公開日 2024/04/17
今は昔に比べて書店で購入できる参考書の質がすごく良くなりました。
私が学生時代にこんな参考書があったら間違いなく勉強がしやすかっただろうなと、新刊を読むたびに思います。
何が変わったのか?
解答解説
解説がすごく丁寧な参考書が増えました。
以前から全くなかったわけではありませんが、1人で勉強することを想定して、学習者ができるだけつまずくことのないように配慮されている参考書、問題集が今は多くあります。
例えばこれ、『入試問題を解くための発想力を伸ばす 解法のエウレカ 数学Ⅰ+A』(Gakken)
昨年発売された問題集です。
「HOW」問題の解き方
「WHY」解法を選んだ理由
「PIECE」公式などの知識
の3つに分けて入試問題を解く発想力を身につけることを目的とした問題集です。
特に「WHY」が書かれた数学の問題集は少なく、先生に質問する環境がない生徒は解答が書いてあってもなぜそう考えるのかがわからないまま進めざるを得ないのですが、それを解決してくれる優れた問題集です。
変化に対応
近年は入試問題も刻々と変化しています。
英語長文はかなり最近の話題が出てくることも多々あります。
そのような状況に合わせて問題集も進化しています。
『関正生のThe Rules英語長文問題集』(旺文社)
当塾で採用している問題集のひとつです。
これも英語長文の問題集として、解説は非常に丁寧、必要十分ですが、
最近の入試で扱われがちなテーマが選ばれている点も良いです。
使いこなせる?
このように最近の参考書、問題集というのは10年前とは比べ物にならないほど充実しています。
文法の問題集は持っているからもういらない?
損してますよ。
ただ参考書がよくなったとしても、使い方が良くないと得られるものは変わりません。
最も損している使い方、かつ最も多くの生徒がしてしまっている使い方は、
読まないこと
「全部」読んでますか?
ほとんどの人はNoであるはず。
いくら素晴らしいことが書かれていようとも、
読まなければ無用の長物。
勝手に読むところと読まないところを判断できるならばそもそもその参考書・問題集を使う必要がないです。
実力を上げたいならば、それだけ多くの情報を読んで理解する必要があります。
文字数の少ないものは、それだけ得られるものが少ないと思って良いでしょう。
高校の教科書に比べると、小学校の教科書はページ数が少なく、文字が大きいですよね。