二兎を追って、二兎を得るには

公開日 2021/04/21

文武両道、という言葉があります。
勉強と運動を両立させている、両方において優れているという意味で使われています。

「両立」とか「優れている」というのはどのような状況なのか曖昧なので、
この記事では「自分が納得のいく結果を出せていること」とします。
(曖昧さを排除できていませんが)

二兎を追う者は一兎をも得ず

二羽のウサギを追いかけていたら、二羽とも逃してしまう。
同時に二つのことをうまくやろうとすると、二つとも失敗してしまうことを意味します。

二兎を追うことを否定はしません。
たとえばある部活で、大会で優勝することが目標な人もいれば、ベスト8が目標である人もいますし、つまりそれぞれの納得するラインが違います。
県大会一位、実力テスト学年一位でしか納得できない人と、県大会ベスト8、実力テスト50番以内で納得できる人では、二兎を追う労力が異なります。

しかし、二兎を追うことには
それなりの覚悟が必要です。

当然ですよね。
自分が部活動をしている間にライバルが勉強をしていたら、
学業成績はライバルには勝ちにくくなります。
自分が勉強をしている間にライバルが部活をしていたら、
試合では勝てないでしょう。
中途半端にだらだらと勉強するぐらいなら、本気で部活に打ち込みましょう。
中途半端にだらだらと部活するぐらいなら、本気で勉強に打ち込みましょう。

二兎を得たいならば

どちらも結果を出したい、両立させたい。
素晴らしい願望だと思います。
それを実現するにはどうすれば良いですか。

無駄な時間を削るか、
効率化を図るか。

ですね。
使う時間を増やすことが最優先です。
無駄を削るとは、やらないことを決めることです。
目的もなくテレビを見るのをやめる、増えすぎたSNSをアンインストールする。
本当に必要なものを見極めましょう。
そうしない限り、あなたの納得するウサギを捕まえることはないでしょう。