音読の重要性

最近日が落ちてから気温が下がって、過ごしやすいです。
夜の散歩が好きなタナカです。

英語の授業の時に何百回も言ってることです。ほんとうに重要です。
どれくらい重要かというと、中学英語は音読さえやっておけば何とかなる、っていうくらいです。

幼児期にどのように日本語を憶えていくかと言えば、周りで話してる人の声を聞くこと、マネすることです。普段口にしている言葉のほとんどは、広辞苑や国語辞典で調べて憶えたものではないと思います。そんな記憶、ありませんよね?大人になってもあまり変わりません。ニュースでたくさん流れた「忖度(そんたく)」って言葉、意味知ってますよね。
それだけ、我々は「耳で聞いて」「口に出して」身につけてきたわけです。

ならば、英語もそのようにするのが上達の近道であることは容易に想像できます。教科書に書いてある会話や文章を、聞いてマネしようとすれば良いだけです。最初からネイティブ(英語が母国語の人)のように上手に発音できなくても良いです。少しずつうまくなれば。
単純に音読だけでなく、書いてある文章を黙読しながら聞く、何も見ずに聞く、書いてある文章を音読する(マネする)、何も見ずに音読してみる、何も見ずに聞いたものを書きとってみる、という訓練で、かなりできるようになるはずです。

注意していただきたいことがあります。
音読が良いという論調が強まると、文法や読解をないがしろにする人が必ず現れます。音読をしたからと言って、文法や読解の勉強をしないでよいわけではありません。文法などの勉強をしっかりしていないと、簡単に言えば、小学生レベル止まりです。(小学生に失礼でしたすみません)日本語でも、書いてる文章が何を言いたいのかわからない大人、たまにいますよね。文法も大事です。音読は、その勉強を進めるうえで大いに役立ちます。

高校入試の傾向と対策

っていう記事を一瞬書こうかと思ったんですがやめました。
その理由を書きます。

「傾向」は半分どうでも良い

高校入試でも大学入試でも、昨年と比べて問題形式が少し変わると話題になりますよね。「新傾向」という見出しで、問題文がすごく長くなったとか、これまでには見ない答えさせ方だとかで、来年からはこういう対策を新たにしなくてはならないとか、煽りますよね。
もちろんそれに備えて勉強することを反対するわけではないのですが、そのような情報に左右されやすい方は注意です。問題形式が変わったからと言って学習の本質、根幹部分は変わりません。
「( )つの辺の長さが等しい三角形を二等辺三角形という。」
の穴埋めができても、
「二等辺三角形の定義を答えよ。」
に答えられないならば、ただの学習不足です。
このように、少し問われ方が変わると途端に分からなくなる場合は、分かっていないと判断したほうが良いです。学習の仕方を見直さなければ、頭を使わない暗記に終始します。
また、入試というものは相対評価です。傾向が変わっても、自分と競う相手も同じ条件です。

対策は「今までと同じ」

つまり、いろいろと何か新しいことをするのではなく、適切な学習を継続するだけで良いです。適切な学習とは、意味を理解しながら学習することです。何度やっても伸びないタイプは、日本語が読めていない可能性があります。前述の二等辺三角形の例でいうと、「2つの辺」や「三角形」などのキーワードをとらえることはできていても、意味を理解していないので例えば「正三角形は二等辺三角形である」ことがわかりません。読解の訓練から始める必要があります。

特別なことをやる必要はなく、教科書をしっかり勉強しましょう、ということです。

2倍速再生のすすめ

今やテレビに置き換わりつつある、主要な娯楽の一つになったYouTubeをはじめとする動画配信サイトは、子ども世代のみならず、親世代も利用者は多いのではないでしょうか。私もその一人です。
スマホで簡単に視聴できる点や、自分の好きな番組を好きな時間に見ることができる点が良いですよね。
機能の中に、ぜひ使っていただきたいものがあります。
それが、倍速再生です。

ゆったりのんびり生きたい人には特におすすめはしませんが、これ、普通に考えてみてください。2倍で再生すれば、普通と比べて半分の時間で見ることができます。30分のものは15分です。または、同じ時間で2倍の量の動画を見ることができます。小さい数字だと実感がわかないかもしれませんが、例えば1時間の動画を1週間毎日見ると7時間かかりますが、2倍速だと3時間半です。3時間半の差が生まれます。結構恐ろしくないですか。その3時間半で何ができるのかと考えたら。

ただ、いきなり2倍速はおそらくなかなか聞き取れない人がほとんどだと思います。だから、最初は1.25倍をすすめます。そこから徐々に1.5倍、1.75倍と速くしていけば耳が慣れていきます。試してみてください。がんばってついていこうとするので頭の回転も速くなると思います。中学生、高校生のみなさんも、勉強しないといけないけどどーーーーーーしても見たい動画があるなら倍速再生しましょう。

