答えは、書いてある

公開日 2020/12/09

冬らしくなってきましたね。
来週月曜日は一段と寒くなるようなので体調に気を付けましょう。
玄関に新しく置いた棚には持ってきたスリッパを置いて帰ってかまいません。使ってください。

さて、
私が毎日のように口にする言葉があります。

「問題文をよく読め。」

ご安心ください。
本当はこんな命令口調ではありません。

文章を読んでいないことって、
めちゃくちゃあるんです。
小学生であろうが、高校生であろうが、
成人であろうが、関係ありません。
普段から読む習慣があれば、小学生でも小難しい文章を理解できます。
逆に全く読まないならば、大人であっても読んだ(?)ものを正確に解釈していません。
動画コンテンツが躍進した理由の一つであると思います。
人はそもそも読み書きが得意ではないので、
文章ばかりの情報よりも感覚的に訴えてくる動画の方が受け入れられやすいのは至極当然のことですね。

動画はわかりやすいという印象を与えますが、
高度な情報ほど、すなわちより抽象的な情報ほど、視覚化あるいは聴覚化するのは容易ではなくなります。
つまり、高度な情報を得るには文章理解が不可欠だということです。
(有益な動画も結局文章を多用していることが多いですよね。もしかすると将来、文章を超えるものが現れるかも、とも思いますね。)

この文章読解力を重視する問題が、高3の模試に出題されていたので紹介します。

2020 第1回ベネッセ駿台共通テスト模試 化学

画像に簡単な解説を書き込みました。
この問題、解くのに必要な知識は密度と体積の関係のみと言っても良いです。
答えはほとんど、問題文中に書かれています
左のページの赤線を引いたところから、−2℃から0℃までは密度が減少すると分かりますし、青線を引いたところからは4℃で密度が最大になることが分かります。表1はそれを数値で表しているだけなので要りませんね。
これで答えは②です。

次の問題も、上のものほどではありませんが、知らなくても読めば解けるような問題です。左のページの問1です。
考えてみてください。

2020 第3回ベネッセ駿台共通テスト模試 化学基礎

いかに読解力を問われるかが分かっていただけるでしょうか。
このような試験でなくとも、
世の中の重要な情報ほど文章で存在するので、
読めるだけでアドバンテージを得ます。

もう一度言います。
よく読んでください。

動かざること、山の如し

公開日 2020/12/02

大学入学共通テストまで50日を切りました。
これから7回目の土曜日です。
1分1秒を大事にしましょう。
SNSやYouTubeは、もう見てませんよね?

受験勉強が大詰めを迎える12月
焦りや不安をおぼえる人もいるでしょう。
もう少しで受験勉強から解放されると喜ぶ人もいるかもしれません。
この時期、多くの受験生の感情が揺らぎます。
この時期だからこそ特に気をつけて欲しいことを書きます。

模試の点数を気にしない

模試がほぼ本番レベルになり、
思うように成績が伸びない生徒が出てきますが、
あまり気にしないように。
点数が伸びる人、変わらない人、落ちる人
いろいろいて当然です。
違うやり方、違う参考書、違う問題で勉強していれば当たり前ですよね。
逆にみんな上がった、なんてのは不自然です。
どんな結果であれ、それを受け入れ、
後の試験に活かすことを考えることが重要です。

また、
新しい参考書に手を出してしまったり、
今までやってきた勉強法を変えたりしてしまう人もいます。
そういうのを調べたりしていませんか。
これらは愚策でしかありません。
方法を模索する時期はすでに終わっています。

そうではなくて、
今まで演習を重ねてきた問題集などに立ち返り、
復習をし、着実に出来ることを増やしましょう。

自分のことに集中する

心が不安定なので、
必要以上に他人の成績や行動を気にしていまいがちになります。
ちょっとした話し声や物音に過敏になったり。
推薦入試ですでに合格が決まっている人の言動に嫌気がさしたり。
そのように感じるならば、
それは余裕がなくなっている証拠です。
一旦ペンを置き、深呼吸をして、
自分を含め、周りを客観視してみましょう。
そして落ち着いたら、
またペンを手に取ってください。

