぱくする理由を少しでも理解していただけると幸いです。

↓これはダウンロードできるようにしています。生徒は自由に使ってください。

はじめての大勝負

公開日 2024/01/10

今週末はいよいよ共通テストです。
受験生は最後の調整ですね。
スポーツの世界では大事な試合に自分の調子を合わせることをピーキングと言います。
例えばその試合の1週間前からハードな練習をせずに、当日に最高のパフォーマンスができるよう疲労を回復させたりします。
入試に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。

すなわち、これから共通テストまでの数日間は、自分を追い込むような勉強をしない、ということです。
追い込む勉強とは、睡眠時間を削って勉強したり、過去問や予想問題などを1日で1年分全教科解くなどを指します。

ピーキング

全く何もしないというのはよろしくありません。
ジョギング、ウォーキング程度に勉強をしておくのが良いでしょう。
いくつか例を紹介します。

✅1日1個長文を読む
読む力、読むスピードはすぐに落ちてしまうものです。
私のような活字中毒の人以外は、意識しないと文章を読むことが極端に減ります。
1日1つで良いので、現代文や英文を読みましょう。
だらだら読んでしまう人は問題も解きましょう。

✅計算練習
展開、因数分解、方程式など単純計算問題。
これは特に試験前日、休み時間におすすめです。
公式集は直前に見てもほとんど意味はありません。

✅今しか必要のない古文や化学の知識
私立大学の入試や国公立大個別試験には必要のない科目の暗記ものを詰め込んでおきます。
(これは苦肉の策なので高2以下は真似をしないように)

絶対にこれをやれ、というものではありませんが、
何をするか迷った生徒はやってみましょう。

また試験は体力勝負でもあります。
これまで頑張ってきた生徒は目に見えない疲れが溜まっているので、睡眠時間は優先確保しましょう。
食事も重要です。脂っこいものなど消化に悪いものは控えめにし、毎日同じ時間に食べましょう。

過去に書いた記事も参考にしてください↓
休み時間をどう過ごす?
入試前日、当日に気をつけること

試験中に焦ってしまった時は、今まで習ってきた先生や私の言葉を思い出してください。
机の上でミニ先生が見守っていますよ。

新しいことをはじめよう

公開日 2024/01/03

あけましておめでとうございます。
今年もタナカ塾とこのブログをよろしくお願いいたします。

冬期講習と施設の休館で10日くらい泳げていないので少し体が鈍っています。
続けていたものをやめるのは良くないです。
休むのは大事ですが、休みすぎるとかえって復帰する時に疲れてしまいます。
少しでも継続することが重要ですね。

チャンス

新年は、何か新しいことに挑戦するのに適した時期です。
興味があるものならば何でも良いので、一つだけでも目標を立てましょう。
塾講師目線で書くとすれば、
高校2年生にはぜひ受験勉強を始めてもらいたいものです。

受験勉強とは何かを確認しておくと、
大学合格のための勉強です。
当然のことのようですが、これを意識せずに勉強を進めてしまう高校生がほとんどです。
定期試験前はみな勉強しますが、それとは違うことをひとつ挙げます。
定期試験のための勉強というのは、正確には定期試験「だけ」のための勉強です。
試験1週間前からという短期間で詰め込み、試験後にさっぱり忘れてしまう勉強です。
同じことをやっていては大学入試には通用しません。
これの繰り返しから脱却しましょう。

大学合格のための勉強では、短期間でとにかく覚えたら良いものではなく、
じっくり時間をかけて点と点を結んでいくことが重要です。
言い方を変えると、自分で説明できるようになることです。
自分で説明できる=理解しているので、長期間忘れることはありません。
これをどれだけ蓄積していけるかが勝負の分かれ目です。

なぜ今からか

よく塾生に言うこと(かつなかなか理解してもらえないこと)は、
受験は高3の夏手前までが一つの勝負だということです。
夏以降はほぼ全員部活を引退して勉強に専念してくるので他人との差がつきにくくなります。
一方夏手前までは受験勉強一本という生徒は少ないので、成績を上げやすい時期です。
(同じ理由で高1、高2は必要な勉強をすれば成績を上げやすいです)
だから、高2生のこの冬の成績と取り組みの様子で1年後の結果はかなり正確に見えています
難関に合格した生徒は、この時期どのような状態だったかというと、
国英数は中学レベルにほとんど抜け漏れがなく、高校の範囲は定期テストレベルが体感70%ほどクリアできていました。

推薦入試が増えてきていますが、学力試験で突破する一般入試はいずれ「一般」ではなくなり価値が高くなります。今の自分より上を目指してみてはいかがでしょうか。