右側が空いていない

公開日 2023/09/13

日曜日にまた競泳の大会に出てきました。
福岡での開催ですが、今回は競泳の話ではなく、街の話をしたいと思います。

早朝長崎を出て新幹線で博多まで行き、
プールの最寄りへ向かうため出来たてほやほやの(とは言ってもできたのは半年前ですが)地下鉄七隈線に乗り込みます。
これが8時ごろの話。
この時間は日曜日ということで博多駅と言えど人が少な目で「変化」には気づけませんでした。
競技が終わり、再び地下鉄七隈線に乗り、博多へ戻った私が目にした光景とは・・・!

エスカレーターの右側にも人が立ち止まって並んでいるではありませんか!
右側を歩いていこうと思った私はブチギレ寸前でした・・・
ではなく、その光景に感動しました。
皆2列になるほうが効率が良いと気付いたのか!
・・・と地下鉄に乗ると何やら中吊り広告が。

その広告の中に次のものがありました。
「勇気を持って、右側に立とう」
これを福岡市民は見事に実行していました。
エスカレーターは2列になった方が危険もなく輸送効率が良いです。
以前計算してみた記事→エスカレーターでは立ち止まろう
どうやらキャンペーンがあるようです。
博多駅なんて毎度毎度エスカレーターは混みまくりで、以前は皆一列になるモンだから地上に出るのに一苦労。それが今回、こんなにスムーズに出てこられるとは。

後から調べてみたのですが、
2022年から福岡市営地下鉄が取り組み始めたようです。

エスカレーター右側も止まって乗っちゃう大作戦
ラジオなどのメディアも利用されたようです。

全国を調べてみると、2021年に初めて埼玉県で「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」が施行されていました。
罰則はありませんが、「立ち止まった状態でエスカレーターを利用しなければならない」(第5条)「知事は、エスカレーターの安全な利用の促進のために・・・助言及び勧告をすることができる。」(第7条)など、県を挙げて取り組もうとするものです。
しかし1年後の調査では、歩く人が増え条例施行前に戻ってしまったようです。
何も手入れをしないとこうなるのは当然ですね。罰則を設ければよいというものでもありません。
何十年も続いている行動を変えるならば施しを継続する必要があります。

こういうのは生徒を指導している私でなくとも多くの人は気づいているのではないでしょうか。
学習内容や時間を記録していきなさいと指導して、3日でしなくなる生徒もいれば、2週間くらいは続くが1ヶ月後にはやってない生徒などいろいろです。
継続できるように、「手入れ」をしなければなりません。
「手入れ」を怠ると植物は枯れてしまいますし、生物は死んでしまいます。それと同じですね。

福岡市は今の状態を保てるでしょうか。
長崎も見習いたいところですね。

NT

公開日 2023/08/09

世界マスターズ水泳に参加してきました。
世界100ヵ国くらい?から1万人近い選手が集まる非常に大きな大会です。
7月末から開催されていた世界水泳のプールをそのまま使って行われています。
瀬戸大也やレオン・マルシャンと同じプールを泳げるわけです。
深さは3m、これもなかなか体験できない。
行くしかないっしょ、と練習を続けてきました。

海外からはどれほど選手が来るんだろうか、やっぱりほとんど日本人なんだろうかと思っていましたが、以外にも多い。
私のレースの一つは日本人が私だけでした。
カナダ、メキシコ、スペイン、オーストラリア。
彼らはやはり日本人と体格が違います。
しかし、これは競泳だけではありませんが、体格が良い=速いというわけでもないですね。それが面白い。
5月の日本マスターズの時もいらっしゃいましたが、今回は海外からです。
80代のマッチョおじいちゃん。
若者顔負けのダイナミックな泳ぎを披露しました。すごすぎる。

ところで私の結果は
2種目出場しましたが、
「No Time」
つまり記録なし。
お前遅いからタイム記録しないよっていうことです。

詳しく書くと、この大会には参加標準記録があって、それを超えていないとそもそも出場できません。
当日のレースでこの記録を超えないと、自分の記録にならないんです。

では私がなぜ出場できたかと言うと、
25mプールでは参加標準記録をクリアしていたからです。

水泳をしている人しかわからないと思いますが、
大会で使われるプールは50mのときと25mのときがあります。
50mは長水路、25mは短水路と言います。
(正確には50mプールは50m2cmプール、25mの方はだいたい25m1cmプールなんですが、なぜかわかりますか)

