まるでたけのこ

公開日 2025/10/16

子どもの成長はとても早いですね。
自分の娘を見ていても、日々いろいろな動きができるようになったり、それまでとは違う表情を見せたりと驚きの連続です。
塾で片付けをしていたら、
中学生の時から通ってくれている生徒の模試結果が出てきたのですが、平均点に届いていないものばかりでした。それが今では進学校の生徒でもあまり書けないような解答を書けるように成長しており感慨深いです。
大人ではあまりこういうことはないですからね。

塾講師として仕事をしていて最も喜ばしい瞬間が、
生徒の成長を感じられた時です。
もちろん、以前解けなかった問題を解けるようになったときもそうなのですが、
それよりももっと抽象的な、学習能力面だったり、人間性の成長が見られた時の方がうれしいですね。
(特に私が教えているわけではないのですが)
例えば、宿題をやってこないことがあった生徒が、宿題の範囲を超えて勉強するようになっていたり、
言いたいことをまとめられずに話が長かった生徒が、要点を伝えられるようになっていたり。
こういうのを見ていると、
この子は学校を卒業してもしっかりやっていけるようになるだろうな、と謎の安心感が生まれます。

それとともに、
それだけ成長が早いということは、子どもにとっては1日1日が大人よりも貴重な時間であるということです。
その時間を無駄にしないように、大人側も真摯に向き合わねばならないなと、身が引き締まる思いです。

点の取れる試験を

公開日 2025/09/19


学校の定期テストや実力テストの問題を見ていると、
ときどきあまり点数を取らせる気のないテストに出会います。
数年前ですが、平均点が30点に満たないものも見たことがあります。
そこまでの自己満テストは少ないですが、テストはもっと点を取らせるものであっても良いんじゃないかと思います。
定期テストなんかは平均点70点、80点くらいでも良いと思います。
正規分布を取るようなテストである必要がない。
評定も高校によってはほとんど4と5しかつけないところもあり(推薦対策)、もはや機能してません。


ぱっと思いついただけなのですが、
校内実力テストの方は、生徒ごとに難易度を選べるようにしても良さそうです。
それぞれの科目で3段階くらい選べるようにする。
または前回の成績に応じて挑戦できるレベルが変化する。
難易度
⭐︎⭐︎⭐︎
⭐︎⭐︎
⭐︎
があったとして、前回⭐︎⭐︎のテストで70%以上ならば⭐︎⭐︎⭐︎と⭐︎⭐︎のどちらかを選択、のように。
3種類のテストは先生たちがすべて作る必要はなく、外部に委託。
(すでに実力テストを外部委託している中学校もあるようですね。)

諫早の高校は、東京のような大都市の高校と異なる点があります。
大都市の高校は、人口が多く高校数も多いため細かく高校の偏差値が刻まれており、ある高校には入学時点でほとんど同じ学力の生徒が集まります。
一方諫早市の高校は、諫早高校を例に取っても、全国でもトップレベルの生徒がいたり、中学での実力テスト得点率が65%くらいの生徒まで、非常に幅が広いんですね。
両者の実力を同時に測るテストを作るのは難しいのが当然です。どちらかに寄せれば、もう片方の実力を測ることが不可能になります。
だから難易度選択制、少し良いかもと思いませんか?

AIの使い方

公開日 2025/08/15

やることが多すぎてブログサボっていました、すみません。

今日はAIの話です。
最近は仕事でAIを使わない日の方が少なくなりました。
私が初めてchatGPTを使ったのは2023年でしたが、そのころは文章を書く能力はまあまあで、調べ物にはあまり役に立たない程度のものでした。
しかし、2024年の特に後半から飛躍的に性能が伸び、chatGPT4oから先日実装された5へ、また格段に能力が上がりました。

私もまだまだ使いこなせているとは言えないレベルですが、使い方を紹介したいと思います。

「検索」の補助

AIはハルシネーション(幻覚)を起こします。
事実でないものをあたかも事実であるかのように答えてしまうものです。
人間でもありますね。
以前のモデルよりは改善されているようですが、単純に「〜について教えて」のように指示して示される情報を鵜呑みにするのはまだ危ないです。
何かを調べるときは指示の仕方を工夫すると良いです。

