点数を目標にしても良い?

公開日 2023/02/08

あと1週間ほどで中学も高校も学年末テストがはじまります。
生徒の皆さんは学習は進んでいるでしょうか。

Before everything else,
getting ready is the secret of success.

「成功の秘訣は、何よりもまず準備をすることだ。」

アメリカの自動車会社フォードを創業したヘンリー・フォードの言葉です。
これまでに、十分準備ができた、という状態でテストに臨んだことがあるでしょうか。
100%は難しいです。
しかし90%の準備はできると思います。
中学生なら95%できます。
1科目でもないのなら、まだまだ改善の余地があります。

テストとなると、結果、つまり点数に目が行きがちです。
そもそも点数は何のためにあるでしょうか?
「前回より5点上がった」とか
「10点下がったから子どもを怒る」
のようなことをしてしまっていないでしょうか。
非生産的です。

例えば、
前回のテスト→小学生レベルのテスト
今回のテスト→大学受験レベルのテスト
だったとして、
「30点下がった」と落ち込みますか。
いや点数が落ちるのは当たり前でしょ、って思いますよね。

しかしこれが2学期の期末テストと学年末テストになると、気づかずに下がった上がったと評価してしまうことがよくあるんです。
異なる問題のテスト間で点数の評価をしても意味がないということです。

テストの点数というのは、
そのテストの試験範囲の学力を客観的に判断する材料です。
テストを作成した先生側はどの生徒がどれほどの学力を持っているか比較しながら判断できます。
数値化した方が比較しやすいので点数を出します。
数値化しないと成績もつけにくいですからね。

平均点というのもあてになりません。
もし、クラスや学校といった小さい集団内でどれくらいの位置にいるのかが気になるのであれば、平均点は大事な指数になるでしょう。
しかしA中学とB中学で、テストの難易度がほとんど変わらないのに平均点が10点違ったら?
または平均点がほとんど同じだけれど、A中学の方が難しい試験だったとしたら?
気にしてもあまり意味はありませんね。

点数を目標にしても良いものもあります。
例えば漢字や単語の小テストなんかは、何が問題として出題されるかがほとんどわかります。
勉強した結果が直接反映されるので点数を目標にすることに意義があります。
また、入試で最終的におおよそ何点取れたら合格できるのかは知っておかねばなりません。
合否は点数のみで決まるからです。

それに対して定期テストや実力テストはあまり意味がありません。
点数を目標にするのではなく、
試験範囲の問題がどれだけ自力で解けるようになるかを目標にしましょう。
例えば、学校のワークが試験範囲になるのなら、
そこにある問題の何%を解けるようになるか目標を設定して勉強に取り掛かり、試験前に達成度をチェックすると良いですね。
そうすると、勉強の仕方が良かったのか悪かったのか自分で判断できます。
改善点を考えれば次のテストにつながります。
これがテストへの準備です。

私はいくら点数が低くても、準備の量が多ければ褒めて質を上げる方法を教えますし、いくら点数が高くても、準備をしていなければ評価はしません。