どうでもよい情報を遮断する

公開日 2025/04/17

突然ですが、受験生はSNSアプリを削除しましょう。
ショート動画アプリも消しましょう。
見てたら脳が萎縮します。

すみません、これくらい強く書かないと伝わらないので。

世界に発信されている情報のほとんどは、
どうでもよい情報です。
どうでもよい、というのはもちろん個人差があります。
某芸能人が逮捕されたというニュースは、毎日不特定多数としゃべらなければならない人にとっては話のネタとなる価値があるかもしれませんが、ほとんどの人には関係のないことです。
つまり情報の価値に絶対はない、という前提があることをご理解ください。
その上で、日々どれだけ自分がどうでもよい情報を受け取っているかを振り返ってほしいと思います。
というか、ほぼ覚えていないのでは?

浅い情報

特に今の情報過多の時代は、浅い情報を取り過ぎている可能性があります。
浅い情報とは、30秒動画のような文脈のない、想像力のいらない情報です。
それを見ている時はもしかしたら楽しいかもしれません。
(それも脳がハッキングされたような状態なのですが)
しかし、何が残りますか?
その9割は覚えていないでしょう。
残り1割は何か?
漠然とした不安のようなものや何かを買いたい購買意欲です。
要は、スマホをスワイプしながらずっとテレビCMを見ているのですね。

私も子どもの頃はよくテレビを見ていましたが、
なんでテレビはネガティブなニュースばかり流すんだろうと思っていました。
世界のことを知るという点では大事な面もありますが、遠いところの〇〇事件を知ったところで一体何の役に立つのか。
(その答えを20代になってから知りました。)

インターネットで得られる情報だけで、「旅に行かなくて良い」という人の感覚が理解できません。
観光地のきれいな写真がいくらでもある。
ストリートビューがある。
現地人の生活もググればわかる。
浅い情報に侵された末路、という感じです。
デジタルの情報というのはただでさえ断片的だというのに。
一見たくさんの情報を手に入れているようで、
実は「深さ」という点では、実物を感じることに比べてはるかに情報量が少ないのです。
情報通のつもりの人は、生物よりも機械に近いのでは。
だからここに、AI時代を生き抜くヒントがあると考えます。

機械のような人間にならないように

ごちゃごちゃと書きましたが、
とにかく無駄な情報を取り入れないようにすることが重要だと思います。
普通に生活していたらどんどん入ってきてしまうので、自分で遮断しようとする必要があります。
私はSNSをほとんど使いません。
LINEはニュースタブを消しています。
そのようなアプリが悪いとかいう話ではありません。
自分で管理できればよいです。
使える制限時間をつけるのも良いですね。