共通テストレポート②

公開日 2021/03/10

前回、共通テストレポート①の続きです。

1日目の昼休みです。
大学構内に2カ所休憩、待機用の部屋が設けられていました。

1日目はあまり存在を知られていなかったのか(?)
利用している人はほとんどいませんでした。
暖房が効いていたのでここは暖かかったです。

午後から国語、英語の試験です。
地歴公民と同様に最初に受験上の注意、説明を受けます。

リスニングですが、教室に放送を流すのではなく、
全員にICプレーヤーが配られます。
秋の模試からこれを使って練習するので心配いりません。
イヤホンが耳に合わない場合は出願時に申請しておく必要があります。
当日申し出ても対応してもらえません。
耳に合わない場合は手で抑えて聞くよう指示がありました。

大学入試センターウェブサイトより

開始直前に近くを消防車が通過したので5分遅れて始まりましたが、
問題なく終了しました。

1/17(日) 試験2日目

理系科目の試験です。
理科基礎を受ける人は9:30試験開始、
数学ⅠAからの人は11:20開始です。

行動は1日目とほとんど同じです。
私の受験室の試験監督は1名交代していました。
全員変わった教室もあれば、全く同じ教室もあったそうです。
1日目にはなかったのですが、私の隣で受験していた浪人生(?)が机の上にシャープペンシルの芯のケースを置いていることをその代わった試験監督に指摘されていました。おそらく1日目の監督は気づかなかったのでしょうね。
ちなみにシャーペンの芯は置いていてもよいですがそれはおすすめしません。
それより複数のペンを置いておいた方が良いです。
扱いづらいですし、そんなに芯を使うことなんてありませんからね。

その隣にいた受験生なんですが、
2日目は少し様子が変でした。
焦り、不安なんでしょうが、少し唸ったりしてましたね。
こういうのが本番では起こるので、余裕を持って望むことが大切です。

また、今年はコロナ予防のため教室を換気する時間を長くとっていました。
休み時間中はドアや窓を開けっぱなしにしています。
防寒具必須ですね。
特に手は冷えると文字を書くスピードが落ちるのでカイロなどを準備しておくのが良いです。

2日目は特に遅れはなく終了しました。

↑受験室の一つ。私が受けた教室ではありません。

帰りはかなり混雑します。
今まで気をつけていたのは何だったんだってくらい路面電車は混んでましたね。
電車で行く人は気をつけてください。
タクシーを使うか、浦上駅までは30分程度なので歩いても良いと思います。

帰宅後自己採点を行いました。
結果はこちら↓

国語  155/200
英語R  86/100
英語L  87/100
数ⅠA  68/100
数ⅡB  100/100
地理B  73/100
現社  74/100
物理  75/100
化学  77/100
合計  721/900

合計は、国英数理2地で計算しています。
また、得点調整分は考慮していません。
数学ⅠAは、完敗ですね。本番は何が起こるか分かりません。
現社は、伊達に30年生きていないのでけっこう取れました。

模試を受けることがどれほど重要か、再認識させられましたね。
新高3は特に、毎回の模試を本番のつもりで受けてください。

また今回、いろいろな濃さの鉛筆やマークシート用シャーペンなどを実験として使用したのですが、正式な結果が帰ってきたら報告します。

共通テストレポート①

公開日 2021/03/03

お待たせしました。
1/16,17に大学入学共通テストを受験してきたので報告を書きます。
この試験は、大学受験する人のほとんどが受験します。
国公立大学への出願には必須です。
(これと、2月末からの個別試験の結果を合わせて合否が決定されます。)
私立大学でも、この試験結果を利用した入試を実施しているところが多いです。

少し長くなりそうなので2つに分けて書きます。
各科目の内容について詳しく述べることはしません。
来年以降受験する人へ、参考になれば幸いです。

1/15(金) 試験前日

私の受験場所は、長崎大学文教キャンパスでした。
長崎県内に数カ所受験会場があるのですが、諫高生は毎年ここで受けているようです。西陵生は今年は県立大の長与のキャンパスだと聞きました。
文教キャンパスへは、JR浦上駅から路面電車で10分弱です。
(諫早市内の高校生は貸切バスを使います。)

