テスト前になると増える質問

勉強の仕方がわからない!

っていう質問がよくあります。
これ、答えるのにけっこう迷います。質問が抽象的(あいまい)だからです。勉強法と言うのなら、いくらでもあります

英単語の憶え方を例に挙げましょう。

daughter
「娘」ですね。中学生が最初にこの単語を見たとき、つづりを憶えるのに苦労します。なんで「どーたー」って読むの!ghとかどこに行った?と。
私が中学生の時の英語の先生はこう教えてくれました。
「でぃーえーゆーじーえいちてぃーいーあーる」
そのままです。
しかし、このような憶え方をしなさいと言われたのはこの単語だけでした。このシンプルな憶え方が逆に良かったです。すぐつづりを書けるようになりました。頭の中で何度も唱えて。

urgent
「緊急の」という意味の形容詞です。
当時高校生だった私がこの単語に持っていたイメージ、および思い出し方は、
「単語帳の一番左上にあったな~」です。

describe
「述べる・描く」です。
description は名詞になって「描写」
descriptive は形容詞になって「記述的な・描写の細かい」
いちいち憶えなくても、「-tion」が名詞の合図、「-ive」が形容詞の合図であることを知っておけば、ほぼほぼ意味は分かります。
ちなみに「scribe」は「書く」という意味のある言葉です。
他の単語に応用が効きます。

このように、英単語の憶え方だけでも本当にたくさんあります。上記はその一部分です。(決まった憶え方だけを使うよりこちらのほうが良いです。)
だから、勉強法を知りたいならば、覚悟をもって聞きに来てください。平気で2時間くらいしゃべってしまいます。
(現実はそんなことしないので気軽に聞きに来てください。)

しかし、勉強法を知ったからと言って成績が伸びるわけではないですよね。方法はいろいろありますが、それらを試してみることが重要です。

試行錯誤

学校の勉強だけでなく、すべてに当てはまると思います。
自分なりにいろいろ試してみて、上手くいかなければ何が悪かったのか考え、改良(修正)してまた行動してみる。
普段からみなさんやってることです。ものを持つとき力加減調整しますよね。
新しいことを身につけるのが早い人は、修正するのが上手であったり(それもまた経験からきている)、試行錯誤のサイクルが早いです。
はじめから上手にできるのではなくて、サイクルが早いからそう見えるだけです。一番良い勉強法はと訊かれたら、私はこの言葉で答えます。

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