きついなら、休まなければいい

公開日 2020/08/26

こんな記事を見つけました。
mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証!
↑リンク切れていました。貼り直しました。

日中は外気温が高いため、エアコン起動時にエネルギーを多く使用するので点けっぱなしの方が消費電力は低いようです。

ブルーマンデーという言葉もありますが、
学校でも仕事でも、始まる時がきついイメージがありますよね。
コロナ休み直後の高校生も辛そうでした。

ではなぜそうなるかというと、
その原因の一つは
休むからなんだと思うんですね。

ここで、
そもそも「休む」という言葉は一人一人定義が異なるので、
何をもって「休む」というのかを決めておくと、
「やるべきことがあるのにだらだらと過ごしてしまうこと」
とします。

例えば、
体力的な面では
ベッドに寝転んで過ごしていると、立っているときや座っているときに使う筋肉が衰えます。
休みを終え、活動が必要になったとき、筋肉が弱っているので疲れやすくなります。
知力的な面では、
計算や文章の理解など、休んでいる時間が長いほど遅くなります。
メンテナンスせずに放置していた道具がさびるイメージですね。
そうなってしまうのであれば、休まない方が楽なのではないか?という話です。

「やるべきことがあるのにだらだらと過ごしてしまうこと」
でなければ、休むことは必要なことです。
走りっぱなしではいつかは倒れますし、
学習したことは休んでいる間に脳が整理するからです。

単位でも意味は変わります。
一日中、集中して物事に取り組み続けるのは難しいので
昼寝などのちょっとした休憩は取った方がいいですね。

そもそも休日は必要なのか

大半の人が当たり前に考えている「休日」は必要なのか。
誤解のないように書いておくと、
全員休日はいらない、なんてことは考えてません。

必要なものは人それぞれです。
極論を述べるつもりは全くありませんし、
私の考えがすべて正しいとも思いません。

毎日なーんにも考えずに生きていくことが悪いとも思いません。
何をするかはその人の自由だからです。
ただ、
目標があるにもかかわらず、思考停止で週休2日とか、土日は休日だとか考えるのはもったいないなと思うのです。

制度上変えることができないものは仕方ありません。
しかし、現代では
いつでもどこでも勉強できる環境はありますし、
仕事についても同様です。
仮に休日なしで働くと、週休2日の人の7/5倍、
つまり1.4倍も多く仕事ができます。
ちなみに私のような個人事業主、いわゆる自営業は労働基準法が適用されないので、無限に働くことができます。
やりたいことがある人にはもってこいです。
会社を興すのも良いと思います。

どう休むべきか
は一人一人違うと思います。
考えてみましょう。

ちりも積もれば

公開日 2020/08/19

ルーティーンが大事という話をよくするんですが、
その理由を定量的に示したいと思います。

1000分

1日は24時間、24×60分=1440分です。
このうち、睡眠時間を8時間としましょう。
8時間は480分です。
活動時間は、1440-480=960分。
分かりやすいように、起きている時間は1000分とします。
この時間を、我々はどのように使っているのか。

例えば、
1日3回の食事は15分ずつ、合計45分かかるとします。
活動時間に占める割合は、
45÷1000×100=4.5%です。
1年で、16,425分、約274時間はご飯を食べています。

また、通勤・通学に往復1時間かかったとします。
活動時間に占める割合は、
60÷1000×100=6%です。

ルーティーンのようにスマートフォンを使っている人も多いと思います。
その使用時間はどうでしょうか。
2018年の調査では、
10代の1日の平均スクリーンタイムは約5時間のようです。
(自分のスマホを調べてみてください。)
つまり、300分ですね。
活動時間に占める割合は、30%です。

22日

いくつか計算してみましたが、
我々がいかに習慣的な行動に時間を使っているかが分かると思います。
これらは、良くも悪くも、将来に大きな影響を及ぼします。

例えば、
今より30分だけ多く、毎日勉強する時間を増やしたとします。
来年の共通テストまで150日間続けると、
150×30=4500分
つまり75時間、勉強時間が増えることになります。
活動時間換算で、4.5日分ですね。
合否の可能性が、十分変わる時間だと思いませんか。

