切り替えよ

2021/01/20

共通テストお疲れ様でした。
私も二日間受験してきましたが、改めて
模試は大事であることを痛感しました。
当日のレポートは今後このブログに上げる予定です。
少々お待ちください。

自己ベストを更新した人、思うようにいかなかった人、
様々だと思いますが、悩んでいる暇はありません。
国公立大の2次試験までは、残り36日です。

この1週間が大事

残り36日ということは、
1週間というのは全体の20%を占めます。
つまり、ここで早々に切り替えて勉強開始できた人と、
悩みすぎて手付かずのまま1週間を過ごしてしまった人では、
勉強時間に20%も差が生まれるわけです。
大事な選択ではありますが、それだけに時間をかけてはだめです。
大学の難易度、学問領域、地域、
どのような要素を優先するのかを考え、
自分が後悔をしない選択をしましょう。
他人ではなく、自分ですからね。

決まったらすぐに勉強開始です。

受験科目、大学の分析

これまでの模試と同じように、共通テストでも、
何が強みで、何が弱点なのか
浮き彫りになったはずです。
出願大学の傾向を知り、やるべきことを逆算しましょう。
これをしない人、結構多いですよ。
相談乗ります。

この1ヶ月で十分変わる

以前の記事で、学力がある地点から一気に上がることを書きましたが、
今まで毎日積み重ねてきた人は、多くは
その上昇段階の初期または中期に位置しています。
今伸びている最中ということです。
おそらく皆さん、
共通テスト直前は必死にいろいろ頭に詰め込んだと思います。
そのままやれば、まだまだ上がれます。
ちゃんとやってきたならば、ですね。
特に2次試験の配点比率の高い大学ほど、
C、D判定からの合格があり得ます。
A、B判定でも慢心したら不合格、ということでもあります。

例えば1次配点100点、2次配点150点だったとして、
A君は1次80点、B君は1次60点であるとします。
ここでは20%も開きがあります。
しかし、2次でA君が得点率60%すなわち90点取ったとしましょう。
すると、B君は2次で110点すなわち74%以上取れば逆転です。
得点率の差は14%に減りましたね。

逆にこれまで結局あまり勉強しなかったな、
という人は、まず逆転は無理ですので諦めてください。

入試前日、当日にやるべきこと

公開日 2021/01/13

受験生の役に立つであろうことをまとめた昨年の記事をアップデートしました。

試験前日

✅普段していることをする
験を担ぐのはわるくないと思います。
しかし、普段あまり油物を食べないのにカツ丼を食べるなどはしない方が良いです。特別なことをする必要はありません。

✅勉強
予め何をするか決めておきましょう。
英語、日本語の文章を軽く読んでおきましょう。
自分がミスをしやすいもの、知識があいまいなものをチェックです。

✅当日の行動をシミュレーション
前日は試験会場の下見に行くと思います。
持ち物の用意、当日の流れを確認しましょう。
特に今年は、部屋の換気をする時間が長いと思われるので
着脱のしやすい上着を用意するのが良いです。
長い休み時間の過ごし方も決めておきましょう。

試験当日

✅食事
普段、昼食後に眠くなる人は要注意です。
昼食は、絶対にお腹いっぱい食べないでください。
あと急激に血糖値が上がるような食べ方もNGです。
基本的にはまず最初に野菜を食べ、それからご飯やパンなどを食べます。
化学を習ってる皆さん、セルロースを食べてからデンプンを食べるんですよ。

✅試験直前、試験中
始まる前は、目を閉じ、深呼吸するだけでも少し落ち着くと思います。
慌ててしまいそうなら、「問題を遠くから見よう
この記事に書いてあることをやってください。
試験監督の話にも注意。
特に、いつも友達に訊いている人。

また問題形式に関して、今までの模試と全く同じであるとは限りません。
始まったらまず全体を眺めて確認しましょう。
もし違うものを見つけたらチャンスです。
他の受験生が焦っている間に、
「まあこれくらい予想してましたよ。」
と、余裕をかましましょう。

✅休み時間
終わった試験の話はしないこと。
友達と話すのなら、試験に関係のないことを。
リラックスする方が大事です。
終わった試験の話をされそうになったら、
緊張してるから軽く運動してくると言って走って逃げましょう。

✅1日目終了後
自己採点をしない。さっさと寝る。

健闘を祈る!