例えば、買いたいものがあるとします。
今回はWiFiルーターにします。

各サイトから抽出させます。
chatGPTにすべてを委ねるのではなく、サポートしてもらう感じですね。

コード生成

ここからAIの本領発揮です。
塾では演習用のプリントを作ることがありますが、
数学の問題なんかはWordでも作ることはできなくもないですが非常に不便です。
\[ \displaystyle \int_{2}^{3}(x+1)(x-3)\,dx\]
こういう式をきれいに書けるのがtexというものです。
↓これも説明させました。私は「テック」ではなく「テフ」と呼んでいますが


高校の数学の先生もよく使います。
例えばこのような問題文。

こういうのをpdfで生成するために次のようなコードを書きます。

これは1部分で、他にもレイアウトを調整するコードなどを書きます。
以前はこれを1つ1つ丁寧に書いていたのですが、chatGPTの登場で格段に早く作業が終わるようになりました。
問題の写真や、自分が手書きで書いた問題の画像を与えると、
そこから情報を読み取りこのようなコードを生成してくれます。

texはみなさんが使う機会はあまりないと思いますが、Excelはどうでしょうか。
ExcelなどOfficeソフトにはVBAというプログラミング言語があります。
VBAを使えば、面倒な作業をボタンひとつで終わらせることができます。

***********************************
For r = START_ROW To lastRow
stuName = Trim(wsSrc.Cells(r, NAME_COL).Value)
If stuName <> “” Then
‘—– シート名が重複しないように調整 —–
newName = stuName
i = 1
Do While SheetExists(newName, wb)
newName = stuName & “_” & i
i = i + 1
Loop
'----- テンプレートをコピー -----
***********************************

↑これは生徒の通塾日程をExcelで管理するときに使ったものです。(1部)
これもchatGPTに作ってもらいました。
VBAは初心者の私ですが、それでもある程度実用的なものを作れてしまいます。
プログラミングはAIが最も得意とする分野の一つですが、
現段階では人間側が多少の知識は備えていないと使いにくいだろうとは思います。
やりたい人は数学と英語を勉強しておくのが良いです。

まだまだある

AIの進化は凄まじいですが、教材と同じように、道具はどう使うかが重要です。
アイディア次第でゴミにも金塊にもなるとても面白い道具です。
話し相手だけではもったいない。
いろいろな使い方を考えてみましょう。

先生と仲良く

公開日 2025/05/29

媚を売れ、というわけではありません。

塾生の中で、7月の進研模試へ向け早めに目標を立てた生徒がいるのですが、
まず過去問を収集せよ、と私が指示し学校の先生のもとへ取りに行ってもらいました。
模試の直前に慣れるために配られることが多いので、1ヶ月以上前に自ら先生の元へ取りに行く生徒は珍しい方だと思います。

その生徒によると、
過去問をもらった時に解答解説は一緒にもらわずに、
解いたら先生の元へ持ってくるように言われたようです。
個別指導成立ですね。

先生という職業に限らず、頼られるとうれしい人は少なくないと思います。
自分が教えている科目を、生徒が進んで勉強しようという意欲を見せてきたらどう感じるか。
そんな生徒はかわいいに決まってるではありませんか。
上の過去問をもらいに行った生徒ならば、
集団で受ける授業とは違い、一つ一つ丁寧に教えてもらえるばかりか、
授業では普通扱わないようなことまで教えてくれると思います。
その生徒を贔屓にします。
不平等?
そんなことはないです。
その生徒が自らの足で掴んだ「成果」です。

勉強の意欲を見せる生徒は、先生を味方につけることができます。
(元が敵というわけではありませんが)
先生が味方につけば成績は上げやすくなり、生徒は1段ステージが上がります。
もはや他の生徒と同じ土俵では戦っていないのです。
そうなればさらにできることは増えていきます。
先生や学校を敵のようにみなすのは、ものすごく損をしているということになります。

何ができるようになったか

公開日 2025/05/22

人は自分以外の人を見る時、
ついその人の悪いところばかり目に入ってきてしまいます。
あの人はいつもうるさい。
あの人は掃除をしない。
あの人は学校の成績が悪い。

だから、意識的にその人の良いところを見つけましょう。
というふうに教えられますね。
あの人は周りを明るい雰囲気にする。
あの人はアイディアマンだ。
あの人はスポーツが得意だ。