絞る

志望校を絞る。
勉強内容を絞る。

もう志望校を変えないでください。
もちろん学部も。
必要な科目の少ない学校、難易度の低い学校に変えるのはやめましょう。
そうするのなら、名前だけ書ければ入学できるところに行きますか。
入ることができれば良いわけではありませんよね。
自分が納得できるものを選びましょう。
点数が足りなかったら、それはそのとき考えたらよいのです。



文房具で成績が変わる

公開日 2020/11/25

先日の授業で気になることがあったので書きます。

生徒がノートに書いたものを消しゴムで消していたのですが、その跡がぐちゃぐちゃだったんですね。
あまり消えていません。
なんでかなと、その消しゴムを借りて消そうとしてみたのですが、
これがものすごく消しにくい。
特に濃く書いているものでもありません。
しかし強く擦ってもなかなか消えませんでした。
その上消しカスが細かくバラバラに出る。
消している間に年を越してしまうんじゃないかと思いました。

良いものを使いましょう

学生は1日のうちの大部分を勉強に費やしています。
鉛筆またはシャーペン、消しゴム、ボールペン、ノート
これらを使わない日はあるでしょうか。
ありませんよね。

持ちにくいペンだと長時間描くのが辛くなります。
消しにくい消しゴムは時間を奪われます。
紙質のわるいノートも同様です。
勉強中に意識を向けるべきなのは、
文房具ではなく、その時解いている方程式であるはずです。

毎日使うものは、品質の良いものを揃えるべきです。

握り心地の良いペン
小さな力で消せる消しゴム
スラスラと描けるノート

これらは必須でしょう。
使いづらいものは、すぐに買い替えましょう。
これは私の経験上の話でしかありませんが、
成績の伸びる生徒で柄物のペンを使っている人はほとんどいませんし、筆箱の中身がシンプルです。
(もちろん、ディズニーランドで買ったペンを使っているからと言って絶対に成績が上がらないというわけではありません。ディズニーランドで売っているペンが悪いと言っているわけでもありません。)
筆箱に普段使わないものがいっぱい入っている人、いませんか。

余談ですが、
私は勉強するときボールペンを使います。
なぜかと言うと、大して力を入れなくとも濃く描けるからです。
また消しゴムを使う時間がもったいないので消しません。
間違って書いたものは、それを消さずに残しておいた方が、後で見返した時に自分への戒めになるからでもあります。

日本語のリスニングは大丈夫?

公開日 2020/10/21

英語のリスニングテストはありますが、
日本語のリスニングテストはあまりありませんよね。
私の記憶だと、小学生の時に国語の授業でたまにあったくらいですね。
60点だったことがあってよく覚えています。

使える言葉は聞き取れる

ほとんどの方は問題なく日本語が聞き取れると思います。
なぜなら、毎日誰かと話していますし、誰かの話し声が聞こえてくるからです。
生まれた時から、毎日日本語を浴びています。
子どもは最初は親が話す言葉を少しずつ覚え、使えるようになっていきます。

つまり、日常的に使う言葉から先に覚えていきます。
使う頻度が高いものです。
使う頻度の少ない言葉は覚えにくい、ということでもあります。

学校では、毎日新しい言葉を学びます。
それらを習得していくためには、使うことが大切です。
例えば、中学3年生の数学で、「相似」な図形を学習します。
相似な図形とは、簡単にいうと拡大や縮小すると合同になる図形です。
最初は学校の先生が時間をかけて、相似とは何かを説明しますが、授業のたびに説明するわけにはいきません。
徐々に生徒が「相似」という言葉を理解していること前提で授業は進められます。
この段階で理解していない生徒は、先生がその言葉を使うたびに、
「そうじ?」「掃除?」「今なんていった?」
というふうに混乱します。
理解していない、すなわち使えない言葉は聞き取れないからです。
そうじが何かわからないまま授業は進んでいきます。
そして、先生の説明が呪文のように聞こえてくるのです。

