国公立大の募集要項一覧

公開日 2020/09/16

以前募集要項を読もうという記事を書きましたが、
調べるのがなかなかに面倒ですよね。
いちいち検索しないといけないし、
各大学HPのつくりが違うので、見つけるのに手間がかかると思います。
そこで、国公立大学の募集要項をまとめてみました。

主に一般入試の募集要項へのリンクです。
変更等の可能性があるので志望校HPは必ず確認しましょう
結構大変な作業なので少しずつ追加していきます…

  • 北海道
  • 東北
  • 関東(東京)
  • 関東(東京以外)
  • 中部
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州
  • 沖縄
  • 共通テスト
  • 北海道

    東北

    関東(東京)

    関東(東京以外)

    中部

    近畿

    中国

    四国

    九州

    沖縄

    共通テスト

    大学入学共通テスト

    リンク切れ等あれば教えていただけると幸いです。

    なぜみなし得点を使うのか

    公開日 2020/04/01

    英検の受験機会が増えるようです。→こちら
    何回も受けられるわけではありません。
    ざっとサイトを読みましたが、毎週受けられる、という点が引っかかりました。
    その頻度で試験をするのなら、毎回違う問題を用意できるのか、と思いませんか。文法や語彙問題ならまだしも、文章読解問題は用意できるのでしょうか。仮にできないのなら使いまわしになりますが、それで試験を行って良いのか。(大丈夫なんでしょうけど。)

    その英検ですが、大学入試で利用することをすでに表明している大学があります。一つ例を紹介します。
    広島大学です。
    令和3(2021)年度大学入試における広島大学の 英語民間試験の活用について
    一般選抜(旧称:一般入試)でも英語民間試験の結果が利用できます。(今年の入試でも利用できました。)
    工学部の後期日程を例に出します。

    赤字にしているセンター試験の外国語(英語)の得点ですが、英検の一級または準一級を取得していると、満点とみなされます。
    合計700点中の200点です。前期・後期や学部学科によっても違いますが、これは取っておいた方が良いですね。有利になります…
    と言いたいところですが、私はそうではないと考えます。
    むしろ、その資格を取っておかないとまずいでしょう。

    この大学を目指す人なら、英検準一級を取っておこうと皆が考えます。センター試験(共通テスト)は全て正解しないと満点にはなりませんが、英検は満点の必要はなく、受験機会も多いから当然です。
    そして、無事取得できたらこの大学に出願します。
    したがって、枠を争う受験生はほぼ全員英語が満点でしょう。
    つまり、実質英語以外の科目での勝負になる、ということです。

    これが大学側の狙いです。
    必然的にある程度の英語力がある学生を集められますね。

    来年度の大学入試について

    公開日 2020/02/26

    国公立大学個別試験前期の一日目が終わりました。
    この記事を書いているのは二日目の試験が行われている頃です。
    これはすなわち、現在の高校2年生は受験まで一年を切っているということです。

    一年間は52週間あります。
    仮に7科目、すべて均等に時間を割り振って勉強するとすれば、一科目に費やせる時間は7週間です。意外と時間は少ないことが分かると思います。

    さて、来年から始まる大学入学共通テストですが、
    大きく変わる点が一つあります。
    それは、英語のリスニングの配点です。
    従来のセンター試験では、文法・読解問題がある「筆記」が200点、聞き取りの「リスニング」が50点と、4:1の配点比でした。
    新しい共通テストでは、これが「筆記」100点、「リスニング」100点の1:1に変更されます。
    リスニングの割合がかなり大きくなるんですね。

    これでリスニングの対策めっちゃしないといけない!って騒がれるわけなんですが、そこでふと思い出しました。国立大学の行動傾向を。
    それで調べてみたんですが、ありました。↓

    2021 年度(令和 3 年度)東京大学入学者選抜(一般入試) に関する予告について
    このpdfの抜粋↓

    2021 年度(令和 3 年度)の大学入学共通テストでは,英語は「リ ーディング」100 点と「リスニング」100 点,計 200 点満点を次のと おり換算して利用します。 《 「リーディング」140 点満点 「リスニング」60点満点

