公開日 2025/12/05
入塾する生徒によく話すことがあります。
塾に入る代わりに、何をやめるか?
足してばかりではだめ
ほぼすべての人が平等に持っているものがあります。
時間です。
およそ100年、1日24時間。
これを何に割り振っていくかで、将来が決まっていきます。
1日25時間ある人はいません。
だから、何か新しいことをするということは、
同時に今までやってきた何かをやめる、ということでもあります。
人は何かを失うときに抵抗感を持ちます。
極力、今までと同じであろうとします。
だから、新しいことを始めても、捨てずに足すだけになることがよくあります。
「忙しい」ことの原因の一つはこれでしょう。
やることをただただ増やすだけでは、いずれすべてが半端になります。
欲張り
欲張ることが悪いと言いたいわけではありません。
(私も欲張りな方だと思います。)
しかし、欲張るということはそれと同じくらい、何かを犠牲にしなければならないことだと思います。
毎日12時間受験勉強する高校生は、それなりに素晴らしい大学へ進学する一方で、何かを失っています。
私のポジションとしては、できるだけ高みを目指してほしいという思いですが、
何でもかんでも手に入れられるわけではない、という覚悟は必要です。