勉強でも一緒です。
つい自分へも他人へもこのように評価してませんか。
英単語を3個覚えていなかった。
テストで20点落とした。
数学が苦手。

このように現時点でできていないことばかりに注目するのではなく、
できたことに意識を向けてみましょう。
本当に意識的にやらないと、
すぐにできないことばかりに目が行ってしまいます。

英単語を97個覚えられた。
80点も取れた。
英語が得意。

できたことに注目すれば楽しくなる

「できた」と感じればなんでも楽しくなります。
他人のできていることも、自分のできていることも見つけましょう。

目の前で起きていることをどう捉えるか、は自分の意思で決めることができます。
今日は雨で嫌な気分、と捉えるよりも
雨が降るから部屋で勉強に集中できる、と捉える方が、
生活は充実してきます。

千里眼

公開日 2025/02/20

長女が生まれました。

身長51cm、体重3400g。
母子ともに無事で安心しました。
10ヶ月前、エコー画像で豆粒しか見えなかったのがみるみる身体が出来上がっていきこんなに立派になるとは、生命の神秘、力強さを感じます。
分娩に立ち会いましたが、その時の心情は様々に入り混じった、なんとも形容し難いものでした。
生まれた時は、何というのでしょうか、
「感激」ですかね。
妻には感謝です。

近年、若者が結婚したがらない、というようなニュースをよく目にします。
ニュースはネガティブな感情を呼ぶような情報を多く流しますからね。
私よりも若い人たちには、このようなネット上にある「蜃気楼」に惑わされないようにしてほしいです。
テレビが真実、の時代は、ネットは真実、の時代に変わりました。
自分が体験したわけでもなく、大学でこうこうこういう研究結果が出て「エビデンス」があるから絶対に正しいんだ、というような論調もあります。定説は覆される、ということも知らずに。
(そういう研究、ネット上の世論を否定することはないです)
もっと報道は、自分の子どもを持つことの素晴らしさを世に広めてもよいのでは。
と同時に、リテラシーが必要ですね。
百聞は一見に如かず
これに変わる経験はありません。

Happy Birthday

どんな父親も同じなんでしょうか。
はたまた職業病のひとつなんでしょうか。
すでに幼稚園、小学校どうしようなどと考え出す自分がいます。
この子が18歳になるころの世の中はどうなっているのだろうと。
どうなるにせよ、私の責務はこの子が一人でも生きていけるようにすることです。
「一人で」というのは、
誰の助けも借りずに、ということではありません。
そんなことは不可能。
他者を尊重し、しかし迎合することなく、自分の志を持って生きていくことを願います。

すでに、どのように親離れ・子離れしていくのが良いか、
などと考え始めた親バカもまた、
ここに誕生しました。

あけましておめでとうございます

公開日 2025/01/09

今年もよろしくお願いいたします。
このブログは毎週更新を目標に続けていますが、記事の数が300を超えました。
何かを発信するときには世の中の流れとしては、インスタやYouTubeショートなどの方が良い(たくさんの人に見てもらえる)のはわかっているのですが、画像やショート動画は文脈というものがなく、伝えたいことを正確に伝えることがより困難なので文章を選んでいます。
現在の、99%1人でやるスタイルならばこれを続けることになりますが、もし塾の規模を拡大するならばそういう媒体も使うことになるのかなと考えています。
とは言え、今のところショート動画は見る方にとってデメリットの方が圧倒的に大きいと思っているので見ることもなければ投稿することもないですね。

今年の抱負

個人的な目標は筋トレです。
競泳は継続して行っていますが、まだまだパワー不足だと感じるのでジムで全体的な筋力アップを目指します。
まずは3ヶ月通い続けることをマイルストーンにしたいと思います。
塾での目標としては、AIの活用です。
先月から始めたのですが、雑務の効率化や教材の作成など、様々な可能性を感じています。
最終的に指導の質を上げることに貢献するのは間違いないので、活用の仕方を模索する1年にします。

新年は、新たなことに挑戦する絶好の機会ですが、三日坊主に終わってしまうことも多いものです。
中高生も目標を立てはしたが続かないという経験をしたことがあるでしょう。
続かない大きな原因を一つ書きます。

