成長の早い人と遅い人

公開日 2024/03/13

入試結果が続々と出てきました。
今年も多くの合格報告が聞けてうれしく思います。
無事合格できた方、おめでとうございます!
次の目標へ向け前進していってほしいと思います。

残念ながら不合格だった人。
大学入試とはそういうものです。不合格者の方が多いのです。
しかし、これまで真摯に勉強してきたことは人生の糧となります。
無駄にはならないので安心してください。

どんな人が伸びるか

同じ期間勉強してきても、成果を出せる人と出せない人がいます。
そもそも勉強していない人は論外ですが、
本人たちは真面目にしているつもりでも、ときに大きく差が生まれます。
当塾生も例外でなく、1年でものすごく成績を上げる生徒もいれば、ほとんど偏差値の変わらない生徒もいます。
その差は一体なんなのか?

土台がある

一つ目は、基礎力のある生徒です。
ここで言う基礎力とは、
・漢字の読み書きに困らない
・計算が億劫でない
・勉強習慣がある
などのことです。
言い換えると、小中学生までで習うことを説明できるほど理解しているか、ということです。
例えば英単語テストで単語の意味を日本語で書く時、ひらがなを多用していることが多い生徒は要注意。
漢字を書けないことは、その言葉の意味の理解度に関わります。意味を理解していないと覚えることは難しくなりますからね。
高校生だろうと小中の内容を復習することは当然ありえます。

環境が良い

勉強できる環境を作る重要性はよく指導しています。
それに関する過去記事はこちら↓
意志1%、欲9%、

勉強習慣がない生徒は、その習慣が作られる環境にいない場合が少なくありません。
最も影響が大きいのは、友人や家族など周囲の人間ですね。
友人が遊びに行くならば自分も遊びに行くでしょうし、家族がダラダラと過ごしていれば自分もダラダラと過ごすのが自然です。そういう環境で自分だけ勉強というのは非常に難しいことです。
塾でもそれはかなり気をつけています。
少なくとも塾では勉強に集中するという空気を作っています。

(誤解のないように書いておくと、遊ぶとかダラダラするとかは好き勝手にやれば良いと思います。ただ受験という世界で負けてしまうだけです。)

行動が早い

最近これがもっとも大きいと感じています。
「速い」のも大事ですが、「早い」のがもっと大事。
早い話、人の指示を即日行動に移す生徒が最も早く成果を出します。
逆にごちゃごちゃと考えたり情報を集めているだけといった「賢いふり」をする人は最も遅いです。
すぐに行動して、すぐに自分から、または他人からフィードバックをもらうのが一番です。
生徒と話していると、行動の仕方から考える1年後の成績予想は比較的当たりやすいですね。

言霊を味方につけよう

公開日 2024/02/07

言葉というのはとても不思議な力を秘めています。

ほんの一言だけでも
ある人を元気づけたり、勇気を与えたり、
逆に悲しませたり、不機嫌にさせたり。

同じことを伝えようとしても、
「なんでそんなことするの?」と訊くのと
「そうした理由を教えてくれる?」と訊くのでは印象が違います。
もちろん人によっても受け取り方は違います。
私も生徒への言葉の掛け方には注意を払っていますが、
まだまだ力不足だと反省する日々です。

たかが言葉、されど言葉。

あなたの一言が、その人の人生を左右しているかもしれません。

言霊を敵に回してしまう人

普段使っている言葉を注意して聞いていると
その人がどのような環境で生活をしているかを知る大きな手がかりとなります。

常々書いている通り、人は環境によって行動の決まる生物ですので、その人の言葉は普段周りの人間が使っている言葉と似ていることが多いです。
そして、その言葉は未来の行動に大きな影響を及ぼします。
ヤンキー言葉を使っている人は行動がヤンキーみたいになっていきます。

何にでも言えます。
幼い頃から、「あなたは要領が悪い」
と言われて育った人は、そのまま要領が悪いままになってしまいます。
本人がそう思い込むわけです。
「自分はそういう人間だ。」と、無意識に刷り込まれます。

周りから「優しい子だね」
と言われ続けていると、本当に優しい子になります。
元々「優しい」のではなく、「自分は他人に対して優しい人間だ。」と無意識に思い込むから現実に優しい人間になるのです。

きっと身に覚えがあるはずです。

同様に、
良いペースで成績を上げてきていたのに、
入試本番で力を発揮できずに志望校を落とした生徒がいます。
1ランク上のA大学(本人が最も行きたい)を目指せるはずが、周囲から県内のB大学へ行けと言われ続け、それが現実になってしまったのです。