「これらのソウジな三角形ABCとDEFは、ソウジヒガサンタイヨンデアルノデ、メンセキヒはサンノニジョウタイヨンノニジョウニナッテ、・・・」

そりゃあ眠くなりますよね。
何言ってるか分からないのですから。

日本語も同じ

英語の学習では、自分で発音できない単語は聞き取れないから音読して練習するべきだ、ということはもう浸透しているようですが、
日本語に関しては日本人には気付きにくいのだろうと思います。
日本語も、たくさん使わなければ上達しません。
国語ではなく、数学の授業で教科書や問題文を音読させる先生がいますが、その事実を知っているからさせているのです。
新しい言葉に慣れてもらわないと、自分が話していることを理解させられないから音読させるのです。

習った言葉はどんどん使って欲しいと思います。
最初は間違っていても良いです。
誰かが教えてくれます。

結果を出すために

公開日 2020/10/14
更新日 2020/10/15 リンク付けていませんでした

定期テストでも模試でも、
なかなか結果が出ない人がいると思います。
結果が目に見えないと不安になりますよね。
ただ嘆いたところで何も変わりません。
なぜそうなるのかを考え、必要ならば修正していきましょう。

なぜ結果が出ないのか

ここからの話は、
勉強しているのに結果が出ない人に向けた話です。
(していないのなら、結果が出なくて当然です。)

一つ目
効果の低いやり方をしている

インプット(input)中心の勉強になっていないでしょうか。
インプットの勉強とは、
・先生の話を聞く
・教科書や参考書を読む
などです。
もちろんこれらは最初は必要なのですが、これだけでは
「知っている」状態にとどまります。
試験で得点するためには、「使える」状態にする必要があります。
使えるようにするためには、アウトプット(output)を練習します。
アウトプットの勉強とは、
・問題を解く
・人に説明する
などです。
インプット:アウトプット=1:9で良いと思います。

二つ目
そもそも簡単には結果は出ない

以前の記事を読んで欲しいです。
点数に波がある理由を説明します
特に成績中間層は得点のバラつきが激しいです。数学的に当然のことです。
出題範囲の広いテストでは、身につけたことが例えば半分とか6割とかだと、当たったり当たらなかったりするわけで、運に左右されやすいはずですね。
着実にできることを増やしていくしかありません。

三つ目
結果が出てないように見える

身につけたものが出題されれば得点できます。
身につけていないものが出題されると得点できません。
試験の分析をしていない人に多いのが、まだ勉強できていないものが出題されて得点できなかったにも関わらず、勉強したのに点が取れなかったと嘆いてることです。自分自身は成長しているのにそうではないと思い込んでしまうのです。(本当に成長していない可能性もありますが)
勉強したことが発揮できていれば、それは素晴らしいことです。
一方で、勉強したのに忘れていたのであれば、ヤバイです。復習不足です。

四つ目
本番に弱い(と、思い込んでいる)

メンタルが弱いとか言うのは、大抵言い訳に使われます。
本番で力を発揮できないのは、自信がないからです。
なぜ自信がないかというと、一つは自分が納得できる努力をしなかったからです。まだまだ、余裕があると思います。
自信を持つために簡単にできることは、記録をつけることです。
目に見えて、これだけのことをやってきた、というのが分かれば、良い意味で割り切れます。

やればやるほど、結果になって表れることはそうありません。
そんなに甘くないです。
受験生は、みな勉強していますしね。
1・2年生は、ほとんどの人があまり勉強していないので、結果は出やすいです。チャンスですよ。

