公開日 2024/09/04
ネットを見ていたら
中3の子の実力テストの点数が赤点だったからスマホ禁止にした、
という趣旨の書き込みを見つけました。
残念ながら、その子が今後伸びる可能性は非常に低いです。
理由は
・依存(気味)のスマホを禁止にしたところで隠れて使う(本人の意思に関係なく)
・完全に使えない状態にしたとしても、他人からの強要であり自分の意志ではないので、受験後はすぐに元通りとなる
からです。
個人差はありますが、14、5歳というのは大人に片足を踏み入れ始めている年齢です。
自律・自立の精神を養っていく年齢です。
ここで大人が手を出しすぎると、何も自分で判断できなくなってしまいます。
支配されているから、自分の力では何もできない、と無意識に考えるようになります。
投票しても何も変わらないから選挙には行かない、と言う大人のようです。
もちろん、これは手を貸してはいけないということではありません。
まだ親の半分も生きていない子どもが何も知らないのは当然ですからね。
(中高生も、親が「親」の仕事をするのは初めての経験だということを知りましょう。)
自分しか変われない
小学生までならなんでも親の言うことを聞いていた、かもしれません。
しかし中学生になればそれは終わります。
もう親の思い通りにはならなくなります。
それからは大人と一緒です。
ある人の考えや行動を変えるということは、並大抵のエネルギーでは叶いません。
不可能だという前提に立った方が良いでしょう。
何せ他人なんですから。
このブログも、
いろいろな人の目に留まり、その人が考え方や行動を見直すきっかけ、参考になればと思い書き続けていますが、変わる人はほとんどいないと思っています。
1人でもいれば満足です。
他人を変えることは難しいですが、自分を変えることは容易です。
余裕を持って生きるコツの一つです。