50m泳ぐとすると長水路ではターンがありませんが、
短水路では1回ターンをします。
これが大きな差で、
競泳というのは壁を蹴る、もしくは飛び込むときが最もスピードが出る競技なので、ターン回数の多い短水路の方がタイムが良くなるんです。

私が提出していたのは5月の短水路での結果でした。
だから一応出られました。

NTになってしまった原因は他にもあるんですが、とにかく悔しい。
スタート、潜行、泳ぎ、タッチ、どれをとっても良くない。
長水路での練習機会がほとんどなかったのも敗因ですね。
課題しかありません。


これから鬼の練習が始まります。

焦燥感

公開日 2023/07/19

しばらくお休みをいただいておりましたが復帰します。
10日余りベトナムに行ってきました。
現地で感じたことを少しばかり書きます。

その前にベトナムという国を紹介しましょう。
東南アジア、緯度10から20度に位置する、日本のように南北に長い国土を持ちます。
ケッペンの気候区分では大部分がAw (サバナ気候)で、雨季と乾季があり、今は雨季で雨が多いです。よく夕方にスコールが降りますね。
人口は約1億人、主な産業は農業で、米やサトウキビが多く栽培されます。

実はベトナムには昨年も行ったのですが、すごく肌で感じることがあります。
国の勢いです。
日本と比べると子ども、若者が非常に多いです。
それに愛国心が強く、これからますます発展していくことは容易に想像できます。
ネットの情報や統計ではなく、
現地に行かないと分からない感覚だと思います。
とにかく、パワーがあります。




一つ印象的な絵がありました。
初日、国1番の都市ホーチミン(首都はハノイ)に降り立ちましたが、
次の国内便までの乗り継ぎまで時間があったので空港内のレストランで食事をしたんですね。
国民食フォーをいただいたんですが、
そのレストランの目の前に大きな絵が描かれていました。
5m×3mくらいだったでしょうか。
ホーチミン市の街並みなのですが、その絵の中にクレーンがあったんです。
↓こんなやつ

高層ビルを建てるときに使うクレーンです。(タワークレーンというみたいです)
普通描きますかね?
観光客が見るようなところに。
「この街はまだまだ発展していくんだぞ」
こんなメッセージが伝わってきませんか?


IMF統計では、GDPは日本の10分の1、日本より30年遅れていると言われていますが、
この国の雰囲気を感じると30年もせずに追いつくのではないかという気がします。
(一方でベトナムは都市部と農村部の格差は大きく、生活水準が全国ほとんど変わらない日本の素晴らしい点にも気づきを得ました。)
ちょっとした危機感を覚えました。
日本の経済レベルはトップクラスなので直ちに経済大国の座を奪われる、ということはないでしょうが、それでもひょっとしたら、と思わされるのはさすがとしか言いようがありません。

このままでは負けてしまう。
私一人の力でどうこうできるものではありませんが、
日本人として、微力ながらこの国を盛り上げたいと考える旅なのでした。

雨の日は勉強しよう

公開日 2023/06/07

梅雨に入りました。
雨の日は外出すると傘をささないといけなかったり濡れたりするので嫌です。
同じような方が多いと思います。
だったら、外に出なかったらいいのでは?
どこどこに行かねばならないとかいう下らない反論はなしです。
今日しなければならないような緊急性の高いことなど生きている上でほとんどないはずだからです。
もし一国の王だったならば、
数年間、雨の日は外に出なくて良い、仕事しなくて良い、といったルールで実験してみたいです。

集中力アップ

では雨の日は何しましょうか。
そうです、勉強しましょう!
ゴロゴロしながらスマホで動画やゲーム?
ぶくぶく太って海に行けない体型になりたければそれでも良いです。
脳汁ドバドバの人間ハッキングゲームで頭悪くなりたいのならばそれでも良いです。
おそらく、多くの人はそうはなりたくないでしょうから、勉強しましょう。