外歩いていたら、近くに飛んできたので捕まえました。

ツクツクボウシの♀です。

公式LINEアカウントについて

更新日 2020/01/04

質問があったので、仕様を説明します。

「タナカ塾」アカウントを友達追加したとき

最初に自動メッセージが送られます。そのメッセージが送られたチャットルームは、普通のLINEと同様で個別の部屋になっているので、第3者は見ることができません。最初の自動送信メッセージだけが送られた段階では、塾側からチャットルームを見ることができません。
また、 塾側にはユーザーのタイムラインやプロフィールは表示されません。 こちらから分かることは、アイコン画像と登録名です。

公式LINEの使用

このアカウントからは、友達追加している全員にメッセージを一斉送信できます。以下のような使い方を予定しております。
・模試の案内
・休講の連絡
・学習の進め方の相談
・生徒の質問対応    など

他に質問がある場合は対応しますのでメッセージをください。
よろしくお願いいたします。

チョコレートの話

どうでも良いと思いますがチョコレート好きなんですよね。
本当のところは毎日板チョコ1枚は食べたいのですがニキビができてしまうので控えています。
と、チョコ食べ過ぎでニキビできるっていう話はみなさん聞いたことがあるかもしれませんが、調べてみると必ずしもそういうわけではないようで、チョコレートとニキビの関連を否定している論文(英語読めるかたリンクどうぞ)もあります。だからと言って食べ過ぎても私は知りません。そもそもチョコレートというものの構成要素(ポリフェノールやココアバターなど)が多いので、どれが原因物質か解明されていないようです。

チョコレート菓子とは?

パッケージの裏に食品成分表がありますよね。名称に、「チョコレート菓子」とか「準チョコレート」とか書いてありますけれど、どんな違いがあるのかっていう話です。4種類あります。

・チョコレート
・準チョコレート
・チョコレート菓子
・準チョコレート菓子

まず、これらを構成するものに「チョコレート生地」「準チョコレート生地」があります。

チョコレート生地…カカオ分が35%以上、またはカカオ分が21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上の生地
準チョコレート生地…カカオ分が15%以上、またはカカオ分が7%以上かつ乳固形分が12.5%以上の生地

このチョコレート生地が全重量の60%以上だと「チョコレート」、60%未満だと「チョコレート菓子」となり、同様に準チョコレート生地が全重量の60%以上だと「準チョコレート」、60%未満だと「準チョコレート菓子」になります。
同じチョコボールでも、チョコボールピーナッツは準チョコレート菓子ですが、チョコボールいちごは準チョコレート、チョコボールチョコバナナはチョコレートです。チョコがゲシュタルト崩壊してきました。

チョコレートについてもっと知りたい方は、日本チョコレート・ココア協会なるものを見つけたのでそちらをご覧ください。

道具の使い方

道具というのは、使い方が何よりも大事だと思いませんか。

いくら高性能のカメラがついたスマホを持っていても、写真・動画を撮らないのなら宝の持ち腐れです。
本来は紙を切るためのハサミですが、使い方次第でドライバーにもなりますし、てこにもなります。

勉強道具も同様です。
例えば参考書。書店に行けば、各教科多くの種類の参考書が並んでいますよね。そんなに多いもんだから、どれを買えばよいのか判断が難しいところです。どれがおすすめか、私もよく質問されます。

たしかに、それぞれの質や量などに違いはありますが、重要なのは、どう使っていくかです。目的をはっきりさせ、それを達成できることが見込める参考書・問題集を選ぶ必要がありますが、似たようなものは多いです。だから、極端な話、見た目が好きなものを薦めます。視覚は情報の8割を受け取るともいわれているほど重要です。直感的に判断してよいと思います。(一応私としておすすめはあります。今回は書きませんが)

ただ、レベルが上がるにつれて話は変わるので注意してください。他人との差をつけるのが難しくなるので、質にこだわる必要が出てきます。

学力の低いうちは量を確保しましょう!

こう言うと何も考えずにひたすら問題を解く(または解かせる)人が出てくるのですが、それでもだめです。そういう話ではありません。参考書選びに時間をかけるのではなく、まずはある程度取り組んでみてから自分で考えるのが一番です。そして、結局「試行錯誤」に話は帰着します。私が口を酸っぱくして言っていることです。

量を確保しつつ、道具の使い方もあれこれ試してみましょう、っていうことです。

基礎を軽視している人が多すぎる件

当塾には先週まで、ミケ・タマ・コケという3匹のハエトリグモがいたんですが、そのうちタマとコケが見当たりません。餌が減ってきたんでしょうか。少し寂しいです。
戻ってきたとしても、それがタマか判別するのはかなり難しいんですが。

