公開日 2025/04/11
志望校などの明確な目標があれば、そうでないよりも成績を上げやすいですが、
志望校が定まらない、興味のある学問がない、
という生徒は結構いますよね。
「やりたいことがない」
そんな生徒への一つの助言です。
天から降ってはこない
天啓、みたいなものはありません。
周囲を見ると、
「自分のやりたいことを見つけてそれへ向けて頑張る人」
もいるかもしれませんが、彼らはたまたま運良くそういうものに巡り会えたに過ぎません。
しかし、運とは言ってもそれは行動量で賄うことができます。
「やりたいこと」を本気で探して行動し続けると、見つかる可能性は上がります。
機会がないというのは甘えです。
学生には自由時間がたくさんあります。
「やりたいこと」は見つからない
行動したとしても見つかる保証はありません。
いつまでも同じ視点を持たずに変えていきましょう。
私が提案するのは、やりたいことを見つけようとするのではなく、
自分には何ができるのか?
を追求することです。
学生というのは、ただ勉強をするのではなく、
自分がどのように社会に貢献できるのか、を問うてゆく期間でもあります。
つまり、「自分がやりたいことは何か」ではなく、
「他人がやってほしいことは何か」を考えることです。
自分にできることはない、
なんてことは全くありません。
必ず何かがあります。
また、できることは増やせます。
学生の皆さんが今のうちにやっておくべきことの一つは、
他者のためにできることを増やすことです。
社会で求められる人というのは、それができている人です。
すぐに増やすことはできなくとも、
他者の視点を知るために教科の勉強をします。
視野が狭いとは、自身のことしか見えていないこと。
視野が広いとは、他者のことも見えていることです。