公開日 2023/08/02
今日は、最近の模試の判定がEだった人への記事です。
厳しいことばかり書くので読むなら覚悟を決めてください。
これを書くのには一つ理由があります。
7月後半から三者面談を行った学校が多いですが、塾の生徒にその中身を聞き取り調査していました。
どのような話をしたのか。どのようなアドバイスをもらったのか。
その中で共通点、今年だけでない最近の傾向をつかみました。
あまーーーーーーーーーーーーーい
なんかすごく優しいんですね。
先生方も守りに入っているのかわかりませんが、そして最近の若者は打たれ弱いとか、現実を知りすぎているからとか、そういうのを鵜呑みにしているのかわかりませんが、
今のままじゃ到底第一志望校は無理、という感じの生徒にその現実を伝えていないようなんです。
(生徒からの聞き取りのみなので間違いがあればご容赦を)
時代の流れ上の必然、現代の傾向として他者に良い顔ばかりしていた方が得というのは皆肌で感じているのかもしれませんが、その話は置いておいて、
捻くれ者の私はそんな現状に黙っているわけにはいきません。
そのままじゃ落ちるよ
E判の人。
今のあなたが、半年後に合格している姿は見えません。全く。
そんなことはわかっていると思います。
一つ目の分かれ道はまずここにあります。
その現実を受け入れるかどうか
まだ全範囲勉強してないから仕方ない。
今まで部活をしていて時間がなかったから。
このように正当化していませんか。
それ、みんな同じです。
目の前の客観的な数字を受け入れないことは、逃げることと同意です。
合格者の大半はすでにB判定です。
受け入れていないならば、合格への第一歩さえ踏み出せていません。
2つ目の分かれ道です。
今E判定であるあなたは、大きく変わる必要があります。
大きく、です。
なぜなら、まだ目の前しか見えていないからです。
面談で生徒に話したたとえ話です。
これからあなたは山を登ります。
制限時間内に頂上につかないといけません。
(実際登山では夕方に登頂はアウト。帰り道暗くなって遭難するからです。)
その山は特に標識もなく、誰も登ったことがありません。
整備された道はないので獣道を通ったり、自分で道を切り拓いて進む必要があります。
受験勉強と同じです。
では、この登山で
無事登頂できるものとできないものの差は何か?
あなたはきっと、
目の前の道を作ることしか考えていません。
どういうことかというと
日々、与えられた課題をこなしていく。
それだけしかしていないということ。
目の前の課題にひたすら集中すればいつかは辿り着く、
そう言われることもありますが、時間がないのです。
いつか、というのが試験日よりも前でないとだめなんです。
健気に見えますが、勝負の世界は厳しく、待ってはくれません。
草刈りは上手になりますが、方向もわからなければ登頂はできません。
だから、今までの行動を大きく変える必要があります。
それは、山の地図を読む、または作るということです。
勉強での具体的な行動はこうです。
✅過去問を読む、解く
している受験生は多いですが、それを活用できる受験生はごく少数です。
目標は過去問を6割超解けるようになること。
(一般入試の大学個別試験だとこれくらい)
そのために何をやるべきかを分析します。
数学ならば、問題を自分の参考書と比べてどのレベルができると良いかを確かめる。
英語ならば、文法問題の有無、レベルやどのような英作文を書けるようになると良いかを調べる。
このように、自分の行動に落とし込めるように分析しましょう。
数列とベクトルがよく出る。
長文問題が多いから長文をたくさん読む。
こんなのは誰でもやるので、E判定は覆りません。
✅自分の行動習慣を変える
人の行動の50%は習慣と言われます。
つまり半分はほぼ無意識的に行動しているということです。
だから習慣が大事です。
習慣づける方法は過去記事参照。
一番効果のあるのは環境を変えることです。
例えば、メインで勉強する場所を変える。
勉強に関係のないものを捨てる。
勉強をしない友人との関係を断つ。
難しいものではありません。
おれは受験勉強に集中するから一緒に遊べない、とフェードアウトするだけです。
とにかく、
目の前の木を切ったり草を刈ったりするのを一旦休んで、
全体像を掴もう、そして自分を変えていこう、ということです。
コンピュータで作ったような100%完全な地図は必要ありません。
半分くらいで、ある程度頂上までの道のりがわかるようなもので良いので作ってください。