生活の基礎

これが揺らいでいませんか。
どういうことかというと、
例えば、慢性的な病気がありませんか。
病気というほどではなくとも、何か微妙に日常生活がしにくくなるような症状などがありませんか。
繊細な話で書きにくいですが、そういうものは治せる、または症状が軽くなる可能性が少しでもあるのならば、全力を注いだ方が良いです。
すべてがすぐに治せるわけではないので、受け入れて生活するしかないものもあります。
しかし、これは経験上ですが、治せるものであるにも関わらず、放置している方が時々いるんです。
そういう方は、背伸びして目標を立てるよりも前に、体のメンテナンスを優先することを勧めます。
私も1番の資本は自分の体なので、水泳は趣味というよりもほとんど仕事であると捉えています。
20代の頃心臓がややおかしかった時期があったのですが、今は定期的な運動のおかげか健康に過ごせています。

体のことだけではありません。
人間関係などどうでしょうか。
家族と仲は良いでしょうか。
学校では楽しく過ごせているでしょうか。
なんでも相談できる人はいるでしょうか。
困った時に一番頼りになるのは家族です。これは大人でも子どもでも同じです。
帰ってくる家があるから、外でどんな困難に遭っても立ち向かえます。
受験でも、家族仲が良い生徒はうまくいきます。
特別なことは必要ありません。
平穏に日常生活が送れることを感謝し、素直であればそれで良いです。

なぜ?と聞かれた生徒の反応

公開日 2024/12/31

寝るか食うか仕事するかみたいに過ごしていたらブログ更新を忘れていました。
皆さん今年もお疲れ様でした。
振り返ると、国外も国内も、ルールが変化し始めているという印象の1年でした。
アメリカではトランプが大統領に返り咲き、中国は深刻な不景気に見舞われています。
国内ではインフレが始まり、政治の世界も今までの定石が通用しなくなってきています。
世の中の変化の速度は大きくなる一方ですが、変わらないもの、変わるべきでないものも存在します。
変わらないもの、「芯」を持っていれば、一見矛盾しているようですが、変化に柔軟に対応できます。情報の海に放り込まれても、波に飲まれることなく乗りこなすことができます。そもそもその海を渡るべきかどうかも判断できます。「芯」がなければ右往左往。
答えなどありません。しかし考え続けること、行動し続けることで、答えのようなものに限りなく近づいていくことはできます。まるで数学の極限のようです。

授業をしていると、生徒に
「それはなぜ?」「どうしてそう思う?」
というような疑問を投げかけた時に、たまに予想外の回答が返ってくる時があります。
例えば、「なんでこことここの角の大きさは等しいと思ったの?」と訊くと、
「これが二等辺三角形だと勘違いしていた」
というような回答です。

私の質問は、角の大きさが等しいと言える根拠を訊くためのものですが、
生徒の受け取り方は、「角の大きさは等しくないのになんでそんなふうに思ったの?間違ってるよ?」というような責め立てであったようです。
私の声のトーンが良くなかった場合もあるかもしれませんが、
このような生徒の周りでは、「なぜ?」が責める言葉として使われていることが推測できます。

ヒトは本来知的好奇心が旺盛な生物です。
因果関係を突き止めたくなるものです。
「なぜ?」から知的活動が始まります。
「なぜ?」を追求しているだけでどんどん学んでいきます。
そんな言葉が逆に知的好奇心を潰してしまうような使われ方をするのは悲しいことです。

2025年も

「なぜ?」を大事にしていきましょう。
疑問は皆で解決していきましょう。
ただ注意したいのは、「なぜ?」という問いには答えられないこともあります。
答えたとしても、疑問が解決されないこともあります。
論理が通用する範囲が決まっていたり、質問者の知識が不足していることが原因です。
高校生がこれを読んでも、すぐにはわからないかもしれません。
それでも疑問は持ち続けましょう。
考えるというのは耐久力も必要です。
5年後か10年後あたりに理解するかもしれません。
いつになるかは分かりません。
すぐにわかってしまうことほどつまらないことはない。
どうなるか分からないから、未来は楽しみなんです。

身体を調えましょう

公開日 2024/12/12

12月ももう半ばです。
共通テストまで5週間、県立高校一般選抜まで9週間です。
クリスマスムード、お正月ムードが高まってきましたが、受験生は季節を感じつつも慌ただしさや誘惑に飲み込まれないよう、日々を大事に過ごして欲しいと思います。