13:00~17:00の間、会場の下見ができます。

正門

13:00すぎに行きましたがまだ人は少なかったです。

私の受験室は上の画像の「6番」でした。
小さい講義室で、12名しかいませんでした。
様々な広さの教室があり、中にはニュースの映像でよく出てくるような階段状の大講義室もあります。
どの教室になるかは、下見の時に初めてわかります。

まだ教室の中には入れませんが、その前までは行けます。
どこもアルコール消毒液が置いてありましたね。

自分の教室、トイレ、休憩場所を確認しました。
特に女子生徒は複数のトイレを把握しておくことを勧めます。
下見終了

1/16(土) 試験1日目

地歴公民、国語、英語の試験です。
午前は地歴公民。
文系は2科目、理系は1科目受けることが多いです。
(理系でも2科目受験できます。)
試験時間の25分前から、受験上の注意説明が始まります。
休み時間にも言えますが、持ち物を整理する指示があるまで教室内で勉強できます。教室内で過ごすのがいやならば、時間ギリギリまで外にいることもできます。
9:05から説明が始まりました。
周りには高校生と、おそらく浪人生と思われる受験生がいました。
試験監督は2名、おそらく大学の先生方でしょう。
体調の悪い者がいないかの確認と、マスクを着用するよう指示がありました。
マスクは試験中も外せません。おそらく来年も同様になると思われるので、模試はマスクをつけた状態で受験しましょう。
開始5分ほど前までに説明、問題用紙とマークシートの配布が完了し、待機です。
問題用紙はB5(開いたらB4)、マークシートはB5よりやや大きめです。
B5は一般的なノートのサイズと同じです。
この試験前の説明等は、すべての教科で行われます。

地歴公民は、2科目受験の場合、
科目間に休み時間はありません。
したがって2時間半ほど椅子に座りっぱなしになります。

私は現代社会と地理Bを受験しました。
現代社会は問題の文章がかなり長くなりました。読むのに慣れていない人はつらいでしょう。
試験を受けるということ自体久しぶりで懐かしい気分になりましたね。

試験終了後、昼休みです。
昼食は自分の机で食べます。
私はコンビニで買ってきたサラダやおにぎりを食べました。
会場の外へ出てお店に寄るのも良いです。推奨はされません。
外で友達と食べている高校生もいました。

続きは次回へ

欲望に忠実に

公開日 2021/02/24

明日から国公立大学入試です。
当塾も高3の授業が終了しました。
受験生の皆さんは、勉強がひとまず終わることがうれしかったり、もう少し時間が欲しかったり、複雑な心境かもしれません。
それぞれ、思いも様々でしょうが、
ただやるべきことは一つ

これまで詰め込んできたことを、100%出してきてください。
共通テストの前に書いたこちらももう一度読んでくださいね。
入試当日にやるべきこと

皆それぞれ目標を掲げ、勉強してきたと思いますが、
最後に結果を残せるのはどのような人でしょうか。
とにかく勉強時間が長い人でしょうか。
才能のある人でしょうか。

たしかに勉強時間は長い方が良いですが、
自分が成長できるような勉強をしていなかったり、志望校へ向けた勉強をしていなければ合格は勝ち取れませんね。
たしかに東大はすべての人が合格する可能性があるかというと、そうではないでしょう。中学のテストで90点取れない人は無理です。
では何かというと
準備を行った者
です。
やれることはすべてやりましたか。

中学生、高校1年・2年生も振り返ってほしいと思います。
成績がなかなか伸びない、という人は、
定期テストの範囲、すべて勉強していますか。
知っています。やってませんよね。
やってください。

準備ができる人はなぜそうできるのか。
その答えの一つは、タイトルのとおり
自分の欲に忠実であること
であると思います。
こういうことをしたい、と明確に目標のあった人が一番成績を伸ばしました。
もちろん、他人に迷惑をかけても良い、というわけではありません。
(迷惑をかけたいって人いませんよね。)
私を突き動かすのも欲望です。

やりたいことはあるけど、やれるかわからない、という人がいます。
わからないのは当たり前です。
やってみなけりゃわかりません。
できる、できないは考える必要がないんです。
やってみたら、また別のやりたいことが見つかることもあります。

やりたいことがない、という人がいます。
それでも良いとは思いますが
それは知らないことが原因です。
知見を広げてください。
本を読んだりニュースを見たり、人の話を聞いたり。
知れば知るほど、自分の無知を実感すると思います。

優先すべきことは?