これが「言霊を敵に回した」結果です。


その影響力を知っているので、
普段の指導でも「言霊を味方につける」ことができるように振る舞っています。
来てくれるからには、生徒には挑戦する勇気を持ってほしいですし、将来活躍できる大人になってほしいと願うからです。
さらに、その元生徒たちが同じように勇気を与えられる指導者になってくれというのは少し欲張りでしょうか。

新しいことをはじめよう

公開日 2024/01/03

あけましておめでとうございます。
今年もタナカ塾とこのブログをよろしくお願いいたします。

冬期講習と施設の休館で10日くらい泳げていないので少し体が鈍っています。
続けていたものをやめるのは良くないです。
休むのは大事ですが、休みすぎるとかえって復帰する時に疲れてしまいます。
少しでも継続することが重要ですね。

チャンス

新年は、何か新しいことに挑戦するのに適した時期です。
興味があるものならば何でも良いので、一つだけでも目標を立てましょう。
塾講師目線で書くとすれば、
高校2年生にはぜひ受験勉強を始めてもらいたいものです。

受験勉強とは何かを確認しておくと、
大学合格のための勉強です。
当然のことのようですが、これを意識せずに勉強を進めてしまう高校生がほとんどです。
定期試験前はみな勉強しますが、それとは違うことをひとつ挙げます。
定期試験のための勉強というのは、正確には定期試験「だけ」のための勉強です。
試験1週間前からという短期間で詰め込み、試験後にさっぱり忘れてしまう勉強です。
同じことをやっていては大学入試には通用しません。
これの繰り返しから脱却しましょう。

大学合格のための勉強では、短期間でとにかく覚えたら良いものではなく、
じっくり時間をかけて点と点を結んでいくことが重要です。
言い方を変えると、自分で説明できるようになることです。
自分で説明できる=理解しているので、長期間忘れることはありません。
これをどれだけ蓄積していけるかが勝負の分かれ目です。

なぜ今からか

よく塾生に言うこと(かつなかなか理解してもらえないこと)は、
受験は高3の夏手前までが一つの勝負だということです。
夏以降はほぼ全員部活を引退して勉強に専念してくるので他人との差がつきにくくなります。
一方夏手前までは受験勉強一本という生徒は少ないので、成績を上げやすい時期です。
(同じ理由で高1、高2は必要な勉強をすれば成績を上げやすいです)
だから、高2生のこの冬の成績と取り組みの様子で1年後の結果はかなり正確に見えています
難関に合格した生徒は、この時期どのような状態だったかというと、
国英数は中学レベルにほとんど抜け漏れがなく、高校の範囲は定期テストレベルが体感70%ほどクリアできていました。

推薦入試が増えてきていますが、学力試験で突破する一般入試はいずれ「一般」ではなくなり価値が高くなります。今の自分より上を目指してみてはいかがでしょうか。

よいお年を

公開日 2023/12/27

今年最後の記事です。
我ながらよく書き続けたなと思います。
塾を開いて以来毎週更新を続け、記事の数は250を超えました。

初めたころは塾の紹介をしていこうかと考えていたのですが、続けていくうちに生徒や保護者の方々へ伝えたいことの方が主役になりました。今後も基本的には大学受験や高校受験(のみならず生きていく上)で役に立つであろう情報や考え方を発信していきたいと思います。
青二歳ではありますが、それでも34年間もがき続けて得た知見は必ずや皆様の人生に活かされるものであることを信じています。

大学受験生はいよいよ山場を迎えます。
長かった受験勉強は、残り2ヶ月です。
スパートをかけましょう。
これまでの積み重ねがあれば、1日12時間勉強なんて苦でもなんでもないでしょう。
むしろご褒美です。
最後に笑うのは、諦めの悪い者です。
他人にD判定とかE判定とか言われようが、根性で突き進んだ者です。
模試の点数なんて合否に全く関係ないんです。
試験本番で、合格点を取りさえすればよいだけです。
最後までブレることなく、全速前進。

これまで継続して勉強してきた生徒は、元旦くらいは休んでも良いと思います。
(休まなくても良いと思います)
受験勉強ばっかりで少し狭くなった視野を元に戻しましょう。
今世の中で何が起きているのか知るのもよし、漫画を読むのもよし。
そもそも勉強というのは広義で「日常」ですからね。
おせちやお雑煮でも食べてゆっくり過ごしましょう。