ミスは書き出せ

公開日 2020/12/30

今年最後の記事です。
1月から毎週水曜日更新を目標にし、
欠かすことなく約50個を書いてきました。
以前のものを読んでみると、少しは書き方が上手くなったかなあと言う感じですね。
塾の生徒、保護者の方、その他読者の方々、ありがとうございます。
来年も更新し続けるので暇な時にでも読んでください。
あ、でも読むときは集中してくださいね。

いつもミスする人へ

模試もほとんど終わり、入試が近づいてきましたが、
ミスの多さに悩む人が少なくないです。
ケアレスミスと言われるものから、判定に影響する重大なミスまで、その種類は様々です。
ミスを全くしない、というのは容易ではありませんが、
少なくすることはできます。
しかし、そのためにはまず持つべき意識、前提があります。

ミスに真剣に向き合うこと

練習だから大丈夫、とか
本番は集中するからそんなミスしないとか。
あまいです。
練習を怠る人間は失敗します。
「本番に強い」という言葉もありますが、
それはきちんと準備した人に当てはまる言葉です。
計算結果を覚えている者に、その場で計算する者が勝つ術はありません。

ミスを減らす最初のステップ

ミスをミスだと認めることからです。
その上で、自分が犯してしまうミスを紙に書き出してみてください。
これだけです。

「書く」と言う行為は、思考が整理されていないとできません。
書くことで自分をミスに向き合わせることができます。
たったこれだけですが、かなりの効果を発揮します。
何に注意するべきなのかがはっきりしてくるからです。

ミスの内容が整理できたら、その対策も書いてみましょう。
ポイントは、「しないこと」ではなく「すること」を書くことです。

例えば、
ミスの内容が
・マーク試験でマークする場所をまちがえてしまう
であれば、対策は
・1つの大問を解き終えるごとにマークする。その際に、解答番号に注意する。
と言う具合です。
書いたら、それをよくみる場所に貼っておくなどするといいですね。
試験中に関するものは試験の直前に読みましょう。

よくあるミスの例を書いておきます。
対策は、できるだけ自分で考えた方が良いです。

マーク試験で見られるもの
・解答科目をまちがえる(数学)
・選択科目をマークしていない
・受験番号をマークしていない
・同じ列に2カ所以上マークする
・自己採点と実際の結果が一致していない

その他
・計算(とは言っても種類は様々)
・転記
・筆記用具忘れ
・試験会場をまちがえる


良いお年を!

上がるのには時間がかかる

公開日 2020/12/23

高3はいよいよ本番が近づいてきましたが、
自己ベストを更新する生徒が続々出てきました。
夏の模試から900点中100点以上(つまり10%以上)上がった生徒もいます。
問題が難しくなっていく中で、素晴らしいですね。

伸びる時は、一段二段、
ポーンっと一気に上がることが多々あります。
特に英語や数学はそうです。

上のグラフのようなイメージです。

なぜこのような上がり方をするか

というと、要素の多い科目だからです。
例えば英語
語彙や文法の問題は勉強すればすぐにできそうだと思いませんか。
なかなかそうはいかないのです。
模試の語彙・文法語法問題は多くて10問です。
それに対して、覚えるべき量は膨大ですよね。
英単語だと5000語とかになります。
文法は数えるのが難しいですが、1000とかいくんじゃないでしょうか。
試験によく出るもの、出ないものはありますが、安定して高得点を取るにはそれだけの量を覚えておく必要があります。
覚えている量が少ないと、「ギャンブル」になるわけです。

語彙・文法だけではありませんね。
構文もある程度身につけて、それらが揃った上で、
やっと文章の読解ができるようになります。
その読解にも、文章のジャンルによって背景知識を持つ必要がありますから、短時間に伸びることはなかなかないのです。
だから、そのような道具が揃ってくると、
それまでが嘘だったかのように上がり始めます。
センター試験の英語で7割に満たない高校生たちは、
そこに辿り着くまでの量をこなせていない場合がほとんどでしょう。
8割、9割を目指すのなら、早いうちから勉強をしておくべきですね。
高1、高2、中学生は、ほんの少しずつで良いので
学習習慣を身につけましょう。
身につけ方はよく授業中に話しています。

答えは、書いてある

公開日 2020/12/09

冬らしくなってきましたね。
来週月曜日は一段と寒くなるようなので体調に気を付けましょう。
玄関に新しく置いた棚には持ってきたスリッパを置いて帰ってかまいません。使ってください。

さて、
私が毎日のように口にする言葉があります。

「問題文をよく読め。」

ご安心ください。
本当はこんな命令口調ではありません。

文章を読んでいないことって、
めちゃくちゃあるんです。
小学生であろうが、高校生であろうが、
成人であろうが、関係ありません。
普段から読む習慣があれば、小学生でも小難しい文章を理解できます。
逆に全く読まないならば、大人であっても読んだ(?)ものを正確に解釈していません。
動画コンテンツが躍進した理由の一つであると思います。
人はそもそも読み書きが得意ではないので、
文章ばかりの情報よりも感覚的に訴えてくる動画の方が受け入れられやすいのは至極当然のことですね。