基礎練をしよう

公開日 2020/10/07

塾生と、受験までサザエさん15回、なんて話をしていましたが、
そろそろ焦り始める人が出てくると思うので
そのような人には特に読んでほしいです。
もちろん、全員にとって大事なことです。

やってはいけないことの一つは入試レベルの問題ばかり解こうとすること。

焦っている受験生は、ある程度のレベルに到達できていない(自分の思うように進んでいない)から焦っているわけです。
その学力で自分にとってレベルの高い問題を解こうとしても、そう簡単に解けるわけではないので余計に焦ってしまいます。
難しいことばかりやろうとするのではなく、
基礎基本を大事にしたいところです。

基礎とは一体何なのか

基礎が大事、基礎をやれ、
とは言われるが、何をすればよいのか。
「基礎」は高校からさかのぼること10年、小学生から学習していることです。
もっと言うと、幼稚園や保育園児のころ、あるいは生まれたときからと言っても過言ではないでしょう。
これまで積んできた経験が全て基礎となります。
それを言い出すときりがないので、小学校や中学校で作る基礎は何かを考えます。

私が最も大事であると考えることは以下の3つです。

①文字の読み書き
②計算力
③記憶

①ひらがな・カタカナ・漢字・Alphabet、およびそれらを使った文・文章をスムーズに読み、書き、聞き、話すことができること。
学習において不可欠ですね。
ひらがな・カタカナは少ないですが、漢字に弱い子はまあまあ多いです。
漢字は相当な差がつきます。
なぜかと言うと、漢字はその文字自体に意味があるので、その意味を知っているかどうかで新出語の飲み込み速度が段違いだからです。
「男女雇用機会均等法」に見える人と、
「だんじょこようきかいきんとうほう」に見える人では、
その中身の理解度や記憶のしやすさに差が出るということです。

②四則演算、文字を使った立式などがスムーズにできること。
小学校や中学校で習った計算を高校になって使っていない、なんてことはないです。
計算スピードが不足している人は、どこかに弱点があります。
例えば、2桁ー1桁の引き算が瞬時にできない、
指数計算のミスがある、など。
これは頭の回転が遅いとかいう問題ではなく、
練習量が不足しているだけです。
計算の速い人はいちいち考えているのではありません。
考えずに計算できているのです。
かけ算九九は考えて計算するでしょうか。
そういうことです。

③覚え方を身につけること。
小テストや定期テストは、覚え方を学習する絶好の機会です。
どうすれば自分は覚えられるのか、という試行錯誤です。
人によって覚えやすい方法は少しずつ異なるので、
自分に最適なものを見つけるべきです。
記憶法みたいなものはどこにでも転がっていますが、実践しないと意味はありません。

反復練習

これに尽きます。
スポーツも同じですよね。
基礎練っていうのを毎日やると思います。
考えずにできることを増やすこと
が重要です。

小中学生のときにやるべきことのように書きましたが、
もちろん、どの年齢の人にも当てはまることだと思います。
これを基に、欠いていることがないか考えてみてほしいです。

逆転するために必要なこと

公開日 2020/09/30

先日教室に貴重品ロッカーを置いたのですが、
生徒の目印が個性的でおもしろいので載せておきます。

9月が終わりますね。
高3は模試のシーズンがはじまり慌ただしくなってきます。
早速夏の成果を試す模試がありましたがいかがでしたか。

生徒も保護者の方も、判定で一喜一憂はしないでほしいと思います。
重要なのは、
勉強したことを発揮できたか、どうかです。
以前勉強したのに解けなかった、というのがあれば
それはまずいですね。
復習の仕方を見直しましょう。

逆転するために

第一志望校がD判定、E判定だったのなら、
当然ですが逆転することが求められます。
そのために欠かせないことは何か。

①ライバルより多く

学習に費やす時間を増やしましょう。
基本的なことであり、かつ見落としがちなところです。
他人が5時間勉強するならば、自分は7時間しましょう。
そのために一日の過ごし方を見直し、無駄な時間を削っていきます。
そのときにルーティーンが役立つんですね。
行動が決まっていれば、迷わずに済みます。
ただし、睡眠時間は必要量確保。
自分に必要な睡眠時間は、もう知っていますよね。