百ます計算の効果

公開日 2023/12/20

最近授業で百ます計算に取り組んでいます。
小学校でやったことのない生徒もいたので簡単に説明します。

画像の通り、10マス×10マス=100マスを埋めます。
一番左上ならば4+2を計算して6を入れるということです。
これを何秒で終わらせられるかを競います。
ちなみに塾では計算ミス1問につき記録に+3秒するというルールを設けています。

足し算だけでなく、四則演算すべてあります。
今週は2桁同士の足し算(67+58のような)をしていますが、皆苦戦していますね。

効用

意味がないと批判されることも多い100マス計算ですが、私は十分意味があると思います。
例えば、
集中力の向上
これは特に小さい子どもにとって有効な手段です。
計算自体は簡単でやることが明解、それに同級生と競うという要素がありますから一つのことに集中する訓練として適しています。

他には
基礎計算力の向上
当然と言えば当然ですが、繰り返し行うことで計算が速くなります。
正確には、一桁同士の足し算や掛け算の計算結果を覚えてしまうことで、桁が増えた時の計算スピードも上がるということですね。
どんなに桁が多くても、
83674847×12837739
のような計算でもやることは1桁同士の足し算掛け算しかありませんからね。

123×45を筆算で計算すると、
3×2=6回掛け算をし、
3回足し算をします。
9回計算するので、例えば1回の計算で1秒の差があれば、この1問を解くのに9秒の差が生まれます。
これはかなり大きな差です。

効用としてもう一つ重要なのが、
筆記スピードの向上
です。
百ます計算を早く終えるには速く書く必要があります。
速く書くには指先を素早く細かくコントロールせねばならないので、慣れていない子はかなり遅いです。
これは同じ時間でどれだけ問題を処理できるか、宿題を早くやり終えるか、などに関わる大事な要素の一つです。

研究

100ます計算を実施している理由の一つは私の研究です。
データが集まってきたら、計算速度と数学の成績の相関関係や、
模試の成績との相関関係などを調べていきたいと考えています。

また塾では100ます計算以外にも
・方程式3分間競走
・図形描画競走
など学習基礎力向上のための取り組みを考案中です。
楽しく勉強しましょう!

言葉を勉強しよう

公開日 2023/10/11

英語ができるようにならないという生徒がなぜできるようにならないかというと、日本語ができないからです。
いやいや普段から喋っているし読んでいるでしょ、と反論が聞こえます。
違います。
友達同士、家族同士で通じる会話ではなく、文章として成立する日本語が使えないということです。

例えば、今中3は関係代名詞を習っていますが
「これは有名な作家が書いた本です。」
という文の主語述語を指摘できるでしょうか。

日本語が使えない人は、この文の主語述語は「作家が書いた」と答えることが多いです。
正しくは「これは本です」
だから、This is a book. とし、そこに本を修飾する、which was written by a famous writer をbookの後ろにつければ文の完成です。
修飾関係が分からないと、この英文の構造も分かりません。
(やや難しいので中3の最後の方で習います。)

日本語力>英語力

日本に住んで生活している以上、日本語力<英語力となることはあり得ません。
基本的に日本語しか使いませんからね。
日本語でできないことが英語でできるはずがありません。
だから英語を勉強するならば、日本語の勉強も必須だということです。


ではどのように日本語を勉強するか。
おそらく「本を読む」と考える人が多いでしょう。
もちろんそれで良いのですが、必ずしも本でなくとも良いです。
ある程度正式な文法に則った文であればなんでもかまいません。
例えば、テレビ・動画のニュースを真剣に聞いてみる。
理解はできる(つもり)がまだ自分では使えない文言があるはずです。
「真剣に」というのが大事でただ聞いているだけではだめです。

学生ならば、学校で連絡のプリントをよくもらうと思います。
それを読むのも勉強になります。
私は小中高校生の頃、たぶん誰よりも学校でもらったプリントを読んでいたと思います。

本を買って借りて読まずとも、そこらじゅうに文章は転がっています。

英語だけではない

言葉を勉強することのメリットは他にもあります。
例えば、怒ったときにすぐに手を出してしまう人がいます。
なぜ手が出るかというと、そのときの自分の感情を言葉にできないからです。
幼い時ほど、感情は行動で表すものですね。
赤ちゃんはお腹が空いたら泣いてわかってもらおうとします。
感情を言葉にできるというのは、言い換えると感情のコントロールができるということです。
感情がコントロールできれば、行動もコントロールできます。
行動がコントロールできれば、人生が豊かになります。

右側が空いていない

公開日 2023/09/13

日曜日にまた競泳の大会に出てきました。
福岡での開催ですが、今回は競泳の話ではなく、街の話をしたいと思います。

早朝長崎を出て新幹線で博多まで行き、
プールの最寄りへ向かうため出来たてほやほやの(とは言ってもできたのは半年前ですが)地下鉄七隈線に乗り込みます。
これが8時ごろの話。
この時間は日曜日ということで博多駅と言えど人が少な目で「変化」には気づけませんでした。
競技が終わり、再び地下鉄七隈線に乗り、博多へ戻った私が目にした光景とは・・・!