公開日 2021/02/17

一昨日は暖かかったのに今日は真冬のように寒いですね。
今窓の外は吹雪いています。
同時に春が近づいてきているのを感じます。
花粉も飛び始めましたね。
鼻水が止まらない人はすぐに耳鼻科に行くか薬を買いましょう。
勉強効率に影響します。
私は病院に行くのが面倒なのでアレジオンを飲んでいます。
昔の薬よりよく効いてありがたいです。
別に身内にエスエス製薬関係者はいません。

仮に暇で暇で仕方がないのなら病院に行くでしょう。
しかしその時間を使いたいやりたいこと、やるべきことが多いので行きません。
行動の優先順位をつけると言う話です。

時間がない

こう言っている人はよくいます。
部活していて勉強する時間がない。
宿題が多くて遊ぶ時間がない。
仕事が忙しくてプライベートの時間がない。
・・・

人それぞれ事情があるでしょう。
しかし時間がないと言ってしまう人は一度考えてほしいと思います。
何にどれくらい時間を使っているのかを。

部活で勉強する時間がない、というのは、
勉強する時間がほしい、ということですよね。
ならば部活を辞めれば良いのです。
実際、例えば高校生なら、
受験のために3年生まで部活をせずに1年生や2年生でやめる人がいます。
シンプルな話ですね。
やめることをネガティブに捉える必要はないと思います。
新しいことをやる時間をつくるというだけなので。

大事なことは、
自分がやりたいことに優先順位をつける
ということです。
時間は有限であるからです。
今最も力を入れるべきことは何か?
をよく考えてみてください。
簡単にできる例として、優先レベルを3段階に分ける方法があります。

1、最優先
   今すぐ取りかかるべきこと
   例えば締め切りの近い仕事、怖い先生に出す課題のための内職
   (内職を推奨するものではありません)
2、次点優先
   すぐにとは言わずとも、早めに取りかかったほうが良いもの
   例えば難関大を目指す高1、2の理社の勉強
3、不要
   考えた結果、今の自分には不要なもの

ものごとに取り組む際に、まず1をやればよいわけでです。
決めておくと迷いがありません。
3の「捨てる」というのもかなり重要です。
この段階分けに答えはありません。

ただ注意していただきたいのは、
どこかでだらだらと過ごしていないか、ということです。
ぐうたらすることを否定はしません。
ですが、時間がないというのなら、まずはその辺りの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。




余談です。
これは上記3段階のうち「3」です。
時間は有限であることを前提に書きましたが、本当にそうなんでしょうか。
そもそも時間とはなんなんでしょう。
時間というのは人間が作り出した概念に過ぎませんよね。
人間が作り出した、というのなら、
有限であるか無限であるかも、人間が作っているということです。
ならば時間が有限だと決める必要はなく、無限だと主張しても良いのではないでしょうか。
時間が有限である、という主張はこの社会構造を維持するための口実に過ぎず、よって人という種が成熟した暁には時間という概念が存在しなくなるのでは、とも思います。
それがなくなる前に地球に隕石が衝突して滅亡する方が先になる気はしますが。
小学生の頃に読んだ「タイムマシン」という物語を思い出してそんなことを考えました。

なんでもプリントで済ませて良いのか

公開日 2021/02/10

国公立大入試まで2週間ですね。
最近スマホを見る時間が長くなっている受験生はいませんか。
あれは勉強にも便利なものですが、ついついその時の目的とは異なるアプリを開いてしまう厄介者です。
そばにあると危険です。
ロッカーにそっと収めておきましょう。

今に始まったことではありませんが、
学校の授業でプリントを使うことがありますね。
前よりもプリントをメインに授業を進める先生が多くなったと思います。
板書の手間が省ける点と、教科書ではややわかりにくいものを整理しなおした一種の参考書となる点が良いところです。

