異端ばかり見ていませんか

公開日 2021/06/30

宝くじ7億円当選
偏差値30台から東大へ奇跡の逆転合格
写真を撮ったかのように鮮明に憶える映像記憶能力
飛行機墜落

これらに共通することはなんでしょう?



「数が非常に小さいこと」ですね。
宝くじ7億円の当選確率は20,000,000分の1
偏差値30から東大なんてまず無理ですし、
映像記憶能力を持っている人は何万人に一人か?というレベルです。

しかし人はこういうものに気を取られてしまいがちです。
過去に高額当選が出た宝くじ売り場に買いに行く人はいますし、
旅客機の墜落事故があったからと乗りたがらない人もいます。
自分は記憶力が悪いと劣等感を抱く人もいます。

統計を見たり、確率計算すれば、
どれほどそのようなことが起こりにくいかは簡単にわかります。
ですが、例えばテレビやYouTubeやSNSを見ていると、
そのような「外れた」人たちや出来事が数多く取り上げられているわけです。
どこを見てもそうなので、それが多く、大きく見えてしまうのです。
実際にはほとんどそのような人はいないし、ほとんど起こり得ない出来事であるにもかかわらずです。

例えば10人が受けたテストでの得点が、
2点、5点、6点、8点、11点、
12点、12点、13点、15点、98点
であったとすると、明らかに最後の98点は異常です。
良くて十数点しか取れない試験で98点を目指す必要があるでしょうか。

情報社会には
煌びやかな世界ばかり見え、現実が見えない恐ろしさがあります。