エスカレーターの右側にも人が立ち止まって並んでいるではありませんか!
右側を歩いていこうと思った私はブチギレ寸前でした・・・
ではなく、その光景に感動しました。
皆2列になるほうが効率が良いと気付いたのか!
・・・と地下鉄に乗ると何やら中吊り広告が。

その広告の中に次のものがありました。
「勇気を持って、右側に立とう」
これを福岡市民は見事に実行していました。
エスカレーターは2列になった方が危険もなく輸送効率が良いです。
以前計算してみた記事→エスカレーターでは立ち止まろう
どうやらキャンペーンがあるようです。
博多駅なんて毎度毎度エスカレーターは混みまくりで、以前は皆一列になるモンだから地上に出るのに一苦労。それが今回、こんなにスムーズに出てこられるとは。

後から調べてみたのですが、
2022年から福岡市営地下鉄が取り組み始めたようです。

エスカレーター右側も止まって乗っちゃう大作戦
ラジオなどのメディアも利用されたようです。

全国を調べてみると、2021年に初めて埼玉県で「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されていました。
罰則はありませんが、「立ち止まった状態でエスカレーターを利用しなければならない」(第5条)「知事は、エスカレーターの安全な利用の促進のために・・・助言及び勧告をすることができる。」(第7条)など、県を挙げて取り組もうとするものです。
しかし1年後の調査では、歩く人が増え条例施行前に戻ってしまったようです。
何も手入れをしないとこうなるのは当然ですね。罰則を設ければよいというものでもありません。
何十年も続いている行動を変えるならば施しを継続する必要があります。

こういうのは生徒を指導している私でなくとも多くの人は気づいているのではないでしょうか。
学習内容や時間を記録していきなさいと指導して、3日でしなくなる生徒もいれば、2週間くらいは続くが1ヶ月後にはやってない生徒などいろいろです。
継続できるように、「手入れ」をしなければなりません。
「手入れ」を怠ると植物は枯れてしまいますし、生物は死んでしまいます。それと同じですね。

福岡市は今の状態を保てるでしょうか。
長崎も見習いたいところですね。

NT

公開日 2023/08/09

世界マスターズ水泳に参加してきました。
世界100ヵ国くらい?から1万人近い選手が集まる非常に大きな大会です。
7月末から開催されていた世界水泳のプールをそのまま使って行われています。
瀬戸大也やレオン・マルシャンと同じプールを泳げるわけです。
深さは3m、これもなかなか体験できない。
行くしかないっしょ、と練習を続けてきました。

海外からはどれほど選手が来るんだろうか、やっぱりほとんど日本人なんだろうかと思っていましたが、以外にも多い。
私のレースの一つは日本人が私だけでした。
カナダ、メキシコ、スペイン、オーストラリア。
彼らはやはり日本人と体格が違います。
しかし、これは競泳だけではありませんが、体格が良い=速いというわけでもないですね。それが面白い。
5月の日本マスターズの時もいらっしゃいましたが、今回は海外からです。
80代のマッチョおじいちゃん。
若者顔負けのダイナミックな泳ぎを披露しました。すごすぎる。

ところで私の結果は
2種目出場しましたが、
「No Time」
つまり記録なし。
お前遅いからタイム記録しないよっていうことです。

詳しく書くと、この大会には参加標準記録があって、それを超えていないとそもそも出場できません。
当日のレースでこの記録を超えないと、自分の記録にならないんです。

では私がなぜ出場できたかと言うと、
25mプールでは参加標準記録をクリアしていたからです。

水泳をしている人しかわからないと思いますが、
大会で使われるプールは50mのときと25mのときがあります。
50mは長水路、25mは短水路と言います。
(正確には50mプールは50m2cmプール、25mの方はだいたい25m1cmプールなんですが、なぜかわかりますか)

50m泳ぐとすると長水路ではターンがありませんが、
短水路では1回ターンをします。
これが大きな差で、
競泳というのは壁を蹴る、もしくは飛び込むときが最もスピードが出る競技なので、ターン回数の多い短水路の方がタイムが良くなるんです。