雨の日は、実は集中力が増します。
人類の歴史はほとんどが狩猟採集です。
大昔の人々もやはり、活動するのは主に晴れの日です。
晴れていたら効率よく狩猟採集するチャンスなので、外に出たくなります。
現代の我々にもその遺伝子は残っているのでしょう、晴れの日は外に出たくなるものです。
しかし、雨が降っていれば諦めなければなりません。
外に出たい、という気持ちはありません。
これです。
晴れの日はなんとなくどこかで外に出たいとそわそわしています。
それが雨の日にはない、ということです。
つまり、雨の日は晴れの日よりも室内での作業に集中できるというわけです。

これは主観ですが、
私は作業や勉強をするときにイヤホンで雨の音を流すことがあります。
なんとなく落ち着いて集中できる気がしますね。

もちろん、勉強する目的で使うことを除き、
スマホやタブレット、パソコンを近くに置いてはいけません。
それだけで集中力は落ちますからね。
そこら辺のことは別の日にまとめて記事にしたいと思います。

勉強以外のことやってませんか

公開日 2023/05/17

日曜日に日本マスターズ水泳短水路大会に出場してきました。
本命の世界マスターズ水泳のために目標としていた大会でしたが、
50m自由形29.16、50mバタフライ31.98で無事どちらも参加標準記録を上回ることができました。
半年前35秒とか言ってたのが信じられないですね。
大会を通じてまた課題が見つかったので、8月へ向けて練習していきます。
マスターズ水泳というのは25歳以上なら誰でも参加できるものですが
驚いたのは日曜日の大会に、90歳の方が出場されていたことです。
その方は100mを完泳しました。
素晴らしいですよね。頭が上がりません。
私もまだまだ頑張らねばならないと勇気づけられました。
次は28秒!

テストお疲れ様でした

中間試験のあった生徒はお疲れ様でした。
試験後は必ず反省の機会を設けましょう。
反省すべき点として最も多いのはおそらく、準備不足だと思います。
試験範囲を勉強しきれていないということです。

①「できること」と「できないこと」を区別する

②「できないこと」を「できること」に変える

これはやりましたか?
①をやって終わる人が多いです。
具体的にいうと、例えば教科書の問題やワークを一回やって終わるということです。
②をやらねば進歩はありませんね。

「できること」になったかどうかは、
何も見ずに自力で問題が解けたか、で判断してください。
「わかる」と「できる」は全く違います。

勉強の密度

集中して勉強しているでしょうか。
机に向かっている時間は長いが成果が少ない人がいます。
自分を振り返ってください。

✅ぼーっとしている時間が長くないですか
✅考えているふりをして実際はペンで遊んでいるだけではないですか
✅スマホや漫画に気が散っていませんか

このように、結局勉強以外のことをしている時間の方が長くないですか。
そうしてしまうならば、
自分の部屋で勉強しないでください
誰かの監視があった方が集中できますよ。
(塾でも私が振り向いた瞬間ペンを持ちますよね笑)

また、時間を区切るのも有効です。
中学生のワークは、1ページ15分以内を目安にしてください。
15分以上は時間をかけすぎです。
知らないものはいくら時間をかけても無駄なので、すぐに答えを見て覚えましょう。

テスト勉強も上手になろう

毎回同じ失敗を繰り返していませんか。
毎回、必ず学べること、学ぶべきことが出てきます。
2度と同じ間違いをしない、というのは簡単だとは言えませんが、
少しでも改善しようとするかどうかで、将来得られる成果には格段の差がついていきます。


まだ「chatGPT」知らないの?

公開日 2023/05/10

みなさん、こんにちは。

タナカ塾のブログにお越しくださり、ありがとうございます。このブログでは、私たちが日々の授業やイベントで経験したことや、教育に関する情報などを共有していきます。学習においてお困りのことがあれば、ぜひ参考にしていただければと思います。

今日は「chatGPT」について書いていきます。

ChatGPTとは、OpenAIが開発した自然言語処理技術を利用した人工知能のモデルです。このモデルは、大量のテキストデータを学習しており、その学習に基づいて文章を生成したり、文章に関する質問に答えたりすることができます。

ChatGPTを利用することで、例えば以下のようなことができます:

  1. チャットボットを作成する:ChatGPTを用いることで、チャットボットを作成することができます。ユーザーが質問やメッセージを送ると、ChatGPTがその内容を解析して適切な返答を生成し、ユーザーに返します。
  2. テキスト生成:ChatGPTを用いることで、特定のトピックやテーマに関する文章を自動生成することができます。例えば、ある企業の商品に関する説明文や、ニュース記事などを自動生成することができます。
  3. 質問応答システム:ChatGPTは、大量のテキストデータを学習しているため、様々なトピックについての質問に答えることができます。例えば、ある商品に関する質問や、歴史的な出来事に関する質問などに対して、適切な回答を生成することができます。
  4. テキスト解析:ChatGPTは、テキストデータを解析することができます。例えば、ある文書に含まれる特定のキーワードや、文書のトーン(ポジティブ、ネガティブ、中立など)を分析することができます。

以上のように、ChatGPTは自然言語処理技術を利用することで、様々なタスクを自動化することができます。また、ChatGPTは、他のAIモデルと比べて高い精度を持つことが知られています。


タナカです。
上の文章は98%、chatGPTに書かせたものです。

「ブログ冒頭の挨拶をして」とか、「chatGPTを説明して」という指示でAIに書いてもらったものです。
全く知らない人向けに簡単にいうと、
AI(コンピュータ)と会話できるものです。
大量のデータを持っている(検索してくる)ので質問に対して瞬時に答えてくれます。

ただし、返ってくる答えが全て正しいものとは限りません。
存在しないものを平気で説明してくる時もあります。
例えば、「諫早市にあるプールを教えて」と質問した場合。

諫早市水泳場ってどこなんですかね・・・
普通にGoogle検索などを使った方が正確で早いです。

このようにまだまだ弱点があるので使い方には注意してください。

学習での使い方の例

例えば、コンピュータなのでルールが整っているもの、数学は得意です。
2次方程式の解の公式を教えてもらいましょう。

Q,2次方程式の解の公式を教えて
A,

2次方程式ax^2 + bx + c = 0 (a≠0) の解の公式は以下の通りです。

x = (-b ± √(b^2 – 4ac)) / 2a

この公式にa,b,cの値を代入することで、2次方程式の解を求めることができます。ただし、判別式D = b^2 – 4acが0以上のとき2つの実数解を持ち、0未満のとき2つの虚数解を持ちます。また、Dが0のときは重解を持ちます。

問題を作ってもらうこともできます。

また、言語能力が優れているので英語の勉強にも役立ちます。

このように文法が間違っていると添削してくれます。
高校生の自由英作文の添削に力を発揮しそうです。
まだまだ使い方がありそうですね。

仕事でも使える

もちろん勉強だけでなく仕事でも使えます。
私はエクセルのマクロなんかを作らせています。
マクロというのは、いろいろなコンピュータへの命令を一つにまとめたものです。
私はVBA (プログラミング言語)の知識は薄っぺらいものしかありませんが、その最低限の知識があれば面倒な作業を一瞬でこなしてくれる命令を作れます。

例えば、
「あるブックにある全シートのマクロボタンを消去したい」場合。
chatGPTにそれを伝えると、

このようにコードを書いてくれます。
VBAがある程度わかっている方ならすぐに作れるでしょうが、
私のような動かし方くらいしか知らない人間はこれを作ってもらえるだけで相当の時短になります。

いかがでしょうか。
塾生に尋ねてみると意外と知らない人が多かったので紹介してみました。
chatGPTの使い方は無限大です。
これらの真面目な(?)使い方でなくとも、遊びにも使えます。
AIを一般人にも手軽に扱えるようになったのは革命だと思います。
まだ一度も触ったことのない方はぜひ試してみてください。
スマホからでもできます。

自分のことはわからない

公開日 2023/04/12

久しぶりにやってしまいました。
ここ数年はコロナワクチン接種の時以外、体調不良で仕事を休んだことはなかったのですが。
オーバーワークです。
まだまだ、休むのが下手ですね。

こんなときに思うのが、
やっぱり自分のことを客観的にみるのは難しい、ということです。

今回の私も動きすぎ働きすぎだとはほとんど考えていませんでした。しかし振り返ってみると、思い当たることがちょこちょこ出てくるわけです。ああ、あそこで頑張りすぎたなと。
そこそこの年数生きてきて、どういうタイミングで風邪をひくとか、どうすれば早く体調が回復するかとか、ある程度は自分の身体のことがわかってきていたつもりでしたが、ダメでした。
おそらく今後もこのようなことはあるでしょう。