ただこのプリント学習、成績格差をもたらしてるのではないかと推測します。

穴埋めプリントの弊害

例えば、三角形の合同条件で
「1組の辺と(       )がそれぞれ等しい」
とプリントに書かれていたとします。
この穴埋めがあったとき生徒がどう考えるかと言うと、
「この括弧の部分をよく聞いておけば大丈夫」
となります。
とりあえずきちんと書いておけば安心するし先生に怒られないので意識は括弧の中を埋めることに集中します。
そして大事な部分、1組の辺とセットであることや、そもそもこれが合同条件であることを聞いていないのです。
もちろん穴埋めでも大丈夫な生徒もいますが、ほとんどはすべて書くことをした方が良いはずです。
また英語の授業では、教科書の英文を書き写すことがない中学校もあるようです。
これは驚きでした。
英文はすべて印刷されているどころか、日本語もすでに一部書かれており穴埋め形式でした。そのプリントをノートに貼ってます。
高校ならまだしも、まだまだ英文に触れた回数の少ない中学生からその機会を取り除くことになります。
プリントを切って貼って、ってする時間があるのなら、ノートに書き写しましょう。プリントならファイルに挟めば良いです。
勉強においてはアウトプットが最も重要ですが、そのような勉強ではインプット量がかなり減ってしまいます。
大量に入れなければ、出すこともできないですよね。

ノートを取る意義

書くという行為は、思考の整理につながります。
私がこのブログを書くときも(ペンで書いているわけではありませんが)、考えていることを整理しながら書きます。
プリントばかりだとそれができません。
(勉強慣れしている人は別です)
現代の情報が溢れている社会、人の処理しきれない量の情報にさらされる(自ら浴びに行っているとも言える)時代においては、情報を取捨選択することが非常に重要です。
すなわち情報を整理し、優先順位をつけることですね。
子どものうちの勉強は、後にこの部分にも現れてくるのではないかと思います。
だから特に塾生には、書くということを非効率と軽視せずにやってもらいたいです。(やってもらいます)

文章題を解く時に欠けているもの

公開日 2021/02/03

昨日は節分でした。
生徒はおいしそうな恵方巻を食べていました。
節分って2/3固定じゃないと初めて知りました。
節分の日が変わるのは37年ぶりらしいです。

日付が決まっているのではなく、立春の前日と決まっていて、
立春が変わると節分も変わるということのようです。
詳しくは国立天文台とかで検索してみてください。

何か論文があったり、私が統計をとったわけではありませんが、
学力と、季節の行事を積極的に行うことには相関があると推察しています。

さて読解力の話です。
特に国語や英語のときに
文章を読んで解答する問題がありますね。
もちろん正解を目指して解答を作っていくわけですが、
多くの学生に欠けている視点があります。
それは、

その文章から学習すること

です。特に英語の文章問題で顕著です。
どういうことかというと、「正答」をつくることにばかり集中して筆者が伝えようとしていることを理解しようとしていないということです。

例えば国語や英語の教科書で扱ってある文章は、
何も考えずサイコロを振って決めた文章ではなく、
学生に役に立つもの、それについて考えて欲しいものなどが
題材として取り上げられます。
学べることが大いにあります。

私が高校1年生のときだったでしょうか。
国語の教科書に、「コンコルドの誤り」という文章がありました。
最も印象に残っています。
「コンコルド」とは音速の2倍で飛行できる航空機のことで、2003年まで就航していました。(日本にも来たことはあるようです。)

この文章の主旨は、開発途中に採算が取れないことが予想できたにもかかわらず、それまでに莫大な費用を投じてきたゆえ後戻りできず、結果失敗に終わった、というものです。
なぜ覚えているかと言うと、当時の私に心当たりがあり、その後の人生において役立つことだろうと確信して感動したからです。

教科書ではなくとも、他にも大学の入試問題に使われるような文章も、学べることがたくさんあります。
大学側からのメッセージだと思われるものも多いですね。
昨年このブログでも紹介しましたが、
九大の英語の英作文で、文系理系を早期に決めてしまうことの問題を考えさせるものが出題されました。

