公開日 2024/03/06
今日と明日は県立高校後期入試です。
志願者数については、諫早市内の高校は諫早と西陵以外は定員割れでした。
やや意外な結果となっているのは長崎工業で、全学科の倍率は昨年の1.2倍から1.0倍と下がりました。
最近のことではありませんが、入試はふるいにかける機能を失っていますね。
全員が教育を受けられるというのは良いことなのかもしれませんが。
今回の高校入試では日大が衝撃的でした。
昨年までは合格するような生徒が落ちました。
これについて私の考えを書きます。
入試のデータなどはなく、一つの推測に過ぎません。
専願が多かった
という説が上がっています。
併願よりも専願の方が合格しやすく、公立高校を第一志望にしている併願の生徒が多数不合格となったという説です。
これに関して考えてみると、
上述したように近年は多くの高校が倍率1.0を切っています。
もはや「定員割れ」レベルではないところも多数です。
そのような中、令和2年から「高等学校等就学支援金」制度が改制され、私立高校へ通うことによる負担がさらに軽減されました。
それならば、生徒数の少ない公立高校よりも、設備が充実しており活気のある私立高校に通わせたいと考える親御さんが増えていると言われても納得できます。
日大は校舎も新しいですしね。
推薦合格が多かった?
これについては謎な部分が多く信憑生が低いですが、
大学の例をあてはめるならばあながち間違っているとも言い切れません。
大学の方も、少子化の波に飲まれ学生集めに苦労している様子です。
近年は私立大学の推薦入試枠が全体的に増加傾向です。
言い換えると、一般入試で入学する学生の割合が減ってきています。
(「一般」ではなくなってきている)
推薦は12月までには決まってしまい、早く決めてしまいたい(受験から解放されたい)高校生側との需要とマッチしています。
とにかく学生を確保したい大学が手を打っているわけです。
一昔前は日東駒専(※日本大・東洋大・駒澤大・専修大のこと)と言えば、難関とは言わずともしっかり勉強しておかないと入ることはできない大学でした。
しかし現在は学科によっては倍率1倍台が少なくありません。
定員縮小はそう遠くないでしょう。
これが高校にも当てはまると思えば妥当な考えといえます。