だから、ヒトには自分のことを見てくれるヒトが必要です。
家族、恋人、知人友人、誰でも良いと思います。
自分のことを自分で見るのが難しいのならば、他の人に見てもらえば良いのです。
それは例えば、
部活ではコーチや監督、勉強では先生、日常生活では家族、などというわけです。
読者の方にも経験があると思います。
自分では全く考えもしてなかったように、他人から自分がどのように見えていたかを聞かされたり。
私のことはそんなふうに見えていたんだ、と。
そんな経験は少なくないと思います。それだけ難しいことなんですね。
身近な人の指摘は的を射ていることが多いです。

中学生高校生にこれを当てはめます。
自分がどれだけある分野を習得しているかを自分で正確に測るのは難しいです。
そのためにテストがあるのです。
テストは点数が出ます。
点数、つまり数字は客観的なものです。
自分で出来具合を評価するより断然正確な実力を反映します。
(いつも言っているように点数の盲信は禁物ですが)
確実に、自分の主観よりも正確です。
だから点数は受け入れた方が良いということです。

また、指導者の助言は受け入れた方が良いということでもあります。
アドバイスをもらっていながらそれを疑って行動しない人は全く伸びません。
私の経験上でも、そのやり方だと成績は上がらないと言っても頑固に変えなかった生徒はやっぱり低迷しましたし、逆に素直に聞き入れて実行する生徒はどんどん伸びます。
現生徒でも、英文の音読がものすごく上手くなった生徒がいます。おそらく今年度も伸びます。
ただ単に指示に従う、ということではありません。
一旦受け入れる、ということが大事です。

よくやった

公開日 2023/01/18

共通テストお疲れ様でした。
自己最高を出した人も、あまりうまくいかなかった人もいます。
心理的に不安定になることもあるでしょうが、こういうときこそ、強い自分でいてほしいと思います。
入試というものは残酷で、それを肌身で感じたことでしょう。
あのときもう少し勉強しておけばよかった。
あのときこうしておけばもっと点が取れたはず・・・

前を向きましょう。
悔やんでも点数が変わることはありません。
過去は変えられません。
今の自分と向き合うことのみが、これからの自分を導いていくことができます。
もし、これまで生きてきてしっかりと自分を見つめることができていなかったのなら、こんな成長の機会はなかなかありません。この機会を見逃してはなりません。

これからどうするのか?
自分の心の声をしっかり聞きましょう。
現状、つまり試験の点数や判定、家庭の状況などを踏まえて周りの大人と相談し、次の決定を下しましょう。
今あなたは視野が狭くなりやすいです。
主観だけでなく、客観的に捉えようとすることも忘れずに。
納得のできる選択をしましょう。

1週間以内に決めてください。
早い生徒はもう個別試験対策を始めています。
ここでの出遅れは痛いので、
できるだけすぐに勉強開始です。

もう一つだけ、
受験生の保護者の方へ。
今受験生たちは悩みに悩んでいます。
ここぞというときの、ほんの少しの愛のある声かけだけでも、勇気をもらえます。
無条件に応援できるのは両親のみです。
私にはその代わりは務まりません。
私にはできないので、
ほんの少し、力を貸していただけないでしょうか。

あけましておめでとうございます

公開日 2023/01/04

あけましておめでとうございます。
本年もタナカ塾をよろしくお願いいたします。

1月1日から高3生の冬期講習を行いました。
正月から皆よく頑張りました。
その成果はきっと10日後の共通テストの結果に表れます。
仮にそうでなくとも、目標へ向けてひたむきに取り組んだ経験は「あの時は正月でさえ勉強した」という自信になりますし、後の人生に大いに良い影響を及ぼします。
自分の中の基準が上がることでもありますからね。

新年は、新しいことに挑戦するのにも適しています。
何かやってみたいが、まだ手をつけていないことがあると思います。
そういうものを始める良いきっかけです。
正月になった途端、資格取得のCMなんかが急増しますね。
始める人が多いからです。
是非、
「目標を公言」してから始めましょう。

