模試の過去問を1週間前に?

公開日 2025/05/09

高校生は定期的に全国模試があります。
進研模試、たまに全統模試ですね。
受検のために4,000円とか5,000円とか払ってもらっているでしょうが、ほとんどの高校生はこの金額分をペイできていません。
もっと効果的に模試を利用するために大事なことを一つだけ書きます。

準備せよ

一つの模試を受けるのに、どれくらいの準備をしているでしょうか?
過去の塾生への事情聴取から判断すると、模試のための準備と言える準備を行っている生徒は10%もいません。

模試というのは、入試の練習のためにあります。
つまり、その試験から逆算して対策を練り、計画を立てるべきものです。
その場の実力を測って終わりではありません。
2ヶ月後の模試のための準備ができずに、1年後の入試の準備ができるでしょうか。

過去問を収集

入試準備のためにまずやるべきことは?
過去問を読むことですよね。
同様に、模試の準備のためにはまず過去問を読むことが重要です。
遅くとも、1ヶ月前には過去問に取り組みましょう。
(もちろん早ければ早いほどよい)
過去問から得る情報は、
・出題範囲、形式
・傾向
・難易度
です。
少なくとも3年分を並べて見比べてみましょう。
これはスマホのような小さい画面ではできませんので紙で用意しましょう。
見比べて、共通点を探しましょう。

高校では模試の1週間前に過去問が配られることがあるようですが、
1週間で何ができますか。
分析する暇もなく、とりあえず1回解いて、ふーんという感じで終わりますよね。遅すぎる。
先生に頼んで早くもらいましょう。

明日のための準備をする人は95%。
1ヶ月後のための準備をする人は50%。
1年後のための準備をする人は10%もいない。
10年後のための準備をする人は1%もいないのでは。
準備が早いだけで、何事も有利に進められます。