私が提出していたのは5月の短水路での結果でした。
だから一応出られました。

NTになってしまった原因は他にもあるんですが、とにかく悔しい。
スタート、潜行、泳ぎ、タッチ、どれをとっても良くない。
長水路での練習機会がほとんどなかったのも敗因ですね。
課題しかありません。


これから鬼の練習が始まります。

焦燥感

公開日 2023/07/19

しばらくお休みをいただいておりましたが復帰します。
10日余りベトナムに行ってきました。
現地で感じたことを少しばかり書きます。

その前にベトナムという国を紹介しましょう。
東南アジア、緯度10から20度に位置する、日本のように南北に長い国土を持ちます。
ケッペンの気候区分では大部分がAw (サバナ気候)で、雨季と乾季があり、今は雨季で雨が多いです。よく夕方にスコールが降りますね。
人口は約1億人、主な産業は農業で、米やサトウキビが多く栽培されます。

実はベトナムには昨年も行ったのですが、すごく肌で感じることがあります。
国の勢いです。
日本と比べると子ども、若者が非常に多いです。
それに愛国心が強く、これからますます発展していくことは容易に想像できます。
ネットの情報や統計ではなく、
現地に行かないと分からない感覚だと思います。
とにかく、パワーがあります。




一つ印象的な絵がありました。
初日、国1番の都市ホーチミン(首都はハノイ)に降り立ちましたが、
次の国内便までの乗り継ぎまで時間があったので空港内のレストランで食事をしたんですね。
国民食フォーをいただいたんですが、
そのレストランの目の前に大きな絵が描かれていました。
5m×3mくらいだったでしょうか。
ホーチミン市の街並みなのですが、その絵の中にクレーンがあったんです。
↓こんなやつ

高層ビルを建てるときに使うクレーンです。(タワークレーンというみたいです)
普通描きますかね?
観光客が見るようなところに。
「この街はまだまだ発展していくんだぞ」
こんなメッセージが伝わってきませんか?


IMF統計では、GDPは日本の10分の1、日本より30年遅れていると言われていますが、
この国の雰囲気を感じると30年もせずに追いつくのではないかという気がします。
(一方でベトナムは都市部と農村部の格差は大きく、生活水準が全国ほとんど変わらない日本の素晴らしい点にも気づきを得ました。)
ちょっとした危機感を覚えました。
日本の経済レベルはトップクラスなので直ちに経済大国の座を奪われる、ということはないでしょうが、それでもひょっとしたら、と思わされるのはさすがとしか言いようがありません。

このままでは負けてしまう。
私一人の力でどうこうできるものではありませんが、
日本人として、微力ながらこの国を盛り上げたいと考える旅なのでした。

雨の日は勉強しよう

公開日 2023/06/07

梅雨に入りました。
雨の日は外出すると傘をささないといけなかったり濡れたりするので嫌です。
同じような方が多いと思います。
だったら、外に出なかったらいいのでは?
どこどこに行かねばならないとかいう下らない反論はなしです。
今日しなければならないような緊急性の高いことなど生きている上でほとんどないはずだからです。
もし一国の王だったならば、
数年間、雨の日は外に出なくて良い、仕事しなくて良い、といったルールで実験してみたいです。

集中力アップ

では雨の日は何しましょうか。
そうです、勉強しましょう!
ゴロゴロしながらスマホで動画やゲーム?
ぶくぶく太って海に行けない体型になりたければそれでも良いです。
脳汁ドバドバの人間ハッキングゲームで頭悪くなりたいのならばそれでも良いです。
おそらく、多くの人はそうはなりたくないでしょうから、勉強しましょう。

雨の日は、実は集中力が増します。
人類の歴史はほとんどが狩猟採集です。
大昔の人々もやはり、活動するのは主に晴れの日です。
晴れていたら効率よく狩猟採集するチャンスなので、外に出たくなります。
現代の我々にもその遺伝子は残っているのでしょう、晴れの日は外に出たくなるものです。
しかし、雨が降っていれば諦めなければなりません。
外に出たい、という気持ちはありません。
これです。
晴れの日はなんとなくどこかで外に出たいとそわそわしています。
それが雨の日にはない、ということです。
つまり、雨の日は晴れの日よりも室内での作業に集中できるというわけです。

これは主観ですが、
私は作業や勉強をするときにイヤホンで雨の音を流すことがあります。
なんとなく落ち着いて集中できる気がしますね。

もちろん、勉強する目的で使うことを除き、
スマホやタブレット、パソコンを近くに置いてはいけません。
それだけで集中力は落ちますからね。
そこら辺のことは別の日にまとめて記事にしたいと思います。