動画はわかりやすいという印象を与えますが、
高度な情報ほど、すなわちより抽象的な情報ほど、視覚化あるいは聴覚化するのは容易ではなくなります。
つまり、高度な情報を得るには文章理解が不可欠だということです。
(有益な動画も結局文章を多用していることが多いですよね。もしかすると将来、文章を超えるものが現れるかも、とも思いますね。)

この文章読解力を重視する問題が、高3の模試に出題されていたので紹介します。

2020 第1回ベネッセ駿台共通テスト模試 化学

画像に簡単な解説を書き込みました。
この問題、解くのに必要な知識は密度と体積の関係のみと言っても良いです。
答えはほとんど、問題文中に書かれています
左のページの赤線を引いたところから、−2℃から0℃までは密度が減少すると分かりますし、青線を引いたところからは4℃で密度が最大になることが分かります。表1はそれを数値で表しているだけなので要りませんね。
これで答えは②です。

次の問題も、上のものほどではありませんが、知らなくても読めば解けるような問題です。左のページの問1です。
考えてみてください。

2020 第3回ベネッセ駿台共通テスト模試 化学基礎

いかに読解力を問われるかが分かっていただけるでしょうか。
このような試験でなくとも、
世の中の重要な情報ほど文章で存在するので、
読めるだけでアドバンテージを得ます。

もう一度言います。
よく読んでください。

動かざること、山の如し

公開日 2020/12/02

大学入学共通テストまで50日を切りました。
これから7回目の土曜日です。
1分1秒を大事にしましょう。
SNSやYouTubeは、もう見てませんよね?

受験勉強が大詰めを迎える12月
焦りや不安をおぼえる人もいるでしょう。
もう少しで受験勉強から解放されると喜ぶ人もいるかもしれません。
この時期、多くの受験生の感情が揺らぎます。
この時期だからこそ特に気をつけて欲しいことを書きます。

模試の点数を気にしない

模試がほぼ本番レベルになり、
思うように成績が伸びない生徒が出てきますが、
あまり気にしないように。
点数が伸びる人、変わらない人、落ちる人
いろいろいて当然です。
違うやり方、違う参考書、違う問題で勉強していれば当たり前ですよね。
逆にみんな上がった、なんてのは不自然です。
どんな結果であれ、それを受け入れ、
後の試験に活かすことを考えることが重要です。

また、
新しい参考書に手を出してしまったり、
今までやってきた勉強法を変えたりしてしまう人もいます。
そういうのを調べたりしていませんか。
これらは愚策でしかありません。
方法を模索する時期はすでに終わっています。

そうではなくて、
今まで演習を重ねてきた問題集などに立ち返り、
復習をし、着実に出来ることを増やしましょう。

自分のことに集中する

心が不安定なので、
必要以上に他人の成績や行動を気にしていまいがちになります。
ちょっとした話し声や物音に過敏になったり。
推薦入試ですでに合格が決まっている人の言動に嫌気がさしたり。
そのように感じるならば、
それは余裕がなくなっている証拠です。
一旦ペンを置き、深呼吸をして、
自分を含め、周りを客観視してみましょう。
そして落ち着いたら、
またペンを手に取ってください。

絞る

志望校を絞る。
勉強内容を絞る。

もう志望校を変えないでください。
もちろん学部も。
必要な科目の少ない学校、難易度の低い学校に変えるのはやめましょう。
そうするのなら、名前だけ書ければ入学できるところに行きますか。
入ることができれば良いわけではありませんよね。
自分が納得できるものを選びましょう。
点数が足りなかったら、それはそのとき考えたらよいのです。



文房具で成績が変わる

公開日 2020/11/25

先日の授業で気になることがあったので書きます。

生徒がノートに書いたものを消しゴムで消していたのですが、その跡がぐちゃぐちゃだったんですね。
あまり消えていません。
なんでかなと、その消しゴムを借りて消そうとしてみたのですが、
これがものすごく消しにくい。
特に濃く書いているものでもありません。
しかし強く擦ってもなかなか消えませんでした。
その上消しカスが細かくバラバラに出る。
消している間に年を越してしまうんじゃないかと思いました。

良いものを使いましょう

学生は1日のうちの大部分を勉強に費やしています。
鉛筆またはシャーペン、消しゴム、ボールペン、ノート
これらを使わない日はあるでしょうか。
ありませんよね。

持ちにくいペンだと長時間描くのが辛くなります。
消しにくい消しゴムは時間を奪われます。
紙質のわるいノートも同様です。
勉強中に意識を向けるべきなのは、
文房具ではなく、その時解いている方程式であるはずです。

