公開日 2025/10/23
日曜日に中3の模試がありました。
試験を解く様子を観察していたのですが、全員に共通する点を見つけました。
「はじめ」
の声とともにまず解答用紙を取り出し、名前と受験番号を書きます。
その後です。
皆さんすぐに第1問を見て解き始めます。
それではいかん
こんなことをしていると、将来余裕のある日々を送ることができません。
常に、目の前のことで頭がいっぱいになってしまいます。
今でもそうなっていませんか?
まず何をやるべきか。
全部見ることです。
試験が始まってから1、2分の間にやることは、第1問を解くことではありません。
問題冊子をパラパラとめくって、全体をつかむことです。
「ああ予定通りだな」
「今回はこの大問が少し変わっているな」
「この問題は後回しにすべきだな」
この1、2分で問題を解き進めるよりも、
大きなアドバンテージを得られます。
実際にこんなことも起こります。
最初の問題が全体で最も難しいもので、そこに時間を使いすぎて解ける問題を解かずに終わった。
試験を解き進めていたら、中盤で見たことのない形式の問題に出会い動揺してしまった。
本番の入試の要項には、
「進んでいくにつれ問題が難しくなります。」とも、
「模試と同じような形式で問題を作ります。」とも、
書かれていないのです。
視野狭窄
「目の前のことしか見えていない」
2週間前に書いたことですが、視野が狭いと余裕がなくなり、判断を誤ります。
視野というのは、時間的視野を含みます。
簡単にいうと、少し先を想像できるか?ということです。
大学卒業後のことを何も考えずに大学へ行きますか。
キャリアを考えずに就活しますか。