公開日 2022/08/03
この時期、どこの学校も三者面談が行われています。
受験生は志望校やこの夏に学習することの確認、それ以外の生徒も1学期の結果を受けて今後やるべきことを話し合ったと思います。
私から生徒とその保護者の方へお願いしたいことは、
親子で方針を確認・共有しておくことです。
これは受験勉強以前に重要なことです。
・どの学校を目指すか(国公立か私立か)
・プランB、プランCを用意しているか
・浪人の可能性はあるか
などをきちんと話し合ってほしいと思います。
プランBとは、第一志望校へ届かなさそう、または届かなかった時にどうするかということです。受験直前になってバタバタしないように決めておきます。
また、「話し合い」をすべきところを一方的な押し付けになってしまっているご家庭もあります。
生徒側がすべきことは、
・自分の希望を素直に伝えること
・情報を集め、実現可能性を共に考えること
などでしょう。
一方保護者側は、
・子の考えを受け入れること
・家庭の事情を話し、解決策を考えること
が重要です。
対等に話し合いましょう。
15歳はもう自分で考える力を持っています。
意見がぶつかり合う時には、妥協点を探ってください。
例えば
「自分は私立の学校に行きたいのに理由もわからず親から反対される」
「大阪より遠いところへは絶対に行ってはダメ」
のような話はよく聞きますが、
大抵親と子どちらにも落ち度があります。お互いコミュニケーション不足です。
何より、このような状況では
ほぼ、うまくいきません
生徒の成績は伸びません。
第2志望どころか第3志望、第4志望の学校になります。
それくらい、人間関係は影響を及ぼします。
逆に、
「好きな学校へ行っても良いと言われている」
「最初はA大学が良かったが、金銭面等を話し合った結果B大学を目指すことにした」
というように納得感、認められているという感覚がある生徒は
伸びやすいです。
まだ十分に話し合っていない、という方々は
今すぐに準備し始めていただきたいと思います。