しっかり休む

休むも勉強。
受験勉強と同じくらい、睡眠などの休息も大切にしましょう。
若いうちは少々徹夜をしてもすぐに体調を崩すことはないかもしれませんが、続いて1週間。
賢い人間になるためには長期的に物事を考えられねばなりません。
休む時は休んで、しかるべきときに力を発揮する準備を進めましょう。
いらいらしている人は、多くはうまく休めていないのです。
周りの人の協力も得ましょう。
また、休んでいるつもりが脳を酷使しているのが、現代人の特徴です。
なんのことかは考えてください。

紙に書き出す

やることが多くて頭の中がごちゃごちゃするこの時期。
悩む=停滞です。
まずは今考えていることを、次々に紙に書いていきましょう。
古典的手法ですが、やはり効果があります。
私は一時期メモや予定などはiPadにとっていましたが、紙の手帳に戻りました。
少し前にスウェーデンでしたか、紙の教科書をすべて廃止して電子書籍にしたら学力が低下したというニュースがありましたね。紙は最強。

運動する

寒い冬は運動不足になりがちです。
運動不足はあらゆる能力を低下させます。
運動部でない生徒へのおすすめは家事です。家事は思っているよりも体力を使います。
特に年末なので、大掃除をしましょう。
ドラム式洗濯乾燥機や掃除ロボットなど家事はどんどん楽になっていってますが、それでも掃除しきれないところはたくさんあります。一気にやらずとも、身の周りを少しずつきれいにしましょう。

自分がカスハラしないように

公開日 2024/10/31

最近ニュースで「カスハラ」という言葉を見かけることが多くなりました。
カスタマーハラスメントの略で、主にサービス業で客側が店側に過剰な要求をするなどの行為を指します。
NHKの今年6月の記事では、カスハラ客の推定年代で60代が最多というアンケートがありました。
多い順に60代が29.4%、次いで50代が27.2%、70代以上が19.1%。
50代以上で75.7%と言います。

記事には60代が最多と書かれていましたが、
総務省統計局による2023年10月時点の人口からそれぞれの年代の対総人口比を計算したところ、
60代が11.9%、50代が14.4%、70代以上が23.2%となり、確かに60代は多いようです。
一方で70代に関しては3番目に多いように見えましたがむしろ少ないことが分かりました。
20~89歳の人口を分母にして計算し直すと、人口比は
60代が14.6%、50代が17.6%、70代以上が25.7%です。
また、アンケート対象は、サービス業の組合員3万3千人と数は多い。
店員側の推定年齢ではありますが、おおよそ「60代、次いで50代が多い」と言ってもよいでしょう。

前頭葉の萎縮

40~50代から脳が萎縮するというのはたまに聞く話です。
特に前頭葉は行動を開始、抑制したり、情報の処理や自己の客観視する機能を持つ重要な部位であり、スマホ使用との関連性なども研究されています。
一説では、カスハラは前頭葉の萎縮によるものではないかと考えられています。
相手が考えていることが想像できない、自分の行動を抑制できなくなり、したくなくてもハラスメントしてしまうという事例もあるようですから怖いですね。

楽しく鍛える

前頭葉を含めた脳は、運動することや新しい体験をすることでトレーニングすることができます。
ということで、北海道へ行ってきました。
長すぎる前振りでした。

寒さ対策をして行きましたが、早朝以外はそうでもなく昼は15度まで気温が上がったので過ごしやすかったです。

↑札幌市円山動物園のホッキョクグマ
旭川市の旭山動物園も興味がありましたが、北海道がでっかすぎるので日程的に厳しくこちらへ行きました。
ホッキョクグマはなかなか見れる動物ではないです。ちなみにホッキョクグマの毛は白くないそうです。

↑名物スープカレー
野菜がとても美味しい。
九州のごぼう天うどんで鍛えられた舌も、こちらの北海道産ごぼうに一発KOされました。

歳をとるごとに新しい体験が少なくなると聞きますが、そんなことは全くありません。
むしろ増えていきます。
新しい経験により、さらに世界が開けてくるからです。
学校の勉強もそのような経験のうちの一つです。
すればするほど視野が広がり、また鮮明になってくるのです。