時間はお金に換えられるが

公開日 2021/01/26

私立高校は特別入試の合格発表がありました。
見事、志望校に合格した生徒へ、おめでとうございます。
次のステップへ進みましょう。
一方で結果が得られなかった人へ(高校生を含む)。
現実を痛感したと思いますが、過ぎたことは変えられません。
変えることができるのはこの先のことだけです。
まずは受け入れ、『自分が』どうしたいのかを改めて考えましょう。

高3の方は皆出願先を決定しているところですが、
生徒と話していて思ったことを書きます。

最も大事なものは何か?

あらゆる場面で考えてほしい問いですが、
今受験生にとって最も大事なものは何か。
当然、勉強。
そしてそのための時間です。
時間の大切さをわかっていない人がまだいるので書いてます。

共通テストが終わって10日経過しました。
もしこの間何も手付かずならば、すぐに個別試験への勉強を始めた人に10日分の差をつけられています。
国公立大学の2次試験までがあと30日ですから、25%を失ったことになります。
すぐにエンジンをかけましょう。
まだ間に合います。焦らないように。



また、この時期いろいろと出費が重なる時期で大変だとは思いますが、
赤本を買うのにどうしてそんなにためらうのでしょうか。
(赤本とは、大学入試の過去問集です。)
1冊2000円。
確かに安いものではありません。
しかし、今はそんなことを言ってられません。

買うのをためらって、
一回一回学校でコピーをとっていませんか。
友達に借りていませんか。
買うか買わないか、口論していませんか。
メルカリで100円でも安いものが出ないか探していませんか。
その時間、全て無駄です。

その時間は、2000円よりも遥かに高い価値があります。

その時間でやるべきことをやれば、
2000円は将来簡単にペイできます。



もう一つ例を話します。
諫早から長崎まで行きたいとします。
諫早駅から長崎駅までは、JRで480円、約30分で着きます。
ここに、
その480円を払いたくない人がいて、歩いて向かうことにしました。
道のり約25kmあるので、時速4kmで歩いた場合、
6時間以上かかります。
この人は480円と5時間半を交換したわけです。

しかしそれならば、例えばその5時間で時給1000円のアルバイトでもすれば5000円手に入るのですから、この方が圧倒的にお得です。
わかりやすいように極端な例を出しましたが。
もちろん価値観は人それぞれですから、絶対にそのような選択をするべきだとは言えません。
ただ、時間はお金に換えることができますが、
お金は完全には時間に換えることができません。


クリスマスプレゼント

公開日 2021/12/29

今日は雑談のようなものを書きます。
一息ついた時にでもお読みください。

いろいろな生徒にサンタさんが来てくれたか聞いてみました。
欲しいものを買ってもらえた人もいれば、
現金をもらったという生徒も。
意外なことに、サンタさんがいると信じている生徒は1人もいませんでした。
とても悲しくなりました。

思い返せば、
私も小学6年生の時は、
担任の先生が「サンタさんはいると思いますか」
とクラス全員に聞いた時、
いると手を挙げたのは35人中ほんの数人でした。
当時はみんな良い子にしていないからサンタさんは来ないんだろうなどと本気で思っていました。

12月になると、もうすぐクリスマスだと胸を踊らせたものです。
スーパーにクリスマス仕様の商品やお正月準備のための食材などが並んできたり、周りの家や街中に電飾が灯ってきたらいよいよ年末が近づいてきたなと感じます。
直前になると我が家のクリスマスツリーを押し入れから取り出してきて飾り付けをし、サンタさんへ欲しいものを手紙に書いて窓際に置いておきます。
12月24日ほどワクワクする日はそうそうありませんでしたね。
夜になったらサンタさんが部屋に入って来れるように窓を少し開けておき、枕元はプレゼントが置ける場所を確保して床に就きます。

そういうことを思い出すと、
クラスの大多数の生徒はこんな経験をあまりしていなかったんだろうなと、
自分はすごく恵まれていたのだと感じます。
「本気」でクリスマスを演出してくれた両親には感謝しかないですね。
私が親という立場になったら、
その時のかけがえのない体験を、
同じようにさせてあげたいなと強く思います。
もうプレゼントをくれるサンタさんはいないことを知ってしまいましたが、
あの時のサンタさんが私の心から消えてしまうことは
一生涯ないでしょう。