毎日使うものは、品質の良いものを揃えるべきです。

握り心地の良いペン
小さな力で消せる消しゴム
スラスラと描けるノート

これらは必須でしょう。
使いづらいものは、すぐに買い替えましょう。
これは私の経験上の話でしかありませんが、
成績の伸びる生徒で柄物のペンを使っている人はほとんどいませんし、筆箱の中身がシンプルです。
(もちろん、ディズニーランドで買ったペンを使っているからと言って絶対に成績が上がらないというわけではありません。ディズニーランドで売っているペンが悪いと言っているわけでもありません。)
筆箱に普段使わないものがいっぱい入っている人、いませんか。

余談ですが、
私は勉強するときボールペンを使います。
なぜかと言うと、大して力を入れなくとも濃く描けるからです。
また消しゴムを使う時間がもったいないので消しません。
間違って書いたものは、それを消さずに残しておいた方が、後で見返した時に自分への戒めになるからでもあります。

日本語のリスニングは大丈夫?

公開日 2020/10/21

英語のリスニングテストはありますが、
日本語のリスニングテストはあまりありませんよね。
私の記憶だと、小学生の時に国語の授業でたまにあったくらいですね。
60点だったことがあってよく覚えています。

使える言葉は聞き取れる

ほとんどの方は問題なく日本語が聞き取れると思います。
なぜなら、毎日誰かと話していますし、誰かの話し声が聞こえてくるからです。
生まれた時から、毎日日本語を浴びています。
子どもは最初は親が話す言葉を少しずつ覚え、使えるようになっていきます。

つまり、日常的に使う言葉から先に覚えていきます。
使う頻度が高いものです。
使う頻度の少ない言葉は覚えにくい、ということでもあります。

学校では、毎日新しい言葉を学びます。
それらを習得していくためには、使うことが大切です。
例えば、中学3年生の数学で、「相似」な図形を学習します。
相似な図形とは、簡単にいうと拡大や縮小すると合同になる図形です。
最初は学校の先生が時間をかけて、相似とは何かを説明しますが、授業のたびに説明するわけにはいきません。
徐々に生徒が「相似」という言葉を理解していること前提で授業は進められます。
この段階で理解していない生徒は、先生がその言葉を使うたびに、
「そうじ?」「掃除?」「今なんていった?」
というふうに混乱します。
理解していない、すなわち使えない言葉は聞き取れないからです。
そうじが何かわからないまま授業は進んでいきます。
そして、先生の説明が呪文のように聞こえてくるのです。

「これらのソウジな三角形ABCとDEFは、ソウジヒガサンタイヨンデアルノデ、メンセキヒはサンノニジョウタイヨンノニジョウニナッテ、・・・」

そりゃあ眠くなりますよね。
何言ってるか分からないのですから。

日本語も同じ

英語の学習では、自分で発音できない単語は聞き取れないから音読して練習するべきだ、ということはもう浸透しているようですが、
日本語に関しては日本人には気付きにくいのだろうと思います。
日本語も、たくさん使わなければ上達しません。
国語ではなく、数学の授業で教科書や問題文を音読させる先生がいますが、その事実を知っているからさせているのです。
新しい言葉に慣れてもらわないと、自分が話していることを理解させられないから音読させるのです。

習った言葉はどんどん使って欲しいと思います。
最初は間違っていても良いです。
誰かが教えてくれます。

結果を出すために

公開日 2020/10/14
更新日 2020/10/15 リンク付けていませんでした

定期テストでも模試でも、
なかなか結果が出ない人がいると思います。
結果が目に見えないと不安になりますよね。
ただ嘆いたところで何も変わりません。
なぜそうなるのかを考え、必要ならば修正していきましょう。

なぜ結果が出ないのか

ここからの話は、
勉強しているのに結果が出ない人に向けた話です。
(していないのなら、結果が出なくて当然です。)

一つ目
効果の低いやり方をしている

インプット(input)中心の勉強になっていないでしょうか。
インプットの勉強とは、
・先生の話を聞く
・教科書や参考書を読む
などです。
もちろんこれらは最初は必要なのですが、これだけでは
「知っている」状態にとどまります。
試験で得点するためには、「使える」状態にする必要があります。
使えるようにするためには、アウトプット(output)を練習します。
アウトプットの勉強とは、
・問題を解く
・人に説明する
などです。
インプット:アウトプット=1:9で良いと思います。