ひそかに目標を持つよりも、
公然とバラしてしまったほうが達成率は上がります。
目標を他人に伝えたら、
・自分の発言と辻褄を合わせるために行動するようになる
・他人に伝えることにより、すべき行動がより明確になる
からです。


ここで私の今年の目標を発表しておきます。
一、塾のシステムの改革
現在は週1、または週2で生徒への個別指導を行っておりますが、その成果が見えにくいのが課題です。成果を視覚化し、生徒がそれによって自らの課題を見出せる、また保護者様が状況を把握できるようなシステム作りを行います。

二、競泳大会への参加
以前の記事で少し書いた通り、マスターズの大会へ出る予定です。すでに選手登録はしました。
当面の目標は、
・50m自由形35秒(30秒台前半にしたい)
・体重+2kg、体脂肪率13%
です。


生徒の皆さんも、今年の目標を教えてくださいね。
良い1年になりますように。

断捨離

公開日 2022/12/28

今年最後の記事です。
12月はあっという間に過ぎてしまいました。

一説によると、人生の体感時間の半分は19歳だそうです。
つまり、0歳から19歳までに感じる時間の長さと、19歳から80歳までに感じる時間の長さが等しい、ということです。
幼いうちは身に起こること全てが新しい経験ですから、密度の濃い時間を過ごしますが、
段々と経験が貯まるうちに新しい経験は減り、体感時間は短くなります。

ということは、
時間があっという間に過ぎてしまう、というのは新しいことをしていない
とも言い換えられます。
または、心が動くような体験が少なかったとも言えるでしょうか。
これは私にとって非常に反省すべき点です。

ものを教えるという立場である以上、
常に(自分にとって、または自分以外の人間にとって)新しいことにはアンテナを張り、情報を取り入れる、あるいは自ら体験しに行く必要があると考えています。
己の経験無くして語ることはできないからです。
伝聞、つまりは他者から、インターネットなどから情報を仕入れて話すだけなら誰にでもできます。そういうものの価値はおそらく薄いです。
それらの情報に全く価値がない、というわけではありません。
ただ、現実味に欠けるのです。
現実味のない話を聞いても、そこには熱もありませんし、したがって面白味がないのです。

歳を取ったら新しい経験が少なくなる、というのは言い訳です。
私はこの世のことの、10のマイナス9乗も知らないと自負(?)しております。
いくら経験を積んだからって、仮に不死を手に入れたとしても、この世の100%を知ることなんて不可能でしょう。勉強すべきことは山積みなわけです。
これを改めて自分の胸に刻み込んで新しい年を迎えようと思います。

新しいことをすると書きましたが、
新しいことをするのにも準備が要ります。
いらないものを捨てることです。

先日ある生徒と話していて、
机が散らかっているとのことでした。
高校生あるあるですが、使わなくなったプリント類が大量にあります。
そんなふうになっている人は、
「全部」捨ててしまいましょう。

大抵は、
「今後使う機会があるかもしれないからとっておこう」
「捨ててしまったら、使える時に捨てたことを後悔するからやめておこう」
と考えて本棚や押し入れなどにどんどん溜まっていきます。
使う機会、ありません。
捨てて困ること、ありません。
今すぐ捨てましょう。

一度出した学校課題のプリント、返ってきて復習したことありますか?
ほとんどの人は「No」です。
一度も見ていないと思います。
捨てて困るものは残っていないでしょう。
どこかに代わりのものはありますし、そもそもそんなことはまず起こりません。
クリアファイルがパンッパンになって見苦しい人、
年末は整理する良い機会ですよ。


「捨てる」
というのは大事なことです。
なぜなら、捨てないと新しいものは入ってこないからです。
中学生高校生にはまだ分かりにくいかもしれませんが、
生きていると色んなものが溜まっていきます。
モノだけではありません。
知識や考え方、人間関係もそうです。
溜まること自体は良いのですが、
自分にとってあまり重要でないものも溜まっていきます。
プリントと一緒です。
溜まっていくのを放置していると、どんどん身動きが取りにくくなっていきます。
それを「執着」といいます。
そして、その執着ががちがちに固まっていくことを私は老化と呼びます。
だから、ときどき捨てる必要があります。
自分にとって大切なものを見極める、という意味でもあるということです。