    この他、ざっと調べた結果、現時点では大阪大・東北大・名古屋大が150:50の配点にすると発表しています。

    そもそも、大学は研究機関であるので論文を読み書きできるようになる人を欲しています。学術論文はほぼすべて英語で書かれるものなので、英語が読めない人は研究が進みません。ということは、聞く力を問うよりも、読む力を問いたいと考えるのは当然です。だからリスニング重視の配点にしたくないのだろうと考えます。

    まだ発表していない大学が多いですが、おそらく国公立大学の特に入学難度が高い大学ほどこういう傾向になると予想しています。
    一方で私立大学はいわゆる4技能すべてを重視する傾向にあるでしょう。

    志望校の方針を調べ、早めに対策していきましょう。

    入試前日、当日に気をつけること

    公開日 2020/01/15

    まとめてみました。
    これを全てやれば良い、というわけではありませんが、受験生の役に立つであろうと思います。

    ●試験前日

    ○普段していることをする
    験を担ぐことは悪くないと思います。
    しかし、普段油物を食べていないのにカツ丼を食べるなどはやめた方が良いです。体調崩します。特に食事は気を付けましょう。
    当日も同じです。

    ○勉強
    しっかり問題を解く必要はありませんが、日本語、英語ともに軽く運動する具合に文章を読んでおきたいです。
    合わせて、自分がミスをしやすいところ・うろ覚えになりがちな項目の確認です。

    ○当日の行動のシミュレーション
    持ち物の用意とともに、試験当日の流れを確認しましょう。
    他の人についていけばよい、とは考えないでください。下見は大事です。
    時間・場所・昼食など

    ●試験当日

    ○普段の食事をする
    前日の方にも書きましたが、食事の時間や食べるものを変えないように。

    ○試験前・試験中は心を落ち着かせる
    始まる直前は、目を閉じて、深呼吸するだけでも良いです。
    試験中、慌ててしまいそうなときは一旦顔を上げてリセットしましょう。あまり周りを見すぎるとカンニングを疑われるので注意。
    また、問題形式が変わらないとは限りません。最初に軽く全体を確認して、もし見慣れないものがあったら「ふ~ん」とほんの少し作問者を恨みつつ解き始めましょう。

    ○試験監督の話を必ず聞いておく
    一言も聞き漏らさないように

    ○休み時間
    終わった試験の話はしない。
    話を振ってくる人がいたら上手に次の科目の話に変えるか、トイレに行くふりをして逃げましょう。

    ○センター試験の場合、1日目が終わったあと自己採点をしない

    以上です。
    これらに注意して、発揮できる力を100%に近づけましょう。

    入試直前にやるべきこと

    公開日 2020/01/08

    冬期講習が終わりました。
    お疲れさまでした。
    中には毎日7時間以上勉強した生徒もいました。よく頑張ったと思います。きっと結果はついてくるでしょう。

    高校生のセンター試験、中学生の私立高校入試が近づいてきました。
    毎年、直前(1週間前くらい)は何をすれば良いかを尋ねられるので先に答えておこうと思います。

    ①勉強してきたことを復習する

    不安であるため、つい今までやったことのない問題集に手を出してしまう人がいます。
    そのように、新しいことに手を出すのは危ないです。
    無理に新しいことを身につけようとせずに、解いてきた問題を解きなおしたり、ノートを見直したりしましょう。
    今までこんなことをやってきたな~という感じで。

    ②ただの勉強不足なら、理科社会の知識を詰め込みまくる

    中には試験範囲を勉強しきれなさそう、という人もいると思います。
    今更後悔しても仕方ありません。自分のせいです。
    最後だけは、全力で足掻きましょう。
    とにかくひたすら自分で小テストを繰り返してください。
    これを試験までに覚えないと死んでしまう!!!
    っていうくらいの勢いでやってくださいね。
    そこでできないなら、一生できませんよ。

    ③よく食べ、よく寝る

    本番が近づくと、精神的に不安定になることもあります。
    ストレスを感じるんですね。
    こういう時期だからこそ、体調管理がより重要になります。
    いつもと違う時間に食べたり、睡眠を削って勉強することのないようにしましょう。
    十分に寝るだけでストレスは軽減されます。
    食べ物なら大豆製品や緑黄色野菜が良いそうです。
    また、軽い運動もおすすめです。2,30分くらいのジョギングでも十分です。運動部だった生徒は、現役のころのノリで走ったりしないように。身体壊します。

    以上です。
    特別なことをする必要はありません。
    試験前日・当日に関することは、また別の記事にしようと思います。

    英語民間試験導入状況(2019/12/02)