Betterを選択し続ける

公開日 2021/11/24

よく、人生は選択の連続だといいます。
選択というのは、例えば

どの学校へ通うか
どのような仕事をするか
どこに住むのか

というような大きな選択から、

どの科目を何時間勉強するか
どの服を着ていくか
何を食べるか

といった日常的なものまで様々にあります。
選択をしない日はないと思います。
ほとんどの人は、後悔のない選択をしたいと考えていると思いますが、常に自分にとってbestな選択をし続けることは難しいですね。
幸いこの国、現代は、選択できることがとても多いです。
大学一つ取っても、約800の選択肢があります。
こんなにも選べる中でbestを見つけようとすると、相当な時間と労力が必要ですし、見つけようとしている間にチャンスを逃してしまいます。

そこで私が提案するのが、小さなbetterを選択し続けることです。
要するに、ちりも積もれば山となる、ということです。
小さな選択はあまり労力がかかりません。
そしてすぐに決められることです。
これを地道に積み上げることで、自分の人生の満足度を上げていこう、ということです。

小さな選択の例を書きます。

何も勉強しないより、5分だけでも勉強してみる。
落ちているゴミを拾う。
暗い話題より明るい話題で話す。
建前ではなく本音で話してみる。
エスカレーターを使わずに階段を昇る。
少しでも身体に良いものを食べる。
いつも使っているものより品質の良い商品を買う。

感覚に差はあれど、どれもそう大きな意志が必要なものではないと思います。
常に、部屋の全部を掃除する必要はありません。
常に、低脂肪高タンパクで身体に良いものを毎日食べ続ける必要はありません。
そのようなbestな選択を取らなくとも、
このように小さくても、少しでもbetterな選択をし続けていくと、現状は好転していくはずです。
何を良しとし、何で満足するかは人によって違いますから、これは参考にしてみてください。

できる人は学校に合わせる必要はない

公開日 2021/10/20

過ごしやすい気温だと思っていたら
一気に寒くなってしまいましたね。
体調管理には注意しておきたい時期です。
また今年は台風の数が少なくブタクサ花粉の飛散量が多い地域があるようです。
鼻炎の症状がある方はアレルギー検査や花粉対策することをおすすめします。
ちなみにウレタンマスクはウイルスを含む飛沫同様、花粉に対しても効果が薄いので、肌荒れ等のない方は不織布マスクをおすすめします。
参考 データから見るマスクの効果

生徒と話していて気になったことを書きます。
学校の先生の中に、
教科書を先に進んで勉強してはいけない
と指示する先生がいるようです。
理由はみんなに合わせるべきだから、とか
先に勉強したら授業を聞かなくなるからだとかです。

私にはよく意味がわかりません。
なぜ合わせる必要があるのでしょう。
先に勉強できる子は進んでしまって他の子に教えたらいいですね。
教えることは2度学ぶことですからね。先生も楽です。
また、自分で進めてしまうような子は授業は聞かなくなるかもしれませんが、サボるためではなく学びたいことを学ぶために時間を使います。
できる子は好奇心のままに学んでもらい、将来人類の発展に貢献していただければいいですよね。
そのような芽を潰してしまうのは非常にもったいないことだと思います。
(制度上の問題など解決すべき事柄はあると思います。)

授業がつまらない人はとにかく進め

学校の授業進度が遅いと感じる人は、さっさと自分で先に進んでしまうことをおすすめします。
通常、小中学校は多くの生徒が追っていける速さで進むものです。
無理に合わせる必要はありません。苦痛だと思います。
合わせることを強要されるのならば、環境を変えたほうが良いでしょう。
教科書は簡単に手に入りますし、
教科書でなくとも本屋に参考書がたくさんあります。
学校で勉強するようなことでなくとも、
知りたいことをどんどん勉強して欲しいと思います。
しかし、自分が特別だと考えることは、やってはいけないことの一つです。

逆も然り

一方で、学校の授業に全くついていけない人もいますね。
他の人と比べて劣等感を抱いてしまうかもしれませんが、
心配は無用です。
ついていけないことを極度に不安がらないでください。
わからないものは、暇なわかる人に何度も教わればよいです。
(頑張らなくて良い理由にはなりません。)
また、学校の勉強がすべてではありません。
学校で学ぶことは大事なことばかりですが、
それは世の中で知り得ることの0.0000000001%に過ぎません。
(不正確です、すみません)
好きになれるもの、得意なものがどこかにあります。
どこにあるかは知らないので探してください。

当たり前レベルの差

公開日 2021/10/06

「昨日は12時間勉強しました。」

こう言われたら、皆さんどう思われるでしょうか。
「そんなに勉強したんだ、すごいなあ」
「できるわけがない」
「もう少し頑張ったら自分もやれそう」
「多分ウソだろう」
「普通だなあ」

色々な反応があると思います。
同じことを聞いているのに
なぜ人によって捉え方が違うのか?

