ちりも積もれば

公開日 2020/08/19

ルーティーンが大事という話をよくするんですが、
その理由を定量的に示したいと思います。

1000分

1日は24時間、24×60分=1440分です。
このうち、睡眠時間を8時間としましょう。
8時間は480分です。
活動時間は、1440-480=960分。
分かりやすいように、起きている時間は1000分とします。
この時間を、我々はどのように使っているのか。

例えば、
1日3回の食事は15分ずつ、合計45分かかるとします。
活動時間に占める割合は、
45÷1000×100=4.5%です。
1年で、16,425分、約274時間はご飯を食べています。

また、通勤・通学に往復1時間かかったとします。
活動時間に占める割合は、
60÷1000×100=6%です。

ルーティーンのようにスマートフォンを使っている人も多いと思います。
その使用時間はどうでしょうか。
2018年の調査では、
10代の1日の平均スクリーンタイムは約5時間のようです。
(自分のスマホを調べてみてください。)
つまり、300分ですね。
活動時間に占める割合は、30%です。

22日

いくつか計算してみましたが、
我々がいかに習慣的な行動に時間を使っているかが分かると思います。
これらは、良くも悪くも、将来に大きな影響を及ぼします。

例えば、
今より30分だけ多く、毎日勉強する時間を増やしたとします。
来年の共通テストまで150日間続けると、
150×30=4500分
つまり75時間、勉強時間が増えることになります。
活動時間換算で、4.5日分ですね。
合否の可能性が、十分変わる時間だと思いませんか。

1日5時間使用していたスマホを、
1時間減らしたとします。
他人より、年間365時間、他のことに使える時間が増えます。
活動時間換算で約22日分です。

思っている以上に、
ちりは小さくはないんですね。