二つ目
そもそも簡単には結果は出ない

以前の記事を読んで欲しいです。
点数に波がある理由を説明します
特に成績中間層は得点のバラつきが激しいです。数学的に当然のことです。
出題範囲の広いテストでは、身につけたことが例えば半分とか6割とかだと、当たったり当たらなかったりするわけで、運に左右されやすいはずですね。
着実にできることを増やしていくしかありません。

三つ目
結果が出てないように見える

身につけたものが出題されれば得点できます。
身につけていないものが出題されると得点できません。
試験の分析をしていない人に多いのが、まだ勉強できていないものが出題されて得点できなかったにも関わらず、勉強したのに点が取れなかったと嘆いてることです。自分自身は成長しているのにそうではないと思い込んでしまうのです。(本当に成長していない可能性もありますが)
勉強したことが発揮できていれば、それは素晴らしいことです。
一方で、勉強したのに忘れていたのであれば、ヤバイです。復習不足です。

四つ目
本番に弱い(と、思い込んでいる)

メンタルが弱いとか言うのは、大抵言い訳に使われます。
本番で力を発揮できないのは、自信がないからです。
なぜ自信がないかというと、一つは自分が納得できる努力をしなかったからです。まだまだ、余裕があると思います。
自信を持つために簡単にできることは、記録をつけることです。
目に見えて、これだけのことをやってきた、というのが分かれば、良い意味で割り切れます。

やればやるほど、結果になって表れることはそうありません。
そんなに甘くないです。
受験生は、みな勉強していますしね。
1・2年生は、ほとんどの人があまり勉強していないので、結果は出やすいです。チャンスですよ。

基礎練をしよう

公開日 2020/10/07

塾生と、受験までサザエさん15回、なんて話をしていましたが、
そろそろ焦り始める人が出てくると思うので
そのような人には特に読んでほしいです。
もちろん、全員にとって大事なことです。

やってはいけないことの一つは入試レベルの問題ばかり解こうとすること。

焦っている受験生は、ある程度のレベルに到達できていない(自分の思うように進んでいない)から焦っているわけです。
その学力で自分にとってレベルの高い問題を解こうとしても、そう簡単に解けるわけではないので余計に焦ってしまいます。
難しいことばかりやろうとするのではなく、
基礎基本を大事にしたいところです。

基礎とは一体何なのか

基礎が大事、基礎をやれ、
とは言われるが、何をすればよいのか。
「基礎」は高校からさかのぼること10年、小学生から学習していることです。
もっと言うと、幼稚園や保育園児のころ、あるいは生まれたときからと言っても過言ではないでしょう。
これまで積んできた経験が全て基礎となります。
それを言い出すときりがないので、小学校や中学校で作る基礎は何かを考えます。

私が最も大事であると考えることは以下の3つです。

①文字の読み書き
②計算力
③記憶

①ひらがな・カタカナ・漢字・Alphabet、およびそれらを使った文・文章をスムーズに読み、書き、聞き、話すことができること。
学習において不可欠ですね。
ひらがな・カタカナは少ないですが、漢字に弱い子はまあまあ多いです。
漢字は相当な差がつきます。
なぜかと言うと、漢字はその文字自体に意味があるので、その意味を知っているかどうかで新出語の飲み込み速度が段違いだからです。
「男女雇用機会均等法」に見える人と、
「だんじょこようきかいきんとうほう」に見える人では、
その中身の理解度や記憶のしやすさに差が出るということです。

②四則演算、文字を使った立式などがスムーズにできること。
小学校や中学校で習った計算を高校になって使っていない、なんてことはないです。
計算スピードが不足している人は、どこかに弱点があります。
例えば、2桁ー1桁の引き算が瞬時にできない、
指数計算のミスがある、など。
これは頭の回転が遅いとかいう問題ではなく、
練習量が不足しているだけです。
計算の速い人はいちいち考えているのではありません。
考えずに計算できているのです。
かけ算九九は考えて計算するでしょうか。
そういうことです。

③覚え方を身につけること。
小テストや定期テストは、覚え方を学習する絶好の機会です。
どうすれば自分は覚えられるのか、という試行錯誤です。
人によって覚えやすい方法は少しずつ異なるので、
自分に最適なものを見つけるべきです。
記憶法みたいなものはどこにでも転がっていますが、実践しないと意味はありません。

反復練習

これに尽きます。
スポーツも同じですよね。
基礎練っていうのを毎日やると思います。
考えずにできることを増やすこと
が重要です。

小中学生のときにやるべきことのように書きましたが、
もちろん、どの年齢の人にも当てはまることだと思います。
これを基に、欠いていることがないか考えてみてほしいです。