これは、
「当たり前レベル」の差によるものです。

当たり前レベルとは

言葉の通り、どの程度を普通と見なすか
というものです。
(私が勝手に自分の中で作って解釈している言葉です。)
当たり前レベルは個人や集団によって変わります。
5時間の勉強を短いと思う人もいれば、
2時間でも長いと思う人もいます。
諫高附属中ではテスト勉強をすることは当然ですが、
ほとんど勉強しない生徒がいる中学校もあります。

そして、
どの程度を当たり前かと考えるかで、
その後の成果は大きく変わります。

当たり前レベルを上げていく

今の自分よりも高いところを目指すのであれば、
当たり前レベルを上げていけば良いです。
当たり前レベルを上げるのは、緩やかにすると比較的楽になります。
例えば、宿題が毎日漢字1ページの小学生に、突然毎日10ページを当たり前にしなさいと言っても、(時間的に可能であっても)やる子はほとんどいないでしょう。
緩やかに上げるならば当然時間はかかりますが、成功率は高いと思います。
もちろん、今まで毎日1時間だった勉強時間を5時間に上げる、というようなショック療法的なこともなしではありませんが、継続できる確率は下がります。
また、それが他人からの指示(自分の意志ではない)の場合、続くことはないでしょう。

だから、少しずつ上げていくことを薦めます。
小テストで70点取るのが当たり前。
75点取るのが当たり前。
80点取るのが当たり前。
90点取るのが当たり前。
というふうに、自分の中の当たり前レベルを上げましょう。
そうやって、自分を追い詰めていきます。
すると自分に求めるものが大きくなっていき、行動レベルが上がり、成果となります。

高校生は、数学で指数関数や数列を習うと思います。
当たり前レベルを、1週間で1.05倍、つまり5%だけ上げるとしましょう。
これを1年間続けるとどうなるか?
計算してみてください。
1年は52週間なので、
1.05の52乗です。
これは、約12.6となります。
1週間に5%成長すれば、1年後には12.6倍になります。
「1日1時間勉強すればまあまあ。」
  ↓
「1日12時間勉強?普通ですね。」


余談ですが、iphoneの使い方で意外と知られていないものがあったので紹介します。
最初からインストールされている電卓アプリがありますよね。

これを起動して画面を横にするとこうなります↓

指数や三角関数まで計算できます。
試してみてください。

志望校がない人は合格しない

公開日 2021/09/22

今回は受験生を脅しに来ました。
合格までの道のりが遠い人ほど読んでほしいと思います。

D判定とかE判定の人

志望校下げようかな、とか考えていませんか?
志望校って言葉の意味分かっていますか。

【志望】
[名](スル)自分はこうなりたい、こうしたいと望むこと。また、その内容。
goo辞書より

その下げた先は志望校ではありません。
本当にそこでいいんですか。
頭が悪いから?それを良くするのが勉強でしょう。
別にそこでもやりたいことはできる?1番ではないですよね。
言い訳なんていくらでも思いつきますよね。
でも自分を騙していたら、いつか後悔する時が来ます。

志望校がない人

まだ決めていないんですか。
今何を目指して勉強しているんですか。
受験は制限時間の決められたゲームです。
敵を倒すために効果的な武器を集め、技術を身につけねばなりません。
戦略・戦術もなしに戦いに向かうつもりですか。

決められないのは、
行きたい学校がないからですか。
それは調査不足です。
学校調べにほとんど時間をかけていませんよね。
少しでも面白そうだと思うことから調べ始めましょう。
本当の面白さというのは、やってみて初めてわかることです。

決められないのは、
今の学力で目指すのが恥ずかしいからですか。
そんなに他人は関心がありません。
全く気にする必要はありません。
他人の挑戦を笑うような人とは、関わらなければ良いのです。