②ライバルより賢く

効率よく学習しましょう。
効率の良い学習とは、
本質を学ぶことと、
一度学んだことを忘れないこと、です。

忘れてしまうことへの対処は簡単です。復習の頻度または量を増やせば良いのです。

本質的でない学びとは、例えば数学のテストのために計算結果の数字をおぼえることです。すなわち、「その場しのぎ」です。
平均点止まりの生徒に多い印象です。特に中学生。
それに対して本質的であるとは、仕組みを理解し演習を行うことです。
公式を覚えるにしても、その導出過程を知ることで、どのような場面で使うべきものなのかが見えてきます。結果的に、いわゆる応用問題にも対処できるようになるんですね。

ただしこれにも注意点があって、
例えば化学や日本史など、仕組みが云々かんぬんではなく、とにかくたくさん覚えていった方がよい科目・単元もあります。
なぜ?という問いには限界があるからです。
大学生になってから哲学を学びましょう。

③自分を超える

自分に勝てずして、他人に勝つことはできません。
「このくらいで大丈夫だろう」
そういう気の緩みが、合否を左右します。
根性論とか精神論と言って軽視される時代ですが、
最後に結果を決めるのはこういう面だと考えています。

今の時期、A判定B判定が出ていた人でさえ、
余裕を見せてしまい不合格となった受験生を複数見ています。
なぜならば、入試は同じような学力を持つ他の高校生との勝負だからです。
甘く見ているな、と思う生徒には「危ないよ」と声をかけます。
何年も塾講師をしていると、そのような嗅覚が身についてきます。

道のりは遠いですが、逆転は不可能なことではありません。
逆に落ちてくる人もいます。
そちら側にはならないように。
自分次第です。

国公立大の募集要項一覧

公開日 2020/09/16

以前募集要項を読もうという記事を書きましたが、
調べるのがなかなかに面倒ですよね。
いちいち検索しないといけないし、
各大学HPのつくりが違うので、見つけるのに手間がかかると思います。
そこで、国公立大学の募集要項をまとめてみました。

主に一般入試の募集要項へのリンクです。
変更等の可能性があるので志望校HPは必ず確認しましょう
結構大変な作業なので少しずつ追加していきます…

  • 北海道
  • 東北
  • 関東(東京)
  • 関東(東京以外)
  • 中部
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州
  • 沖縄
  • 共通テスト
  • 北海道

    東北

    関東(東京)

    関東(東京以外)

    中部

    近畿

    中国

    四国

    九州

    沖縄

    共通テスト

    大学入学共通テスト

    リンク切れ等あれば教えていただけると幸いです。

    きついなら、休まなければいい

    公開日 2020/08/26

    こんな記事を見つけました。
    mission5-1 夏のエアコンつけっぱなし検証!
    ↑リンク切れていました。貼り直しました。

    日中は外気温が高いため、エアコン起動時にエネルギーを多く使用するので点けっぱなしの方が消費電力は低いようです。

    ブルーマンデーという言葉もありますが、
    学校でも仕事でも、始まる時がきついイメージがありますよね。
    コロナ休み直後の高校生も辛そうでした。

    ではなぜそうなるかというと、
    その原因の一つは
    休むからなんだと思うんですね。

    ここで、
    そもそも「休む」という言葉は一人一人定義が異なるので、
    何をもって「休む」というのかを決めておくと、
    「やるべきことがあるのにだらだらと過ごしてしまうこと」
    とします。