1日5時間使用していたスマホを、
1時間減らしたとします。
他人より、年間365時間、他のことに使える時間が増えます。
活動時間換算で約22日分です。

思っている以上に、
ちりは小さくはないんですね。

読みやすい字、読みにくい字

公開日 2020/08/12

コンピュータの普及により文字を手書きすることは減りましたが、
美しい字を書くことにはまだまだメリットがあります。
きれいな字を書いているだけで、人に与える印象は良くなります。

ここで、きれいな字とは何かというと
「バランスの取れている読みやすい字」
です。

必ずしも、書道の段位を取れるような字ではなくてもかまいません。
大事なのは読みやすさです。
例えば次の答案を見たとき、どちらが得点が高そうでしょうか。

右の答案の方が、正しいことを書いてるように思えませんか。
内容はどちらも全く同じです。
採点者の立場になってみてください。
左の答案は読みたいと思いますか?
私なら読む前に×をつけます。
字の大きさがバラバラ、枠をはみ出している、
これだけで読みにくいです。
これが大学入試だったとすると、採点者は大学教授です。
小さい字など読みたくもないはずです。
正しいことを書いていたとしても、
印象の差はとても大きいです。

また、読みやすい字というのは、視認性が高いということです。
自分が書いたものの中から必要な情報を探したり、答えと照らし合わせる時なんかで、時間の差が生まれるはずです。 


バランスの取れた字を書くためには。
小学校では、皆漢字ドリルや漢字練習帳などに漢字を書いて練習したと思います。
あれは、キャンパスノートのような罫線ではなく、
マス目が印刷されていますね。
あの正方形に収めることが、バランスの取れた字への第一歩です。
ドリルにはマスの中にさらに点線の補助線が引いてあります。
偏や旁、冠などをどこに配置するかの目安になります。
これを意識するだけでも、読みやすい字は書けると思います。

また、そのように書くという動作は頭を使います。
点の位置やはね、はらいなどを注意して書きますよね。
字を書くことが脳トレになるというのは、そういうことです。

募集要項を読もう

公開日 2020/08/05

8月になりました。
大学入学共通テストまで、あと約24週間です。
「あと164日」と考えているライバルより、
一歩リードしましょう。
塾生の雰囲気も少しずつ変わってきたなあと思います。

その共通テストですが、
受験する際に注意すべき点を書きたいと思います。

筆記用具

・鉛筆
マークシートを塗るのに使う鉛筆は、H・F・HBのものと指定されています。
それ以外は機械で読み取られない可能性があります。
・シャーペン
計算用などとして使用してよい。マーク用としては不可。
・定規
使用不可です。これは知らない人が一番多いと思います。
数学で図を描くことがありますが、普段からフリーハンドで練習しておきましょう。コンパスも不可。

筆記用具は、文字が多く書かれていたり、派手なものは使用すべきでないです。会社のロゴ程度なら問題ありません。
たまーに、「これくらいなら大丈夫ですか」と聞いてくる生徒がいますが、そんなところでギリギリを攻めても無意味です。
誰にも文句を言われないようなものを準備しましょう。

第2解答科目

地理歴史/公民・理科は2科目解答することがあります。
例えば、
世界史Bと倫理
物理と化学
などですね。
2科目を受験する場合、
初めに受けるものを第1解答科目、
次に受けるものを第2解答科目と呼びます。
社会も理科も、一つの問題冊子に複数科目の問題が入っており、どの科目から先に解いてもよいです。(マークシートは1枚ずつしか配られません。)

ここで注意しなければならないことがあります。
それは例えば理科を1科目しか使わない大学に出願するときです。
九大の例を挙げます。

物理学科の後期日程です。
赤枠が利用科目で、理科は物理のみとなっています。
次の画像も見てください。

つまり、ここを受験するときは物理を第1解答科目にしてください、ということです。
例えば化学を第1解答科目、物理を第2解答科目で出願すると、物理で100点を取ったとしても、0点扱いになるということです。

募集要項をよーく読んでおかないと大変なことになりますね。
気をつけましょう。