勉強時間が足りていないと思う人

言語道断。
特に大学受験生は、高校受験の感覚でやっていませんか。
勉強量は高校受験の10倍以上だと思ってください。
高校入試はほとんどの人が合格しますが、
国公立大学入試は半分以上「不合格」ですからね。
参考:2021年度国公立大学出願状況ー河合塾

起きている間はほぼ勉強。
家でやれないなら他の場所でやる。
友人と自習の約束をする。
日課を決める。
そうやって自分に学習環境を用意しましょう。
「やる気」を気にしている暇はなし。

異端ばかり見ていませんか

公開日 2021/06/30

宝くじ7億円当選
偏差値30台から東大へ奇跡の逆転合格
写真を撮ったかのように鮮明に憶える映像記憶能力
飛行機墜落

これらに共通することはなんでしょう?



「数が非常に小さいこと」ですね。
宝くじ7億円の当選確率は20,000,000分の1
偏差値30から東大なんてまず無理ですし、
映像記憶能力を持っている人は何万人に一人か?というレベルです。

しかし人はこういうものに気を取られてしまいがちです。
過去に高額当選が出た宝くじ売り場に買いに行く人はいますし、
旅客機の墜落事故があったからと乗りたがらない人もいます。
自分は記憶力が悪いと劣等感を抱く人もいます。

統計を見たり、確率計算すれば、
どれほどそのようなことが起こりにくいかは簡単にわかります。
ですが、例えばテレビやYouTubeやSNSを見ていると、
そのような「外れた」人たちや出来事が数多く取り上げられているわけです。
どこを見てもそうなので、それが多く、大きく見えてしまうのです。
実際にはほとんどそのような人はいないし、ほとんど起こり得ない出来事であるにもかかわらずです。

例えば10人が受けたテストでの得点が、
2点、5点、6点、8点、11点、
12点、12点、13点、15点、98点
であったとすると、明らかに最後の98点は異常です。
良くて十数点しか取れない試験で98点を目指す必要があるでしょうか。

情報社会には
煌びやかな世界ばかり見え、現実が見えない恐ろしさがあります。

負荷をかけると強くなる

公開日 2021/06/02

幸せになりたいですか。
そんなあなたに朗報です。
こちら、江戸初期から徳川家に代々受け継がれてきたとされる幻の壺です。
この荘厳な姿は、初代将軍家康を彷彿とさせますね。
実は不思議な力が宿っていまして、
この壺を玄関に鎮座させておくと驚くべきことに、次々と幸運が舞い込んでくるのです。
人間関係は良好、あれよあれよという間に富が増えてゆきます。
私はもう十分、この恩恵に与りましたのでお譲りしたいと思います。
500万円の価値がありますが、あなたに是非とも幸運になっていただきたいのでここは一肌脱ぎまして半額の250万円でいかがでしょうか。
心配なさらずに、一年以内にそれ以上の財を手に入れることができます・・・
・・・

ばかばかしい、こういうのにはだまされない
と思った方こそ注意が必要です。
この壺を買うと幸せになりますよ、と言われても信じませんが、
例えば、このダイエットプロテインを飲むだけで1ヶ月でマイナス5kg!!とか
参考書〇〇シリーズをやるだけで偏差値10up!!
とかだったら、結構信じる人がいます。
信じるというか、半信半疑だけれどなんとなく流されてやってみる
という感じでしょうか。
〇〇さえやれば成果が出る、みたいなものですね。

そんな魔法はありません

楽に成果を上げたい、ということなのですが
誰でもすぐにできるような方法で成果が出ることはまずありません。
部活を思い出してもらえればすぐにわかると思います。
練習きついですよね。
なぜきつい練習をするかというと、そうじゃないと成長しないからです。
筋肉は負荷をかけないと強くなりません。
負荷がかかっていないと、身体は強くなる必要がないと判断します。
楽な練習をしていて強い学校なんてありませんよね。
強豪校はすべて、地獄のような練習をしています。

勉強も同じです。
問題集を一回解いただけで成果なんて出ません。
甘いです。
海外のお土産のチョコレートくらい甘いです。
負荷がかかっていないから当然です。
簡単に成果が出るのなら、
実力テストの平均点は50点ではないはずです。