    例えば、
    体力的な面では
    ベッドに寝転んで過ごしていると、立っているときや座っているときに使う筋肉が衰えます。
    休みを終え、活動が必要になったとき、筋肉が弱っているので疲れやすくなります。
    知力的な面では、
    計算や文章の理解など、休んでいる時間が長いほど遅くなります。
    メンテナンスせずに放置していた道具がさびるイメージですね。
    そうなってしまうのであれば、休まない方が楽なのではないか?という話です。

    「やるべきことがあるのにだらだらと過ごしてしまうこと」
    でなければ、休むことは必要なことです。
    走りっぱなしではいつかは倒れますし、
    学習したことは休んでいる間に脳が整理するからです。

    単位でも意味は変わります。
    一日中、集中して物事に取り組み続けるのは難しいので
    昼寝などのちょっとした休憩は取った方がいいですね。

    そもそも休日は必要なのか

    大半の人が当たり前に考えている「休日」は必要なのか。
    誤解のないように書いておくと、
    全員休日はいらない、なんてことは考えてません。

    必要なものは人それぞれです。
    極論を述べるつもりは全くありませんし、
    私の考えがすべて正しいとも思いません。

    毎日なーんにも考えずに生きていくことが悪いとも思いません。
    何をするかはその人の自由だからです。
    ただ、
    目標があるにもかかわらず、思考停止で週休2日とか、土日は休日だとか考えるのはもったいないなと思うのです。

    制度上変えることができないものは仕方ありません。
    しかし、現代では
    いつでもどこでも勉強できる環境はありますし、
    仕事についても同様です。
    仮に休日なしで働くと、週休2日の人の7/5倍、
    つまり1.4倍も多く仕事ができます。
    ちなみに私のような個人事業主、いわゆる自営業は労働基準法が適用されないので、無限に働くことができます。
    やりたいことがある人にはもってこいです。
    会社を興すのも良いと思います。

    どう休むべきか
    は一人一人違うと思います。
    考えてみましょう。

    募集要項を読もう

    公開日 2020/08/05

    8月になりました。
    大学入学共通テストまで、あと約24週間です。
    「あと164日」と考えているライバルより、
    一歩リードしましょう。
    塾生の雰囲気も少しずつ変わってきたなあと思います。

    その共通テストですが、
    受験する際に注意すべき点を書きたいと思います。

    筆記用具

    ・鉛筆
    マークシートを塗るのに使う鉛筆は、H・F・HBのものと指定されています。
    それ以外は機械で読み取られない可能性があります。
    ・シャーペン
    計算用などとして使用してよい。マーク用としては不可。
    ・定規
    使用不可です。これは知らない人が一番多いと思います。
    数学で図を描くことがありますが、普段からフリーハンドで練習しておきましょう。コンパスも不可。

    筆記用具は、文字が多く書かれていたり、派手なものは使用すべきでないです。会社のロゴ程度なら問題ありません。
    たまーに、「これくらいなら大丈夫ですか」と聞いてくる生徒がいますが、そんなところでギリギリを攻めても無意味です。
    誰にも文句を言われないようなものを準備しましょう。

    第2解答科目

    地理歴史/公民・理科は2科目解答することがあります。
    例えば、
    世界史Bと倫理
    物理と化学
    などですね。
    2科目を受験する場合、
    初めに受けるものを第1解答科目、
    次に受けるものを第2解答科目と呼びます。
    社会も理科も、一つの問題冊子に複数科目の問題が入っており、どの科目から先に解いてもよいです。(マークシートは1枚ずつしか配られません。)

    ここで注意しなければならないことがあります。
    それは例えば理科を1科目しか使わない大学に出願するときです。
    九大の例を挙げます。

    物理学科の後期日程です。
    赤枠が利用科目で、理科は物理のみとなっています。
    次の画像も見てください。

    つまり、ここを受験するときは物理を第1解答科目にしてください、ということです。
    例えば化学を第1解答科目、物理を第2解答科目で出願すると、物理で100点を取ったとしても、0点扱いになるということです。

    募集要項をよーく読んでおかないと大変なことになりますね。
    気をつけましょう。