NT

公開日 2023/08/09

世界マスターズ水泳に参加してきました。
世界100ヵ国くらい?から1万人近い選手が集まる非常に大きな大会です。
7月末から開催されていた世界水泳のプールをそのまま使って行われています。
瀬戸大也やレオン・マルシャンと同じプールを泳げるわけです。
深さは3m、これもなかなか体験できない。
行くしかないっしょ、と練習を続けてきました。

海外からはどれほど選手が来るんだろうか、やっぱりほとんど日本人なんだろうかと思っていましたが、以外にも多い。
私のレースの一つは日本人が私だけでした。
カナダ、メキシコ、スペイン、オーストラリア。
彼らはやはり日本人と体格が違います。
しかし、これは競泳だけではありませんが、体格が良い=速いというわけでもないですね。それが面白い。
5月の日本マスターズの時もいらっしゃいましたが、今回は海外からです。
80代のマッチョおじいちゃん。
若者顔負けのダイナミックな泳ぎを披露しました。すごすぎる。

ところで私の結果は
2種目出場しましたが、
「No Time」
つまり記録なし。
お前遅いからタイム記録しないよっていうことです。

詳しく書くと、この大会には参加標準記録があって、それを超えていないとそもそも出場できません。
当日のレースでこの記録を超えないと、自分の記録にならないんです。

では私がなぜ出場できたかと言うと、
25mプールでは参加標準記録をクリアしていたからです。

水泳をしている人しかわからないと思いますが、
大会で使われるプールは50mのときと25mのときがあります。
50mは長水路、25mは短水路と言います。
(正確には50mプールは50m2cmプール、25mの方はだいたい25m1cmプールなんですが、なぜかわかりますか)

50m泳ぐとすると長水路ではターンがありませんが、
短水路では1回ターンをします。
これが大きな差で、
競泳というのは壁を蹴る、もしくは飛び込むときが最もスピードが出る競技なので、ターン回数の多い短水路の方がタイムが良くなるんです。

私が提出していたのは5月の短水路での結果でした。
だから一応出られました。

NTになってしまった原因は他にもあるんですが、とにかく悔しい。
スタート、潜行、泳ぎ、タッチ、どれをとっても良くない。
長水路での練習機会がほとんどなかったのも敗因ですね。
課題しかありません。


これから鬼の練習が始まります。