道具というのは、使い方が何よりも大事だと思いませんか。
いくら高性能のカメラがついたスマホを持っていても、写真・動画を撮らないのなら宝の持ち腐れです。
本来は紙を切るためのハサミですが、使い方次第でドライバーにもなりますし、てこにもなります。
勉強道具も同様です。
例えば参考書。書店に行けば、各教科多くの種類の参考書が並んでいますよね。そんなに多いもんだから、どれを買えばよいのか判断が難しいところです。どれがおすすめか、私もよく質問されます。
たしかに、それぞれの質や量などに違いはありますが、重要なのは、どう使っていくかです。目的をはっきりさせ、それを達成できることが見込める参考書・問題集を選ぶ必要がありますが、似たようなものは多いです。だから、極端な話、見た目が好きなものを薦めます。視覚は情報の8割を受け取るともいわれているほど重要です。直感的に判断してよいと思います。(一応私としておすすめはあります。今回は書きませんが)
ただ、レベルが上がるにつれて話は変わるので注意してください。他人との差をつけるのが難しくなるので、質にこだわる必要が出てきます。
学力の低いうちは量を確保しましょう!
こう言うと何も考えずにひたすら問題を解く(または解かせる)人が出てくるのですが、それでもだめです。そういう話ではありません。参考書選びに時間をかけるのではなく、まずはある程度取り組んでみてから自分で考えるのが一番です。そして、結局「試行錯誤」に話は帰着します。私が口を酸っぱくして言っていることです。
量を確保しつつ、道具の使い方もあれこれ試してみましょう、っていうことです。