公開日 2021/07/07
七夕ですね。
受験生が短冊に書いたのは、志望校合格でしょうか。
願うだけでは願いは叶いません。
行動を伴いましょう。
子どもに勉強してほしいと願っている方は多いと思います。
当然ですね。
勉強すればするほど生きやすい世界なので。
しかし、この願いが裏目に出ることがあります。
それは、子どもをコントロールしようとしたときです。
個人差はありますが、
中学生ともなると自分で考え行動するようになります。
親への反抗は、その成長の証ですね。
そのような時期に、無理矢理勉強させようとするとどうなるか。
やらないに決まっています。
なぜなら、子は自分の意志ではなく、
他人の意志に従わせられようとしていると感じるからです。
これは中学生や高校生に限った話ではありませんよね。
成人であろうとも、自分でコントロールできないというのは
非常にストレスのかかることです。
例えば、上司の命令に従うだけで裁量の余地のない(またはそう感じる)職場は、
世間では「ブラック企業」と呼ばれます。
勤務時間が長い、とか、給料が安い、とかはまだ良い方かもしれません。
自分の行動に自分の意思が反映されないことほど、
辛いことはありません。
子どもの意志を無視して、
就いてほしい職業に就かせようとしていないでしょうか。
子どもが興味を持っているのに、
それを潰そうとしていないでしょうか。
これの難しいところは、
親は子をコントロールしようとしてしまっていることに気づいていない
というところです。
子への愛情から、
知らず知らずのうちにやってしまうのです。
意思決定はすべて、本人がやるべきです。
そして、親や私のような者ができることは、
機会や環境を用意すること
ただそれだけです。
他者を変えることなど
到底無理であるからです。