公開日 2020/10/07
塾生と、受験までサザエさん15回、なんて話をしていましたが、
そろそろ焦り始める人が出てくると思うので
そのような人には特に読んでほしいです。
もちろん、全員にとって大事なことです。
やってはいけないことの一つは入試レベルの問題ばかり解こうとすること。
焦っている受験生は、ある程度のレベルに到達できていない(自分の思うように進んでいない)から焦っているわけです。
その学力で自分にとってレベルの高い問題を解こうとしても、そう簡単に解けるわけではないので余計に焦ってしまいます。
難しいことばかりやろうとするのではなく、
基礎基本を大事にしたいところです。
基礎とは一体何なのか
基礎が大事、基礎をやれ、
とは言われるが、何をすればよいのか。
「基礎」は高校からさかのぼること10年、小学生から学習していることです。
もっと言うと、幼稚園や保育園児のころ、あるいは生まれたときからと言っても過言ではないでしょう。
これまで積んできた経験が全て基礎となります。
それを言い出すときりがないので、小学校や中学校で作る基礎は何かを考えます。
私が最も大事であると考えることは以下の3つです。
①文字の読み書き
②計算力
③記憶
①ひらがな・カタカナ・漢字・Alphabet、およびそれらを使った文・文章をスムーズに読み、書き、聞き、話すことができること。
学習において不可欠ですね。
ひらがな・カタカナは少ないですが、漢字に弱い子はまあまあ多いです。
漢字は相当な差がつきます。
なぜかと言うと、漢字はその文字自体に意味があるので、その意味を知っているかどうかで新出語の飲み込み速度が段違いだからです。
「男女雇用機会均等法」に見える人と、
「だんじょこようきかいきんとうほう」に見える人では、
その中身の理解度や記憶のしやすさに差が出るということです。
②四則演算、文字を使った立式などがスムーズにできること。
小学校や中学校で習った計算を高校になって使っていない、なんてことはないです。
計算スピードが不足している人は、どこかに弱点があります。
例えば、2桁ー1桁の引き算が瞬時にできない、
指数計算のミスがある、など。
これは頭の回転が遅いとかいう問題ではなく、
練習量が不足しているだけです。
計算の速い人はいちいち考えているのではありません。
考えずに計算できているのです。
かけ算九九は考えて計算するでしょうか。
そういうことです。
③覚え方を身につけること。
小テストや定期テストは、覚え方を学習する絶好の機会です。
どうすれば自分は覚えられるのか、という試行錯誤です。
人によって覚えやすい方法は少しずつ異なるので、
自分に最適なものを見つけるべきです。
記憶法みたいなものはどこにでも転がっていますが、実践しないと意味はありません。
反復練習
これに尽きます。
スポーツも同じですよね。
基礎練っていうのを毎日やると思います。
考えずにできることを増やすこと
が重要です。
小中学生のときにやるべきことのように書きましたが、
もちろん、どの年齢の人にも当てはまることだと思います。
これを基に、欠いていることがないか考えてみてほしいです。