さて本題です。
タイトルの通りです。
いろいろなパターンがあるとは思います。

・知っている(よく聞く)けど実行しない人
・基礎ができていると思い込んでいる人
・基礎はできているが、2度とやる必要はないと考える人
・基礎できないのに応用できるオレかっけーな人

思いつくのはこんな感じです。軽視は言い過ぎかもしれませんが、結果的にそうなっています。
これらに当てはまっていようがいまいが、改めて知っておいていただきたいです。基礎をつくることが重要であることを。
基礎的な問題に繰り返し取り組むことは、その分野への理解が深まるという大きなメリットがあります。

特に成績中位層に多いです。例えば数学でいうと、計算問題のミスが多かったり、公式のうろ覚えが多いのに、入試問題レベルのような教材ばかり使ってしまう、という具合です。
これ、問題レベルの違いはあれど、高校の課題に押しつぶされて全く成果が挙がらない生徒の典型例だと思います。早い話、教材が合っていないということです。本来ならば以前に習った単元の復習をするべきですが、課題の量が多く手が回らない。その課題はその以前習ったことを応用するものなので余計に時間がかかるという悪循環ですね。この場合ははっきり言うと、課題は無視するべきです。学校の先生に相談するのが得策ですね。そんなの無理っていう人は私に相談してください。説得の仕方を教えます。

あと、上記パターンの4つ目、これまでの指導経験上ですが、男子生徒に特に多いです。
能力だけに頼って努力しないの、カッコ悪いですよね。早めに卒業しましょう。

基礎を作れ基礎問題解けと言ってますが、応用問題解くな、という意味ではありません。むしろ、解けるか解けないか、くらいのレベルのものに取り組むこともまた有意義です。

じゃあ何やればいいんだ?って方は、まず自分で考えてください。それでも分からないならば聞きに来てください。ここには書きません。やるべきことは十人十色なので。授業しながらノート観察するなど分析しています。
他人事だと思わないように!!

テスト前になると増える質問

勉強の仕方がわからない!

っていう質問がよくあります。
これ、答えるのにけっこう迷います。質問が抽象的(あいまい)だからです。勉強法と言うのなら、いくらでもあります

英単語の憶え方を例に挙げましょう。

daughter
「娘」ですね。中学生が最初にこの単語を見たとき、つづりを憶えるのに苦労します。なんで「どーたー」って読むの!ghとかどこに行った?と。
私が中学生の時の英語の先生はこう教えてくれました。
「でぃーえーゆーじーえいちてぃーいーあーる」
そのままです。
しかし、このような憶え方をしなさいと言われたのはこの単語だけでした。このシンプルな憶え方が逆に良かったです。すぐつづりを書けるようになりました。頭の中で何度も唱えて。

urgent
「緊急の」という意味の形容詞です。
当時高校生だった私がこの単語に持っていたイメージ、および思い出し方は、
「単語帳の一番左上にあったな~」です。

describe
「述べる・描く」です。
description は名詞になって「描写」
descriptive は形容詞になって「記述的な・描写の細かい」
いちいち憶えなくても、「-tion」が名詞の合図、「-ive」が形容詞の合図であることを知っておけば、ほぼほぼ意味は分かります。
ちなみに「scribe」は「書く」という意味のある言葉です。
他の単語に応用が効きます。

このように、英単語の憶え方だけでも本当にたくさんあります。上記はその一部分です。(決まった憶え方だけを使うよりこちらのほうが良いです。)
だから、勉強法を知りたいならば、覚悟をもって聞きに来てください。平気で2時間くらいしゃべってしまいます。
(現実はそんなことしないので気軽に聞きに来てください。)

しかし、勉強法を知ったからと言って成績が伸びるわけではないですよね。方法はいろいろありますが、それらを試してみることが重要です。

試行錯誤

学校の勉強だけでなく、すべてに当てはまると思います。
自分なりにいろいろ試してみて、上手くいかなければ何が悪かったのか考え、改良(修正)してまた行動してみる。
普段からみなさんやってることです。ものを持つとき力加減調整しますよね。
新しいことを身につけるのが早い人は、修正するのが上手であったり(それもまた経験からきている)、試行錯誤のサイクルが早いです。
はじめから上手にできるのではなくて、サイクルが早いからそう見えるだけです。一番良い勉強法はと訊かれたら、私はこの言葉で答えます。

快適な自習空間を

夏期講習お疲れさまでした。
長かったですね。間違いなく、賢くなったと思います。
もう、高校の学習合宿なんて短く感じてしまうと思います。楽しみにしていてください。

さて、自習室が少しだけ進化しました。

畳にダメージが入らないように接地面積の大きめなイスにしました。
圧力=力の大きさ/面積 ですよ忘れてませんか。
座り心地良いのでご心配なく!
シーリングライトも新調したので明るいです。
がんがん使用してくださいね。
畳に消しカス捨てないように。ゴミ箱置いてます。