受験生よ、焦るな

公開日 2024/09/18

大学受験生は共通テスト模試がありましたね。
夏の成果が出た人も出なかった人も、しっかり模試を分析して本番までの計画を見直しましょう。
受けた後が一番大事。

本当に進歩していないの?

このブログを読んでいる生徒は、そろそろ点数だけ見て自己評価することをやめたでしょうか。
夏休み毎日10時間勉強してたのに、すぐに成果が出なかったと判断していませんか。

成果は、
自分がしてきたことを発揮できたか?
を軸に判断しましょう。

例えば夏の間は基礎基本を徹底することを目標として勉強していたら、
入試レベルのやや難しい問題への対応力は不十分です。
そのような問題が解けないのは当たり前のことですね。
それよりも自分がやってきた、公式を正しく使えるとか、英単語をちゃんと覚えているか、などを確認することが大切です。
もし、やったはずなのにできなかったことがあれば、
それは黄色信号です。
早急に対策しないと不合格一直線。

踏み締める

この時期になると、毎年急に焦り出す受験生が増えます。
これは仕方のないことです。
勉強すればするほど、自分の無知が分かってくる。
勉強すればするほど、やるべきことが膨大であることに気づいてくる。
つまり、それは進歩です。
心配無用。
逆に焦りが少しもない人は、
想像力不足、勉強不足であったり、自分にとって易しい目標しかない、ということです。

焦りは進歩ですが、気をつけるべきこともあります。
何か新しいことを始めようとしていませんか?
不安になり、
・勉強法の動画を見始める。
・計画にない新しい参考書を買う。
・クラスメイトが使っている教材が気になる。

この辺りは特に注意です。
不合格への第一歩。

ある1冊の問題集を完璧にできている人は、受験生の1割もいません。
ほとんどはやり残していることがあります。
何かしら忘れています。
特に数学なんかは、問題の解説を自分でできない段階で次々に別の問題集に取り組んでも、上がり幅はたかが知れています。
もちろん、完璧主義になるのは失敗の可能性を上げますが、
要するに着実に解ける問題を増やそうということです。
入試の鉄則は、
「みんなが解ける問題を落とさないこと」
ですからね。

なんか成績の上がっている友人なんかを見ると、
その人が使っている参考書に手を出したくなってしまうんですよね。
新しい問題集を見たら、そんなことはないのに成績が上がるような気がしてきてしまうんですよね。
こういうのは危険なサインです。
一度冷静になりましょう。


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