    公開日 2019/12/02

    2019年12月時点での高校2年生から入試制度が変更されますが、各大学の英語民間試験活用方法が出揃ってきたのでまとめました。

    九州内の国立大のみ調べましたが、傾向としては入学難易度が高い大学ほど導入を見送っているようです。利用するところも、選抜方法や加点方法、成績利用可能年月などが異なるので出願する可能性のある大学はすべて調べておいた方が良いです。

    結局受験者側には負担がかかってしまいますね。
    よっぽど志望校が絞られていない限りは民間試験を受けないという選択肢はなさそうです。

    私立大学は以前から導入しているところは多いです。
    過去記事も参考にしてください。→英語民間試験導入の延期に関して

    英語民間試験導入の延期に関して

    公開日 2019/11/13
    更新日 2019/11/14

    今月初めに、再来年の大学入試で導入予定だった英語の民間試験活用の延期が決定しました。情報を整理してみます。

    試験結果を出願資格としていた大学

    主な国立大などは英検準2級から2級レベルを出願資格とし、合否判定には利用しないという方針でしたが、長崎大学では出願資格としても利用しない方針で検討中とのことです。おそらく多くの大学でこのような対応になるかと思われますが、調べる限り現時点(2019/11/13)では明言している大学は少ないので注視しておきます。出願するであろう大学は各々調べてください。

    私立大学は利用できるところも多い

    以前から、私立大学には英検やTOEICの結果を合否判定で使えるところが多くあります。したがって、私立大学を受験する可能性のある生徒は民間試験を受験しておいて良いと思います。

    福岡大学を例に示します。
    入試制度がたくさんある中で(制度が複雑すぎて募集要項を見たくなくなります)、センター試験利用入試というものがあります。センター試験の結果だけを用いるもの、個別の入試と組み合わせるものがありますが、その際に英検などの結果を代わりに利用できます。

    みなし得点100%80%
    英検準1級2級
    GTEC(4技能)1190960
    TOEFL iBT7242

    ※福岡大学入試情報サイトから引用

    センター試験利用入試だと、センター試験と民間試験の2つのうち、得点の高い方が合否判定に採用されます。
    例えば、センター試験の得点が150/200(75%)で、英検の2級を所持していた場合、英検2級のみなし得点が80%となりセンター試験の得点より高いので、合否判定に採用される英語の得点は80%となります。

    このように入試において有利に立ち回れるので、私立大学を受験する予定のある方は、民間試験の対策をして受験しておいた方が良いといえます。

    やることは変わりません

    いつも言っていることですが、少々制度が変わるくらいで学習すべきことは大きくは変わりません。もちろんそれぞれの試験で傾向はあり対策も可能ですが、そもそもきちんとした学力をつけていれば、どんなに急に問題の出され方が変わろうが対処ができます。情報に踊らされないよう気を付けましょう。

    とは言えみなさん不安だと思いますので情報は発信していきます。
    ちなみに、英検に関しては協会から発表があったのでリンクを貼っておきます。
    英検2020 1 day S-CBT®
    11/01,13のお知らせです。

    過去の関連記事→大学入試における英語民間試験の導入状況

    受験勉強のメリット

    朝晩寒くなってきましたね。でも昼は暑いですね。
    私は年に2回くらい必ず風邪を引くんですがこの時期が最も確率が高いです。皆様もお気を付けください。

    来年のセンター試験まで100日を切りました。高3生は後悔の無いよう受験対策を行いましょう。たった100日です。人生80年として、365日×80年=29,200日。率にして、100/29,200=約0.0034、生きているうちの0.3%です。このほんの少しの期間でその後の豊かさを大きく変えられることはなかなかありません。受験勉強は「とってもお得な」努力の仕方です。

    勉強は、時給4万円

    少し前にTwitterで話題になりました。↓
    https://twitter.com/gengen_36/status/782180418489454592
    1000時間勉強したとして、年収が100万円上がった場合、40年働くと4000万円の差が生まれます。4000万÷1000時間=時給4万円、ということです。勉強を1時間すれば良いところを、時給1000円のアルバイトで稼ごうとすると40時間働かなければならないですね。