噛み砕いて消化する

文章問題を解く上でやってほしいこと一つです。
筆者の伝えたいことは何なのか。
出題者はどのような意図で問題を作成したのか。
その文章から学べることはなにか。

難しく考える必要はありません。
へ〜なるほど〜
っていう感じで良いのです。
内容が難しくて何言ってるかわからない、というときもあると思いますが、
もう一度読めば分かったり、時間が経つと気づく時もあります。
知識が増えると理解できることもあります。
焦らなくて良いです。
早食いはお腹に悪いですよ。

当事者意識を持つこと

公開日 2021/01/27

当事者とは、起きている問題を実際に体験している人。
当事者意識とは、簡単に言えばその問題を自分のこととして考えることです。

会社や学校など組織には
必ず当事者意識がある人、ない人がいると思います。
例えば、会社であれば
ある企画をするときに、様々なアイデアを出す人と、指示されたままに動く(あるいは動きもせずサボる)人がいます。
学校でも同じで文化祭などのイベントではそのように分かれますね。

この当事者意識、
学力を上げることについても、大きく影響していると思うんですね。

以前働いていた塾で、特に中学生に多かったです。
当然だとは思いますが、通塾を考えていらっしゃる方々は多くは、
「塾に通わせたい。」
とおっしゃられます。

そうです。
「通いたい」ではなく、「通わせたい」
なんですね。
すなわち、子の方に当事者意識がないということです。
この違いは、学力を伸ばせるかどうかの一つの大きなポイントだと考えます。
他人事のままでは、塾に来て勉強することは、「やらされていること」であり、自らの頭で考えることをしません。
考えることがなければ、勉強することは自分の意思に反していることなので続きませんし結果も出ません。
もちろん、素晴らしい先生はたくさんいますから、その先生のおかげで考え方が変わった、ということもあります。

自分で考えてもらうために

ではまだ精神年齢も低い中学生に
当事者意識を持たせるにはどのようにすれば良いのか。

これに対する答の一つは、
大人扱いすること、だと考えます。
自分の責任で行動してもらう、と言い換えることができます。

テレビなんかに出てくる子役は、同年代で比較するとものすごく大人びています。あれは、初めからそうだったわけではなく、周囲が皆年上で、大人と同等の扱いを受けているから自分で考える習慣がついているのではと思いますね。

少しズレますが、
赤ちゃんに赤ちゃんことばで話しかけるのはあまり良くないのでは、と思います。

切り替えよ

2021/01/20

共通テストお疲れ様でした。
私も二日間受験してきましたが、改めて
模試は大事であることを痛感しました。
当日のレポートは今後このブログに上げる予定です。
少々お待ちください。

自己ベストを更新した人、思うようにいかなかった人、
様々だと思いますが、悩んでいる暇はありません。
国公立大の2次試験までは、残り36日です。

この1週間が大事

残り36日ということは、
1週間というのは全体の20%を占めます。
つまり、ここで早々に切り替えて勉強開始できた人と、
悩みすぎて手付かずのまま1週間を過ごしてしまった人では、
勉強時間に20%も差が生まれるわけです。
大事な選択ではありますが、それだけに時間をかけてはだめです。
大学の難易度、学問領域、地域、
どのような要素を優先するのかを考え、
自分が後悔をしない選択をしましょう。
他人ではなく、自分ですからね。

決まったらすぐに勉強開始です。

受験科目、大学の分析

これまでの模試と同じように、共通テストでも、
何が強みで、何が弱点なのか
浮き彫りになったはずです。
出願大学の傾向を知り、やるべきことを逆算しましょう。
これをしない人、結構多いですよ。
相談乗ります。

この1ヶ月で十分変わる

以前の記事で、学力がある地点から一気に上がることを書きましたが、
今まで毎日積み重ねてきた人は、多くは
その上昇段階の初期または中期に位置しています。
今伸びている最中ということです。
おそらく皆さん、
共通テスト直前は必死にいろいろ頭に詰め込んだと思います。
そのままやれば、まだまだ上がれます。
ちゃんとやってきたならば、ですね。
特に2次試験の配点比率の高い大学ほど、
C、D判定からの合格があり得ます。
A、B判定でも慢心したら不合格、ということでもあります。