楽をするというのが悪いわけではありません。
人類はいかにして楽に生きていけるかを追求し発展しました。
しかしそれは、楽をして楽になろうとしたのではなく
様々な創意工夫があってこその成果です。
衣食住に不自由なく生きていけるのも先人のおかげです。
発展への道のりは、舗装された道路ではないのです。
道路と言えない道路を楽しんで歩くかどうかは、その人次第ですが。

びくびくしてテスト見せに来る人へ

公開日 2021/05/26

多くの学校で中間試験が終わりました。
お疲れ様でした。
やり直しは済ませましたか。
済ませた人、1週間後にもう一度解いてください。
済ませていない人、今すぐそのスマホやPCを閉じて始めてください。
閉じないと10秒後に画面が爆発します。

テストが返却されたら生徒にそれを持ってきてもらうのですが、
解答用紙を見せようとする時の生徒の反応が面白いです。
もちろん全員ではありませんが、多くの生徒から

「うわぁ見せたくないなあ、今から何言われるのかなあ」

っていう心の声がにじみ出ています。
そして不安そうに私の反応を待ちます。
時には点数が取れなかったことを必死に弁明してくる生徒もいます。

心配しないでください

結果に対していちいち追及しません。
「なんでこんな点数低いの?」とか
「これじゃ大学行けないよ」とか言いません。
(おそらく、言われたことがあるのでしょう。)
もちろん、できていること、できていないことは見ますし平均点との差なども確認します。
しかし、私が最も見ている部分はそこではなく、
「練習した成果が出ているかどうか」
ということです。
対策をしていった問題が解けていれば素晴らしいことです。
逆に対策したはずなのにできていなければ、原因を探し、改善する必要があります。
これは当の本人にとっても重要な課題になります。
テストを見せてもらう理由は、責め立てたいからではありません。

今後どのようにすれば成績を上げることができるか、
を聞くつもりでテストを持ってきてください。

点数を隠さなくて良い

入学試験の合否同様、
テストの点数は、あなたという人間を評価するものではありません。
ただ、当時問題が解けたかどうかに過ぎません。
100点をとった人間がもっとも偉いわけではありません。

返却された解答用紙の点数部分を折り曲げて見えないようにしている人がいますが、特にそんなことをする意味はありません。
堂々としてください。
恥ずかしいことでも何でもないので。
その点数を取った自分を受け入れて欲しいと思います。
もし他人に見られて不快なことを言われたとしても、
無視していれば良いです。
または、
「お前はたった一回のテストで人を評価する程度の器しか持っていないのか?」
と言ってやりましょう。
悔しいのなら、次のテストに力をぶつけましょう。


二兎を追って、二兎を得るには

公開日 2021/04/21

文武両道、という言葉があります。
勉強と運動を両立させている、両方において優れているという意味で使われています。

「両立」とか「優れている」というのはどのような状況なのか曖昧なので、
この記事では「自分が納得のいく結果を出せていること」とします。
(曖昧さを排除できていませんが)

二兎を追う者は一兎をも得ず

二羽のウサギを追いかけていたら、二羽とも逃してしまう。
同時に二つのことをうまくやろうとすると、二つとも失敗してしまうことを意味します。

二兎を追うことを否定はしません。
たとえばある部活で、大会で優勝することが目標な人もいれば、ベスト8が目標である人もいますし、つまりそれぞれの納得するラインが違います。
県大会一位、実力テスト学年一位でしか納得できない人と、県大会ベスト8、実力テスト50番以内で納得できる人では、二兎を追う労力が異なります。

しかし、二兎を追うことには
それなりの覚悟が必要です。

当然ですよね。
自分が部活動をしている間にライバルが勉強をしていたら、
学業成績はライバルには勝ちにくくなります。
自分が勉強をしている間にライバルが部活をしていたら、
試合では勝てないでしょう。
中途半端にだらだらと勉強するぐらいなら、本気で部活に打ち込みましょう。
中途半端にだらだらと部活するぐらいなら、本気で勉強に打ち込みましょう。

二兎を得たいならば

どちらも結果を出したい、両立させたい。
素晴らしい願望だと思います。
それを実現するにはどうすれば良いですか。

無駄な時間を削るか、
効率化を図るか。

ですね。
使う時間を増やすことが最優先です。
無駄を削るとは、やらないことを決めることです。
目的もなくテレビを見るのをやめる、増えすぎたSNSをアンインストールする。
本当に必要なものを見極めましょう。
そうしない限り、あなたの納得するウサギを捕まえることはないでしょう。