    これは伝わりやすいように簡単に書かれていますが、実際は年収100万円アップどころではないと思います。200万とか普通にありえます。

    お金に目が行ってしまいがちだと思いますが、勉強のメリットはそれだけではありません。
    例えば、いわゆる難関大学に進学できたとしてそうではない場合と何が違うかというと、戦いを勝ち抜いてきた人と簡単に出会えます。やはり成果を出してきた人たちは面白いです。計算だけは絶対に敵わないなと思った人間電卓みたいな人だったり、特別な能力はなくても(こう言うのは失礼ですが)まっすぐ目標に向かって進み達成していく人であったり。
    もちろんどこにでもそのような人はいると思います。ですが、はっきり言って(いろいろな意味で)密度が違います。

    これ以外にも人生を豊かにしてくれるものが多くあります。それは、その環境にいる人にしかわかりません。私は東大には入れませんでしたが、東大生にしか分からない、東大に在籍するメリットがあるはずです。
    先ほども書きましたが、人生の1%もない時間を使ってそのような体験ができる環境に入ることができるというのはものすごーくお得なことです。
    当時の自分に言い聞かせたいくらいです。
    やるしかないでしょ!

    高校入試の傾向と対策

    っていう記事を一瞬書こうかと思ったんですがやめました。
    その理由を書きます。

    「傾向」は半分どうでも良い

    高校入試でも大学入試でも、昨年と比べて問題形式が少し変わると話題になりますよね。「新傾向」という見出しで、問題文がすごく長くなったとか、これまでには見ない答えさせ方だとかで、来年からはこういう対策を新たにしなくてはならないとか、煽りますよね。
    もちろんそれに備えて勉強することを反対するわけではないのですが、そのような情報に左右されやすい方は注意です。問題形式が変わったからと言って学習の本質、根幹部分は変わりません。
    「( )つの辺の長さが等しい三角形を二等辺三角形という。」
    の穴埋めができても、
    「二等辺三角形の定義を答えよ。」
    に答えられないならば、ただの学習不足です。
    このように、少し問われ方が変わると途端に分からなくなる場合は、分かっていないと判断したほうが良いです。学習の仕方を見直さなければ、頭を使わない暗記に終始します。
    また、入試というものは相対評価です。傾向が変わっても、自分と競う相手も同じ条件です。

    対策は「今までと同じ」

    つまり、いろいろと何か新しいことをするのではなく、適切な学習を継続するだけで良いです。適切な学習とは、意味を理解しながら学習することです。何度やっても伸びないタイプは、日本語が読めていない可能性があります。前述の二等辺三角形の例でいうと、「2つの辺」や「三角形」などのキーワードをとらえることはできていても、意味を理解していないので例えば「正三角形は二等辺三角形である」ことがわかりません。読解の訓練から始める必要があります。

    特別なことをやる必要はなく、教科書をしっかり勉強しましょう、ということです。

    大学入試における英語認定試験の導入状況(2019.8)

    2020年度実施の入試(2019年8月時点で高2の生徒対象)から、センター試験に代わり大学入学共通テストの実施、および実用英語技能検定(いわゆる英検),GTECなどの民間試験の活用が始まりますが、各大学の動向を調べたのでお知らせします。

    九州大・長崎大は出願資格にのみ活用(加点なし)

    すでに2020年度入試の予告を出している大学は限られていますが、いわゆる旧帝大は出願資格としてのみ利用する大学・学部がほとんどのようです。東北大は出願資格にもしないそうです。一部の選抜方法で民間試験の結果を加点する大学もあるようですが、国公立大学はすぐには利用しない方針を取る大学が多くなると予想します。長崎大の入試予告はこちら。(pdfが開きます。)
    おそらく私立大学は早めに導入してくるのではないでしょうか。

    ちなみに、出願資格として要求される英語レベルは、私が調べた限りどこの大学もCEFRでA2以上でした。CEFR(Common European Framework of Reference for languages)とは、簡単に言えば各民間試験を比べ易くしたものです。例えば、英検の2級とGTECの1200点とではどちらが優れているかわかりにくいですよね。その評価基準を作ってあるのです。大学入試センター作成の対照表のリンクはこちら。(ページ一番下です。)A2というと英検準2級から2級レベルですね。

    各大学、活用の仕方が違うので、志望大学の詳細が知りたい方は調べてください。言ってもらえれば私が調べます。光の速さで。

    ※この記事は2019年8月末時点のものです。募集要項等は今後変更になる可能性がございます。