例えば1次配点100点、2次配点150点だったとして、
A君は1次80点、B君は1次60点であるとします。
ここでは20%も開きがあります。
しかし、2次でA君が得点率60%すなわち90点取ったとしましょう。
すると、B君は2次で110点すなわち74%以上取れば逆転です。
得点率の差は14%に減りましたね。

逆にこれまで結局あまり勉強しなかったな、
という人は、まず逆転は無理ですので諦めてください。

入試前日、当日にやるべきこと

公開日 2021/01/13

受験生の役に立つであろうことをまとめた昨年の記事をアップデートしました。

試験前日

✅普段していることをする
験を担ぐのはわるくないと思います。
しかし、普段あまり油物を食べないのにカツ丼を食べるなどはしない方が良いです。特別なことをする必要はありません。

✅勉強
予め何をするか決めておきましょう。
英語、日本語の文章を軽く読んでおきましょう。
自分がミスをしやすいもの、知識があいまいなものをチェックです。

✅当日の行動をシミュレーション
前日は試験会場の下見に行くと思います。
持ち物の用意、当日の流れを確認しましょう。
特に今年は、部屋の換気をする時間が長いと思われるので
着脱のしやすい上着を用意するのが良いです。
長い休み時間の過ごし方も決めておきましょう。

試験当日

✅食事
普段、昼食後に眠くなる人は要注意です。
昼食は、絶対にお腹いっぱい食べないでください。
あと急激に血糖値が上がるような食べ方もNGです。
基本的にはまず最初に野菜を食べ、それからご飯やパンなどを食べます。
化学を習ってる皆さん、セルロースを食べてからデンプンを食べるんですよ。

✅試験直前、試験中
始まる前は、目を閉じ、深呼吸するだけでも少し落ち着くと思います。
慌ててしまいそうなら、「問題を遠くから見よう
この記事に書いてあることをやってください。
試験監督の話にも注意。
特に、いつも友達に訊いている人。

また問題形式に関して、今までの模試と全く同じであるとは限りません。
始まったらまず全体を眺めて確認しましょう。
もし違うものを見つけたらチャンスです。
他の受験生が焦っている間に、
「まあこれくらい予想してましたよ。」
と、余裕をかましましょう。

✅休み時間
終わった試験の話はしないこと。
友達と話すのなら、試験に関係のないことを。
リラックスする方が大事です。
終わった試験の話をされそうになったら、
緊張してるから軽く運動してくると言って走って逃げましょう。

✅1日目終了後
自己採点をしない。さっさと寝る。

健闘を祈る!

問題を遠くから見よう

公開日 2021/01/06

あけましておめでとうございます。
受験生は、正月から冬期講習・自習を行いました。
世の中が休暇ムードの中、皆よくやっていると思います。
誇って良いと思います。
私の誇りです。
ライバルが休んでいる間に練習をすること。
最も差をつけやすい方法の一つですね。

昨日の様子

最後の意地悪かと思うくらいの難易度の模試も終わり、
共通テストまで10日です。
「焦って解けるはずの問題が解けなかった、問題文が頭に入ってこなかった」
と言う声をよく耳にしたので、その対策を書いておきます。
受験生以外は、まだ「時間が足りない」ということは経験していないかもしれませんが、今後の参考にしてください。

焦ると視野が狭くなる

余裕がなくなると、一時的に知能が低下してしまいます。
つまり余裕があれば、より多くのことに気づけます。
残り時間が少なくなり、焦ってしまいそうになったり、
解答に行き詰まったりしたら、

顔をあげてください

そして深呼吸をし、(カンニングが疑われない程度に)周りを見てください。
「今試験を受けてるんだなー」とか、自分を客観視するような言葉を一つ、頭の中に思い浮かべてください。
落ち着いたら目を落とし、問題用紙を眺めます。遠目で
「あ、なんだそういうことか」
と気付けることがあります。
物理的に離れることで、心理的にも観察することができるのです。
人間って面白いですよね。